砥部焼が来島海峡SAに集結!「しまなみてらすMarket〜砥部焼出張テント市〜」

  

日常にしっくりなじむ、砥部焼との一期一会を楽しんで♪

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2022年4月29日(金・祝)から5月10日(火)まで、しまなみ海道にある来島海峡サービスエリアにて「しまなみてらすMarket〜砥部焼出張テント市〜」が開催されます。

昨年7月の開催で好評を博し、2度目となる今回はゴールデンウィーク。
初夏の潮風が気持ちいい来島海峡サービスエリアに、砥部焼の窯元が大集結します。

今回は、10日間にわたり、合計16の事業者が自慢の産品を出展する「しまなみてらすMarket〜砥部焼出張テント市〜」の楽しみ方、窯元のみなさんの素顔をご紹介します。

「しまなみてらすMarket」とは?

しまなみ地域の活性化に挑む瀬戸内しまなみリーディングが立ち上げた「しまなみてらす」プロジェクト。

しまなみを照らすことを目的に「しまなみ・愛媛」の商品や企画にスポットを当て、地域住民や観光で訪れた人々の笑顔を生む取り組みを展開しています。

その一環としてスタートした「しまなみてらすMarket」は、生産者の想いと消費者の気持ちを繋げることを目的として始まりました。

今回の砥部焼テント出張市も、作り手の想いと消費者の気持ちを繋げるため、対面販売を実施。
出店される全窯元の作家さんが来場されるので、直接お話ししながらショッピングを楽しめます。

240年の歴史を誇る、「暮らしのうつわ」砥部焼

みなさんは砥部焼を知っていますか?
ぽってりとした白磁の器に、藍色の呉須で描かれた唐草模様…。

愛媛県民の方なら、学生時代に絵付体験などで触れた経験があるのではないでしょうか?

焼き物には、いわゆる鑑賞用の作品を指す美術工芸品と、暮らしの中で用いられる民藝という2つの側面があります。
江戸時代に生まれた砥部焼も、その両面を持ち合わせていますが、240年を超える歴史の中で移り変わってきました。

近年の砥部焼は後者にあたるものが多く、より身近に、暮らしのうつわとして広く使われるようになっています。
昔ながらの伝統を引き継いだ色や模様の砥部焼だけでなく、近年ではセオリーにとらわれない個性豊かな砥部焼も登場。

今回の「砥部焼出張テント市」でも、何代も続く老舗の窯元さんから、新進気鋭の若手窯元さんまで、多彩な砥部焼の窯元さんが出展されます。

ここからは、実際に出店される窯元さんの中からいくつかピックアップ!
砥部焼の魅力やイベントへの意気込みを語ってもらいました。

暮らしのもの、アクセサリーなど身近な砥部焼を創作「工房 釉瑠璃」

陶芸をはじめて約10年、コロナ禍に一念発起し、自身のアトリエをひらいた「工房 釉瑠璃」さん。
「しまなみてらすMarket 」には2年連続の出展です。

ドットが好きという彼女は、その中に模様を入れたり、色で遊んでみたりと、自由な表現で創作活動を楽しんでいます。

「料理が主役なので、その邪魔をしないように。生活にしっくりと溶け込む焼き物づくりを心がけています」と話します。

「若い人たちにも焼き物の多様性を知ってもらいたい」と、食器に限らずヘアゴムやピアス、マグネットなど、幅広いターゲットに響くものづくりに取り組まれています。
今回も、手に取りやすい食器やアクセサリーなどの小物系を中心に出展される予定だそう。

「工房 釉瑠璃」さんの出展は会期中の前期(4月29日〜5月1日)を予定。
「ゆったりとした時間を過ごしてほしい」との想いがこもった一点ものとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょう。

工房釉瑠璃の作品を扱うオンラインストアはこちら
工房釉瑠璃のinstagramはこちら

生活に潤いを、食卓に彩りを「竹山窯」

昭和32年、初代竹山からはじまった「竹山窯」。
今回が初出展の窯元さんです。

現在は三代目竹山の中元栄治さんを主として、ご家族で創作活動を展開されています。

初代竹山から受け継がれた伝統的な山水をはじめ、唐草や音符、ゼブラ柄、青磁、和紙染による草花や鳥など、多彩な染付を手がけており、栄治さん、奥様の淳子さん、そして父親の洋一さんという作り手それぞれのバラエティ豊かな作風が楽しめます。

「生活に潤いを、食卓に彩りを」をコンセプトに、生活に馴染む器づくりをおこなっている竹山窯さんのインスタグラムでは、奥様が砥部焼の楽しみ方をアップしています。

お料理やお菓子を盛ったり、水を張った器にお花を浮かべたり…。
ぜひチェックしてみてくださいね!

「竹山窯」さんの出展は会期中の前期(4月29日〜5月1日)を予定。
有田焼の産地で修業をされた栄治さんの美しい染付や、色絵の具を使用した色彩豊かな淳子さんの器が並びます。

「お客様のニーズに合わせた作品づくりを行なってきましたので、直接お客様とお会いできる今回のイベントを楽しみにしています」と栄治さん。
当日はご夫婦で迎えてくれますよ!

