春の花めぐり
蝶々になった気分で、あちらこちら花めぐり
まだまだ寒い冬が続いていますが、少し五感を働かせてみると、どこからともなく春の気配。
一足早くつぼみを開いた花たちが、「春はもうすぐそこ」と教えてくれているよう。
そんな花たちに誘われ、蝶々のように花々をめぐってみるのはいかがですか?
家族や友達と一緒なら、春の花めぐりもきっと素敵な想い出になるはず。
コートにぎゅぎゅっと詰め込んで、カチカチになった身体を開放しに出かけましょう!
春の花といえば…やっぱり菜の花!
昨年9月、『エミフルMASAKI』の玄関口、伊予鉄道郡中線『古泉駅』南側の農地に、四季の花々を愛でることができる新スポット『恋泉畑(こいずみばたけ)』が誕生しました。
昨年の夏は約1万本のひまわりが植えられ、松前町に遊びに来る人をあたたかく出迎えて――のはずが、ちょっとしたハプニングも。
出迎えてくれるはずのひまわりたちが、みーんな駅から背を向けるかたちで育ってしまったのです。
そう、ひまわりは太陽の方を向いて咲く習性がありますからね。
これには農地を管理している松前町役場の人たちも苦笑い。
また「大きく育て」と愛情を込めすぎたのか、子どもたちをすっぽりと覆い隠してしまうほどに成長してしまったのだとか。
新しいスポットならではの試行錯誤エピソードが満載な『恋泉畑』。
「一緒に成長を見守っていきたい」と、ほっこりとした気分にさせてくれる花畑の第2段は“菜の花”に決定!
3月上旬には、約3,000㎡の農地に咲き誇る可愛らしい菜の花の姿が見られるはずです。
松前町には、『出合大橋』で出会い、『恋泉畑』で恋をして、『想い通り』で想い出を作り、『夫婦橋』で夫婦になる。
というロマンティックなストーリーも展開中。
愛媛県内でどんどん知名度をあげていく松前町の新スポット『恋泉畑』の春を見逃さないで。
■恋泉畑
見頃/3月~4月頃
営業時間/常時開放
料金/無料
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県内には“菜の花の名所”もたくさん!
愛媛県内には“菜の花の名所“として知られている場所がいくつかあります。
中でも『レスパスシティ』南側に広がる見奈良の菜の花畑は、毎年話題になるスポット。
3月9日(土)~4月14日(日)の間に開催される『見奈良菜の花まつり』期間中は、15,000㎡の広大な土地に、約200万本の菜の花が揺れ香ります。
その様はまさに“黄色の絨毯”。
それが夕方になると夕日を浴びて“黄金の絨毯”へと変化していくのです。
『レスパスシティ』はショッピング、劇場、温泉、食事、子ども向け巨大室内遊園地などが入った複合商業施設。
楽しい時間を過ごせる場所なので、昼と夜で姿を変える菜の花の素晴らしさを存分に堪能して帰ってくださいね。
■レスパスシティ 見奈良菜の花畑
見頃/3月初旬~4月中旬頃
営業時間/常時開放
料金/無料
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春は菜の花、秋はコスモスが咲く場所として知られている『翠波高原』は、標高892mの場所にあり、瀬戸内海や四国山脈が見渡せる景勝地。
花畑を分け入るように通路が作られているので、まるで菜の花に包まれているかのようなロマンティックなショットを撮ることができます!
洋風の展望台までは約500m。
ちょっとした登山気分を味わいたい人にもピッタリの場所ですよ。
また、4月21日(日)の10時から『菜の花まつり』を開催! 音楽ステージイベントや、四国中央市の特産品販売、うどんやカレーの屋台も出店予定です。
■翠波高原
見頃/4月中旬~5月上旬
営業時間/常時開放
料金/無料
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梅の見頃はもうすぐ!
春が過ぎれば姿を消してしまう菜の花の儚さに対し、梅の木はその土地にどっしりと根を張り、何十年と生き続けます。
まるで忙しない人々の営みを、静かにそっと見守ってくれているかのよう。
伊予郡砥部町にある『七折梅園』も、長い歴史を持つ梅園のひとつ。
1万6,000本の梅の木が山々を彩る様は「圧巻」のひとことです。
「七折梅園は、砥部町の小高い山中にある」と聞いたときは、車の運転に少しの不安を覚えたものの、綺麗に舗装された道をゆっくりと登っていけるので安全で安心。
田畑の隅に、民家の庭にと植えられている梅を見ながらの道中はとても気持ちがよく、つい窓を開けてしまいます。
春の訪れを肌で感じると、心が浮き立ちますね。
植えられている梅はなんと30種!
“色とりどりの梅の花の美しさと心地よい香り、うぐいすのさえずりが告げる春の訪れをお楽しみください”と紹介されている『第29回七折梅まつり』は、2月20日(水)~3月10日(日)の開催。
暖冬の影響なのか、例年より20日ほど早咲きなので、見頃は『七折梅まつり』が始まってすぐ。
「土・日曜は混雑するので平日がおすすめ」とのこと。
ちょうど菜の花も咲き始める頃なので、自然が織りなすコントラストを楽しめますよ。
『七折梅まつり』では期間中、梅の加工品、梅の花、農産物を販売。
目玉は『七折小梅』を使用した商品です。
100年前、砥部町七折地区で見つかったというこの小梅は、品質の高さから「青いダイヤ」と呼ばれ、かなりの高値で取り引きされていた時期も。
もちろん今でも『七折小梅』独特の、小さな種とやわらかな果肉、香りの高さは健在!
