愛媛で初・冬キャンプ! BRSヒーターアタッチメントの実力はいかに。

  

グルッタ    イマナニ体験レポート

愛媛のキャンプ場で遊ぼう! Vol.36

こんにちは~
永遠の素人キャンパー・グルッタです。

ちょっとご無沙汰してしまった感じですね。
前回、11月・長曽池オートキャンプ場にて寒さって侮れないと体験しました。

そもそも冬キャンプに関して知識が少なすぎたなぁ~と痛感。
それにメチャ寒いのは苦手だし、チャリキャン主体なので重装備は不向き。
自分のキャンプスタイルと冬キャンプは相性が良いとも思えません。
でも冬を知ってこそ一人前のキャンパーだし、その魅力も垣間見たい…。

そんな感じでフニャフニャ迷走していたら、Sさん・Hさんからソログルのお誘いが。
結局、他力本願的ですが挑戦するきっかけを獲得!

本格的にキャンプを始めて2年目最後に初・冬キャンプに。
ステージは、いつものホームグランドである重信川かすみの森公園です。


で、ポイントは対冬キャンプ用の各種装備です。
最近は、薪ストーブや石油ストーブなど暖房器具を使う方が多いですが、僕としてはチャリキャンで頑張りたい。

そうなると軽量は必須で悩んだ末、今回導入したNewアイテムが「BRSヒーターアタッチメント」です。
本家がコールマンから出ていますが、性能差はあまり感じられないことから、1000円程度の安価な中国製にしました。


ご存じの方も多いと思いますが、ヒーターアタッチメントは料理に使っているシングルバーナーの上に乗せて暖房器具へ変身させる道具です。
五徳にハメて着火すれば使用できるお手軽アイテムですね。


僕の愛用シングルバーナーは、イワタニ コンパクトジュニアバーナー。
旧型のケースがオレンジのヤツです。(現在はグリーンケース。)
もう10年は使っていますが、さすが国産。
現役バリバリで値段も手頃、多くの方が使っている定番商品です。

CB缶なので、自宅のカセットコンロと併用できる点も経済的。
コンパクトで火力も十分なので、バーナーはずっとコレで行っています。


但し、バーナーにCB缶直付けなので、ヒーターアタッチメントからの輻射熱が怖い。
そこで、CB缶から熱を防ぐステンレステーブルを用意。
(でも…当日忘れるポカをしてしまうのですが…。)

BRSヒーターアタッチメントについて色々な書き込みは見ますが、僕的には軽いキズなどノー問題。
実用に耐えればOKで、ジュニアバーナーの五徳にも溝がピッタリハマってイイ感じです。




しかも嬉しい誤算が、スタッキングできたこと。

シンデレラフィットとまでは言い切れませんが、Tentockチタンマグカップ750mlの中にコンパクトジュニアバーナーを普段セットしていて、今回その間にギリギリでヒーターアタッチメントがインできました。

蓋をかぶしてカバーケースにスレスレ収まります。
他社商品を組み合わせてコンパクトにまとめるって僕にとって密かな楽しみです。
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完全に重量オーバーで大変なことに。
完全に重量オーバーで大変なことに。 とはいえ、何とか無事に到着。 早速、設営の準備を進めます。 お気に入りのSoomloomパップテント 今回はこの装備で寝床を準備しました。
前振りがかなり長くて恐縮なのですが、寝床の装備についても触れておきます。

テントについては、最近すっかりお気に入りのSoomloomパップテント。
スカート付きで素材がポリコットンであることから保温性は期待できます。
でも、重量5キロオーバーが悩みのタネですが。(従来テントは2.5キロ程度)

床はODグリーンシートのみで、コットの上にあまり防寒性は期待できませんが、一般的なエアマット。
その上に中国製のダウンシェラフ、インナーにフリース生地のよくある組み合わせ。

中国製のダウンシェラフ2.7キロ、パップテント5キロなどキャリキャンには不釣り合いな装備。
コットも2キロ、自転車サイド両バック合わせて8キロ…。
全部搭載したらアンカーくんスタンドが持ち応えられず、ひっくり返りました。

でも、リックサックも10キロ近いし十分重い。
腹を括ってコレで出発!

やっぱり寒さが怖くって装備品が増えてしまいアンバランスな結果に。
まぁ~徐々に経験していけば、もっとシェイプアップできると自分に言い聞かせて重たいペダルを踏み続けます。

目的地に付く前に力尽きるんじゃないかと本気で思いました。
特にリックは負担は大きく感じ、身につけるものは軽めを意識した方が良さそうです。
何事も経験ですね。
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2月とは思えない盛況ぶり。
2月とは思えない盛況ぶり。 じゃぶじゃぶ池も完成時から比べると落ち着いた感じで情緒が出てきました。 公園東側が拡張されて広がっています。 薪を探しに河川敷へ 今回も焚き火が楽しめそうです。

いよいよ冬キャンプ実践です!

