【みんなあつまれ! 昆虫王国 愛媛/新居浜市】 県歴総合科学博物館に、世界の昆虫が大集合! 【PR】
2023年7/15~9/24開催 みんな大好き!カブト・クワガタに、美麗なチョウや怪しい昆虫たち
愛媛県総合科学博物館では、7月15日(土)~9月24日(日)まで、展示棟1階企画展示室にて特別展『みんなあつまれ!昆虫王国』を開催中です!
ここ地球は、実は100万種以上の昆虫が存在する「昆虫の惑星」。
昆虫は地球に生息する生物の半数以上を占めているので、最大勢力といっても過言ではないでしょう。
今回は、昆虫たちのカッコよさ・力強さ・美麗さ・不思議さが大集合!
見て!触って!遊んで!撮って!見どころ満載な、昆虫の魅力に迫る特別展です。
博物館が開館以来収集してきた標本、旧県立博物館が半世紀にわたり収集し、長らく公開されていない標本や、地元の収集家が集めたチョウのコレクションなど、世界の珍しい昆虫標本も、一挙大公開されていますよ!
教えて! 昆虫博士の大西専門学芸員!
昆虫といえば、この方「大西専門学芸員」!
今回の特別展の見どころや、注目して欲しいポイントなどをお伺いしました。
「そもそも昆虫は多様性に富んでいて、とても面白い生き物なんですよ!」と大西さん。
年に4回ほど新しい個体が生まれている昆虫たち。
およそ30年サイクルで生まれる人間と違い、約120倍のスピードで進化しているそう!
昆虫たちの歴史は、およそ3億年といわれています。
より環境に適した個体が生き残ってきた、面白い「昆虫王国」をごらんあれ!
みんなあつまれ!昆虫王国では、誰でも参加できる「スタンプラリー」を実施中。
入り口で、スタンプラリーの用紙をゲットして中に進みましょう。
それでは昆虫王国の見所ガイド、スタートです!
美麗!虫屋の夢「チョウの王国」
特別展に足を踏み入れ、真っ先に目に入るのは、壁一面のチョウの標本!
ここ『チョウの王国』では、友の会監事を長らく務めた、故・三谷晃良氏が収集した、世界のチョウなど、美しく珍しいチョウの標本「三谷コレクション」がズラリと展示されています。
その数、壁面だけでおよそ100箱!
この「三谷コレクション」は、三谷氏が昆虫採集をはじめた中学時代(1960年頃)から、自ら現地へ赴き、網を振ったり、購入したりして、コツコツと集めたものです。
残念ながら、三谷氏は2023年の4月に亡くなられてしまいましたが、ご家族のご厚意により、展示させてもらっています。
個人でこれほどまでに、チョウに特化して収蔵されている人は、日本でもなかなかいません。
また、このように壁面一面のチョウの展示は、地方では滅多にお目にかかれない珍しい展示方法ですので、この機会にぜひ見ておいてくださいね!
箱の中のチョウは一見、どれも同じように見えますが…
採集された年代と原産をよくご覧ください!
同じ種類のチョウでも、生息している場所で微妙にデザインが違っているのがわかります。
どうして違いが出たのでしょうか?
あれこれと想像しながら鑑賞するのも、面白いですよ。
大人気のモルフォチョウコーナーでは、引き出しの中もご確認くださいね。
世界一大きなガの標本も隠れていますよ!
ところでみなさん、チョウとガの違いはご存じですか?
夜に飛ぶか?昼に飛ぶか?羽を閉じて止まるか?羽を開いて止まるか?
そういった違いはありますが、チョウとガに本質的な違いはなく、実はまとめて「チョウ目(鱗翅目)というグループに分類されているんですって!
強くてカッコいい!「カブト・クワガタの王国」
『カブト・クワガタ』の王国では、最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」をはじめとした、強くてカッコいいカブト・クワガタを展示しています。
カブトムシとクワガタムシの数は、合わせておよそ2,500種類!