梅干しやシロップ、ゼリーが作られ、たくさんの人から愛されているのです。
中でも黄金色の小梅ジャムが人気商品とのこと。見つけたら迷わずGETしたい品です。
『愛媛県立松山南高等学校砥部分校デザイン科』の生徒により編み出され、平成23年にお客さんの投票で生まれた『ななおれ梅組合』のキャラクター・ななうめちゃんもよろしくお願いします♪
■七折梅園
見頃/2月中旬~3月上旬
営業時間/10:00~16:00
料金/一般300円、中学生以下無料(20名以上の団体は250円)
イマナニ「七折梅園」情報はコチラ
イマナニ「第29回 七折梅まつり」情報はコチラ
昨年「第28回 七折梅まつり」特集はコチラ
昨年「第28回 七折梅まつり」体験レポートはコチラ
まだまだある! 梅の里!!
『七折の梅園』と同じく、例年よりも早い梅の見頃を迎えそうな『南楽園』。
全国から選りすぐった銘木や古木が多く、上質な梅の木を楽しむことができます。
特に『しだれ梅』の見事なこと!
優美に枝を垂らした桃色の滝を見ていると、「日本に住んでいてよかった」と思うのです。
また『南楽園』の駐車場で来園者を出迎えてくれる『椿寒桜』も、少し早めに春を呼ぶかも。
毎年2月下旬が見頃の『椿寒桜』は、『伊豫豆比古命神社(椿神社)』に原木があり、1963年に地元の植物研究家によって発見&報告されたという歴史もあるんですよ。
そして3月3日(日)まで『南楽園梅まつり』を行っています。
梅見茶屋での梅茶無料サービスや、2月24日(日)と最終日の13時半より行われる『福餅まき』『梅干しの種飛ばし大会』に参加しつつ、艶やかな梅色に染まる『南楽園』を楽しみましょう。
梅や桜以外にも、水仙、寒椿、サザンカ、ボケなどの花も開花していますよ。
■南楽園
見頃/~2月下旬
営業時間/9:00~17:00
料金/一般310円、小学生~高校生150円
イマナニ「日本庭園 南楽園」情報はコチラ
イマナニ「南楽園梅まつり」情報はコチラ
西条市『市民の森』の梅林園は、20種700本の梅が3月上旬にかけて順次開花。
この『市民の森』はまさに“花めぐり”にぴったりの場所!
梅の木の近くには看板が立てられていて、名前や特徴を勉強しながら散策することができるのです。
また西条市はHPで、梅の開花状況を写真付きで掲載しています。
見頃は2月中旬から下旬とのことですが、遠方から訪れる場合、より詳しい情報を手に入れることができるシステムは嬉しいしありがたいですよね~。
上手に利用してみてくださいね。
「西条市HP 花だより」はコチラ
梅の花は美しいけれど、遊び盛りの子どもにとっては、ちょっぴり物足りない…なんてことも。
そんなときは、弥生時代の暮らしが学べる『考古歴史館』や、大型遊具のある『冒険広場』にも立ち寄ってみてください。
自然とたっぷり触れ合った子どもは車に乗るとすぐに夢の中。
西条市内の夜景を夫婦で楽しみながら、ゆっくりと山を下るのも素敵な時間ですよ。
■市民の森
見頃/~3月中旬
営業時間/6:00~21:00(4~10月は~22:00)
料金/無料
イマナニ「西条市市民の森」情報はコチラ
色とりどりの花と過ごす、大人時間
愛媛県のお隣、香川県にある『レオマリゾート・レオマ花ワールド』には、愛媛県内ではなかなか見られないような素敵なフラワーガーデンがあります。
2月下旬からはプリムラジュリアン、ビオラなどが見頃を迎え、園内を美しく彩っています。
さらに3月16日(土)~4月21日(日)は、中四国最大級!
12万本の『チューリップ祭り』を開催。
色とりどり、個性豊かに咲き誇るチューリップと、亜細亜の復元遺跡が散りばめられた『オリエンタルトリップ』エリアのコラボレーションは、まさに大人のための空間。
チューリップ畑の中を歩くことができるフラワーロードは今春に誕生したばかり。
SNS映えはもちろんのこと、インフルエンサーとして情報を発信したい人にもオススメですよ。
■レオマリゾート・レオマ花ワールド
見頃/チューリップ祭りは~4月21日(日)の予定
営業時間/10:00~16:00(時季により異なる)
料金/ワイド入園料は一般2,100円、3歳~小学生1,600円
イマナニ「レオマリゾート・レオマ花ワールド」情報はコチラ
イマナニ「四国最大級・12万本のチューリップ祭り」情報はコチラ
赤色は愛の告白、ピンクは愛の芽生え、オレンジは照れ屋。
黄色は実らぬ恋、紫は永遠(不滅)の愛、白は失恋。
そして模様入りは疑惑の愛!
こんなにも恋愛にちなんだ花言葉をつけられている花って珍しいですよね。
可憐に見えるけれど、妖しさを秘めている花・チューリップ。
近くでじっくりと観察してみたくなります。
ちなみに菜の花の花言葉は快活、明るさ。
梅は不屈の精神、高潔。紅梅は優美、白梅は気品だそうですよ。
目で花を愛でるもよし! イベントで味覚を味わうもよし! な、春の花めぐり。
素敵な花々との出会いがあれば幸いです。