そのアイデア、現実に変えられる!いしづち編集学校で学ぶ!

  

今年もいしづち編集学校、第3期が開幕!

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※撮影時のみ、マスクを外しています。

「わたし、この地域でこんなことがしたいんです!」
そんな熱い志を持つメンバーが、今年もいしづち編集学校に集まりました!

いしづち編集学校とはソラヤマいしづちが運営する、「いしづちエリア(※)の経済を、地域資源などを活用して活性化させるべく、人に来てもらうための仕掛けをつくる『人』を育てることに特化したプログラム」です。

※いしづちエリアとは、石鎚山を中心とした石鎚山系を有する愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村を指します。

いしづち編集学校は11回の講座から成ります。
オンラインの受講や、現地でのフィールドワークを体験し、修了直前には自分たちの「こうしたい」と考えたプランを皆の前で発表し、実現へ向けて動く…という、実践型のプログラムです。

実際、地域資源を使って商品化したり、自分の農園を使ってママのリフレッシュを促進したり…
「この地域でこんなことをしたい!」を形にしている卒業生もいます。

現在はコロナ禍ということもあり、第3期のいしづち編集学校はZOOMを使用したオンライン講座で8月から開校されています。

未来の協力者かも!?第3期メンバー初の顔合わせ

9月30日、第3期いしづち編集学校はじめての対面授業が開催されるということでその様子をのぞいてみるためにいざ潜入!

この日は他のメディアの方も取材に来られていて、いしづち編集学校の取組についての注目度が高まってきていることをひしひしと感じます!

会場は換気や検温などの感染症対策を万全にしたうえでの開催です。

「ZOOMのオンライン授業で顔を合わせていたけれど…、実際に会ってみると感じが違う!」とメンバーたちは興奮気味。
「はじめまして!」と、休憩時間も惜しむように名刺交換や情報交換が行われていました。

対面でのいしづち編集学校、開幕!

まず初めに、オンラインで顔合わせはしていたものの、対面では初めてということで受講生・スタッフが改めて自己紹介。

トップバッターの泉谷校長は映画やテレビの仕事をしているというエピソードに加え、校長として「みなさんの頭の中のモヤモヤっとしたものを整理するのが僕の役目です」と一言。

つまり、いしづち編集学校は「こうしなさい!」や「こうすれば成功する!」といったカリキュラムではなくて、各受講者の「私はこういうことがしてみたいんだよな。でも現実にならないのは、どうしてだろう?どうすれば、現実になるだろう?」という疑問点や問題点を解消するためのヒントや助言をもらえたり、仲間を増やすことができたりする場なのです。

「私はこんなことをしてみたい!」受講生の目標

受講生は、いしづち編集学校の運営をしている、ソラヤマいしづちの本拠地のある西条市をはじめ、大川村、本川村(いの町)、久万高原町、松山市と広い範囲からの参加です。

「カヌーなどのアクティビティや、観光農園で地域を元気にするには、具体的にどうしたらいいのか分からないので、学びに来ました!」という、既に明確な目標を持つ受講生が多いように感じました。

また今回からは「マスターコース」という、卒業生が参加できるコースが新設され、そこからも2人の受講生が参加。

「自身のプランをよりブラッシュアップするため、頑張ります!」と決意新たに、いしづち編集学校でさらに深く学びます。

待ちに待った、第3期初の対面授業!

対面授業の講師は観光地域づくりマネージャーをされている出尾 宏二(でお こうじ)さん。

ところで、みなさん!
四国の秘境『祖谷(いや)』に、海外からたくさんの観光客が訪れているのをご存じですか?

祖谷は、住民の総数1,300人ほどの小さな集落です。
縁側に柿が干されていたり、人が集まってお餅をついたりする…
そんな昔ながらの暮らしが残る、のんびりとした田舎の村。

そこにどんな価値を見出して、海外の観光客は訪れているのでしょう?

今回は、その仕掛けづくりに携わった立場として秘密を直接聞けるという、非常に貴重なプログラムでした。

世界の桃源郷・祖谷をつくる

講義中「外国の人を呼び込むには語学力が必要なので、ハードルが高いのでは?」と受講生から不安そうな声があがりました。

講師の出尾さんはニッコリと笑って「全く問題なし!」と一言。

祖谷でも最初、地域に住む人々は「海外の方とちゃんと交流が出来るのか?」と否定的な意見もあったそう。

そこで出尾さんは一軒一軒、地域を回り、地域に住むおばあちゃんたちに「いつも通りに過ごして、ニコニコしていてくれたらいい。それだけでお客さんは喜ぶんだ」と説明を重ねていったそうです。

今では、笑顔で太鼓を叩いたり、餅をついたり…
地域の方々も、観光客の対応にすっかり慣れました。

課題は「英語を話せるかどうか」ではなく、「いかに地域を巻き込み、協力を得られるか」。
一緒に何かを成すための「共感づくり」に力を入れる必要性と重要性が、成功の秘訣のようです。

脳みそコネコネ!地域の魅力を短くまとめて!

濃厚な講義の後、さっそく受講者たちが協力し合い「自分たちの地域をPRするワークショップ」を行いました。

付箋に、地域の魅力となるキーワードを書き出し、そこからインスピレーションを受け、旅行者の共感を生むPRを考えるワークショップです。

そのPRを見て、「その地域に訪れる人には何が出来るのか?」という期待感を高めるには?
カテゴリー内で光るものを見極め、分かりやすい言葉で伝えるのは、シンプルだけれど、難しい。

親睦を深めつつ、頭のトレーニングにもなったワークショップだったようです。

成功に向かって、進め!受講生たち!

「成人してから失敗できる場は、貴重ですよ。」
「ココではどんどん挑戦して、どんどん失敗して、より強力な協力者となってください!」そう激励するのは、いしづち編集学校を運営する、ソラヤマいしづちの石川部長。

また、講師の出尾さんも講義中に「Is that really true?(それは本当に正しいか?)
」と言われていました。

失敗もあるだろうし、それが正しいかも、やってみないとわからない。
答えは一つじゃないからね。
答えは、みんなで一緒に考えようよ、創ろうよ!

プログラム終了後に石川部長からこんな話を伺いました。

実は、この日のプログラムはもともと別の日に予定されていたそうです。
しかし、新型コロナの影響でオンラインでの実施も考えていたのですが

、何度も運営スタッフで打ち合わせを重ねて「このプログラムは対面でないと受講生にとって意味がない!」と、日程を変更してまで対面授業にされたとのこと。
運営スタッフのこうした強いこだわりや細かな配慮も非常に感じた一日でした。

今回も、個性的な受講生たちが集まっています。
1月の修了式を迎える時、みなさんはどんな表情をしているのでしょう!?
楽しみでなりません。

■ いしづち編集学校(2021年度の実施内容)
2021年8月5日(木)~2022年1月14日(金)の全11回

※新型コロナウイルス感染症対策のため、一部プログラムはオンライン形式にて実施します。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては開催日時や開催方法が変更となる場合があります。

お問い合わせ先:ソラヤマいしづち 担当 石川
お問い合わせ電場番号:0897-47-6030
メールによるお問い合わせ先:info@sorayamaishizuchi.co.jp
ソラヤマいしづち公式HPはこちら

reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
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