竹山窯のオンラインストアはこちら
竹山窯のinstagramはこちら

ねこちゃん用のフードボウルも好評!「青花窯」

生活食器を中心に、日常使いの器を制作されている「青花窯」。
昨年に引き続き2度目の出展です。

「普段のお気に入りとしてたくさん使ってもらえるよう、できるだけシンプルにつくることを心がけています」と陶工の増田明弘さん。

呉須の濃淡を生かしシンプルに描いたドットやフラワーモチーフなど、飽きのこないデザインに親しみが湧きます。

また、お客様のリクエストに応えて生み出したという猫用フードボウルも大好評!
ご飯を食べやすいように高さを上げるなど、猫ちゃん目線でつくられた逸品なのです。

増田さん自身猫好きであり、愛猫ちゃんも愛用しているそう。
こちらも今回の出展時に用意されるそうなので、お楽しみに!

「しまなみてらすMarketは、東予や県外のお客様にも砥部焼を知っていただける良い機会。今回もいろんなお客様と直接お会いして、手にとってみていただけることを楽しみにしています」と意気込みを語ってくださいました。

「青花窯」さんの出展は会期中の前期(4月29日〜5月1日)と後期(5月6日〜5月8日)を予定しています。

青花窯のinstagramはこちら

2人のタッグで無限大の砥部焼を表現「器屋ひより」

作りの中西九美さんと絵付の矢部沙耶花さん。
2人の作家さんがタッグを組み、2015年に開業した「器屋ひより」。

「それぞれの強みを活かし、お客様の求めるものを」との想いのもと、日々器づくりに励んでらっしゃいます。

使いやすいかたち、ちょうどいい大きさ、食卓になじむ絵柄…。
使う人の目線を持ってつくられた器は、使い勝手の良いものばかり。

特に、お茶碗に関しては、大・中・小・ちびという4パターンを揃えています。
「小さなお子さんや、食の細くなったおじいちゃん、おばあちゃんにもちょうど良いものをと考えてちびが生まれました」。
暮らしのなかで生まれたものだから、使いやすいのも頷けますね。

出展予定は、会期中の中期(5月2日〜5月5日)。
ちょうど子どもの日にあたるということで、兜や鯉のぼりの飾りも登場します!

玄関やリビングなど、ちょっとしたスペースに飾るのにちょうど良い小さめサイズの可愛い置物です。

他にも、初夏にぴったりの涼しげなフリーカップやお得なわけあり品など、手に取りやすいものが揃います。
「器屋ひより」さんの器を通して、日本の四季を楽しんでみてはいかがでしょう。

器屋ひよりのHPはこちら
器屋ひよりのinstagramはこちら

伝統を受け継ぎ、心温まる食卓の器を「江泉窯」

昭和56年に創業し、二代に渡り窯を守っている「江泉窯」。
江泉窯さん独自の藍呉須は、一子相伝のもの。先代の田村俊三さんが調合した深みのある「藍呉須の唐草模様」を継承し、食器を中心に製作されています。

現在は、二代目の倉川正勝さん、良江さんご夫妻と、息子の健一さんの家族で創作活動を展開されており、絵柄も伝統的な唐草模様から花絵、子ども用の可愛らしい絵柄まで揃えています。

今回の出展では、お茶碗や湯呑み、浅鉢、汁椀、平皿、スープボウルなど、日常に取り入れやすい器を種類豊富にご用意される予定だそう。
また、わけあり品もあり、ご家庭用にお得にゲットできるチャンスです。

「『温まる食卓』をモットーに、お客様の作ったお料理を温かく守れるような器を、一つひとつ心を込めてつくっていけたら」というご家族の想いを感じながら、倉川ご夫妻との会話を楽しみながら、器選びを楽しんでくださいね。

「江泉窯」さんの出展は会期中の中期(5月2日〜5月5日)を予定しています。

江泉窯の作品を扱うオンラインストアはこちら

イベントの舞台は来島海峡サービスエリア!

「しまなみてらすMarket〜砥部焼出張テント市〜」が開催されるのは、来島海峡大橋を望む絶景のビューポイント・来島海峡サービスエリア。
愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶしまなみ海道最大級のサービスエリアで、周辺エリアの名産品が揃うスポットです。

今回ご紹介した5窯元以外にもたくさんの魅力的な窯元さんが登場予定ですので、ぜひ出展期間中のスケジュールもチェックして、気になるお店に足を運んでみて下さいね!
出展スケジュールの詳細は、来島海峡サービスエリアのインスタグラムをチェック!
来島海峡サービスエリア 公式Instagramはこちら

愛媛の伝統工芸品でありながら、暮らしのうつわとして親しまれている砥部焼。
ドライブの休憩や旅の道中はもちろん、目的地としても魅力的な来島海峡サービスエリアで、一期一会の出会いを楽しんでみませんか?

■ しまなみてらすMarket〜砥部焼出張テント市〜
開催日時:2022年4月29日(金・祝)〜5月10日(火)10:00〜16:00
※4月22日(金)~5月17日(火)までは店内特設コーナーでも一部商品を販売いたします。
開催場所:来島海峡サービスエリア
問合せ先:来島海峡サービスエリア
TEL:0898-33-8633
イマナニで「しまなみてらすMarket~砥部焼 出張テント市 第2弾~」の情報を見る

■ 来島海峡サービスエリア
住所:愛媛県今治市大浜町3丁目9番68号
TEL:0898-33-8633
来島海峡サービスエリア 公式Instagramはこちら
来島海峡サービスエリア 公式HPはこちら
イマナニで「来島海峡サービスエリア」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 KASAK
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