かすみの森公園に到着すると、驚くほど大盛況!
三連休最初の日で昼過ぎ2時を回っていたこともあると思いますが、上の歩道まで車ビッチリ。

2月とは思えない気温15度以上の温かい日ではありますが、キャンプ人気ってホントすごいですね。
先に来ていたSさんも仕方なく、北西の場所に決めたそうです。

現地に着いて一通り準備を終わらせると、焚き火のため薪集めに。
基本、現地調達がモットーですので。
でも、かすみの森公園はいつも以上に手入れが行き届いている感じで枝も殆ど落ちていません。

仕方なく河川敷をウロウロしていたら流木をゲット!
常に運次第ですが、今日も何とか焚き火ができそうです。
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あたりは西日で包まれます。
あたりは西日で包まれます。 シルキーポケットボーイが大活躍! 安物ですが、DuraTechフルダンクナイフもバトニングバッチリです。 フェザースティックづくりもまずまず 焚き火の周りに薪を置いて乾かします。
前回から多少知恵も付きまして…。

湿った薪については、焚き火のそばに重ねて置くことで乾燥させ燃焼しやすくします。
でもやっぱり、煙は多めに出てしまいますね。
まだまだ工夫の余地ありです。

そして、いよいよクライマックス。
外気温も2度近くなって、ヒーターアタッチメント登場です。

大小テーブルを組み合わせ、CB缶が熱を持たない配置にして点火!
テント内では一酸化炭素中毒が怖いので、チェッカーも用意し安全第一で進めます。

自宅でのテストでは全開走行にしたのですが、テント内では絞って弱めに使ってみると…。
一人用テントでサイズが小さいこともあると思うのですが、みるみる温度が上がります。

点火時3度だったテント内も、13分ほどで10度に。
16分後に14度、20分後に17度、25分後に20度…。

こんな小さな暖房器具ですが、十分すぎるほどの結果です。

でも、テント天井近くは20度でも地面近くは意外と冷たく温度差がかなりありますね。
これは小型扇風機などで空気を循環させる必要性がありそうです。

その後、火力を抑えて20度を保ちつつ1時間程度楽しみましたが、チェッカーの反応はなし。
気分が悪くなってはいないし、大丈夫だとは思いますが、中国製チェッカーなので多少心配です。
巷では安全性確保の為、2台準備することをよく勧めています。

Youtubeやネットの書き込み等、かなり事前情報を集めたのですが、自分で試さないとやはり分からないものです。
狭いテントで、すぐに一酸化炭素でチェッカーが鳴り続けた話やヒーターアタッチメントを使うとCB缶は燃費が悪くたくさん本数がいるなど…。

ネガテイブな印象もあり半信半疑の気持ちでしたけど、使ってみたら期待以上の性能で大満足。
過信はいけませんが、僕的にはしばらくヒーターアタッチメントで冬キャンプ行ってみたいと思います。
用心して4本もCB缶持ってきましたが、2本程度で大丈夫でした。
(今回、薪も見つかったので料理も含め1本使い切らず。)

但し、感想としてソロテント内の暖房器具としては優秀かと思いますが、熱が上方向に行き過ぎて横への広がりは殆ど期待できません。
なので、屋外使用では近くで手をかざせば温かい程度の役割りしかできないと思います。
それであれば、僕は使い捨てカイロや服装でカバーする選択をしますね。

暖房器具としての万能力は低めなのでその点は工夫が必要です。
春秋あたりで、ちょっと肌寒い日に保険として持っていくのはコンパクトなのでありかと思います。

次回はヒーターアタッチメントの上でマグカップを使ってお湯を沸かしたり料理したり色々試してみたいです。
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夜になってグッと気温が下がりました。
夜になってグッと気温が下がりました。 天気予報とほぼ同じ最低気温です。 一酸化炭素チェッカー初登場! 燃焼度はこのくらいで十分暖かく全開には程遠いです。 テント内20度近くまで上昇しました。
ヒータアタッチメント使用後、就寝については…。
2月ですが、マイナスではないので比較的暖かい日だったと思います。

寝袋も潜り込んだときはお尻のあたりが寒く感じましたが瞬間で、使い捨てカイロや湯たんぽも持参したのですが使用せず。
上はトレーナー・下は暖パンで下着は上下ヒートテックの軽めの組み合わせで熟睡することができました。

中国製ダウンシェラフ(重量2.7キロ/ダウン1.8キロ)もダウンと言うわりには全くコンパクトではありませんが、愛媛県で一般的な平地の冬キャンプなら乗り越えてくれそうです。
5500円で購入したのでコスパ高めに感じますが、中国製ダウンは匂いの当たり外れが大きく博打的要素も含んでいると思います。
僕のもそれなりに独特の匂いがしますが、弱めだったので使用可能でした。

他、かなり寒がりなのですが、快適だったのはフリース生地のインナーが大きな役割りを果たしてくれているような気がします。
イメージ以上の保温効果があったので個人的にはオススメです。

今回1回経験したことで、使用しないアイテムも確認できたので、今後はもっと軽装備で望みたいです。
3月上旬にもう一回、ステップアップ目的に冬キャンプできたらイイな…と思っています。

テント内でヒーターアタッチメント他、暖房器具のご使用は自己責任となります。
火事に注意し、くれぐれも無理はせず一酸化炭素チェッカーを用意し、換気も適切に行なった上で楽しいキャンプライフを送りましょう。

重信川かすみの森公園
開催日/年中無休
開催場所/重信川かすみの森公園(愛媛県東温市上村417番1地先)
駐車場/あり
問い合わせ先/東温市 都市整備課公園係 TEL.089-964-2001
reported by グルッタ