わずか5ミリ単位の小さなものから、118ミリの大型種まで、多岐にわたっています。
大西さんのお気に入りは「コーカサスオオカブトムシ」!
三本角の見た目のカッコよさと、気性の荒さは、他のカブトムシと一線を画しているそう。
つまり、戦いに強いカブトムシなのです。
「力も強いんですよ。頭と腹のすき間に指をはさまれると、痛いを超えて血が出ます!」と大西さん。
カブトムシのウィークポイントと思われがちな、頭と腹のすき間すらもコーカサスは強いのだそう!
剃刀並みに鋭くなっており、そこに指を挟まれてしまうと流血するとのこと。
カブトムシやクワガタムシの強さは、個体の大きさと、しがみつく力の強さによって、ほぼ決まるそう。
昆虫は外骨格が硬く、中がスカスカの構造をしています。
そのため、幼虫時代に腐葉土をモリモリと食べて身体を大きくしないと、強い個体にはなれません。
残念ながら、成長してしまってからは、大きくすることが不可能なのです。
しがみつく強さは、手足の大きさや長さに関係するので、長いと有利!
相手にしがみつき、カブトやクワで挟んで投げ飛ばします。
勝ち癖のついた個体はどんどん強くなり、餌場の王として君臨するのですが…
戦い続けると身体に無理がたたり、長くは戦えないそう。
逆に、マダガスカル島に生息する「クロスジヘクソドン」は、羽すら退化し、飛ぶこともできない世界一小さな身体に進化しました。
環境に適応するための様々な進化が見て取れて、昆虫の世界は面白いですね!
角が進化したカブトムシに、上顎が進化したクワガタムシ。
どちらもコガネムシの仲間から、違った進化を遂げました。
カブトムシとクワガタムシの生息地マップを見比べてみると、面白いことに気付くでしょう!
世界的にみると、カブトムシはアジアや南米大陸に多く、クワガタムシは東南アジアに多く分布しています。
アジアは、カブトムシとクワガタムシが共存している激戦区!
反対に、アフリカ大陸にほとんど生息していないのはなぜ…!?
どうしてそのような分布になっているのか、考察しながら見てみてください。
企画展内に、ヒントが隠されていますよ!
そこにいたの!? 「われら怪しい昆虫の王国」
『われら怪しい昆虫の王国』では、葉っぱにそっくりなコノハムシや、目玉模様のフクロウチョウなど、擬態する昆虫を中心に展示しています。
玉虫色の光沢は、人間の目にはとても目立つものですが…
昆虫の天敵であるトカゲや鳥類には、周りの風景に溶け込んで見え、見つかりにくいそう。
蝶などによく見る、黄色の縦縞柄。
野外では案外、目立たないそうですよ!
生きたカブトムシの「さわれる昆虫王国」
『さわれる昆虫王国』には、カブトムシを放し飼いにした虫小屋が登場!
生きたカブトムシたちに触ったり、行動を観察したりする空間です。
カブトムシに触れる部分は、カブトや背中がオススメ。
優しくつまんで、そっと持ち上げてみてください。
地面へ降ろす時も、ゆっくり降ろすのが基本です。
この羽化したての白い昆虫は…実は、ゴキブリ!
展示されているのは、乾燥地帯に生息するトルキスタンゴキブリです。
チャバネゴキブリはツルツルとした面でも垂直に登ることができますが、このゴキブリは登ることができないので、脱走の心配が少ないそう。
ただ、ゴキブリなので羽があるため、飛ぶことは可能です。
主にヘビやトカゲなど爬虫類の餌用として飼育されています。
大人気!カブトムシやクワガタムシの生態展示
みんな大好き、ヘラクレスオオカブトムシや、ゾウカブトムシ、サタンオオカブト、ニジイロクワガタなど、人気の大型カブトムシやクワガタムシの生体も展示されています。
2年振り!再登場「ゲームで挑戦!昆虫王国」
『ゲームで挑戦!昆虫王国』では、昆虫を題材にしたイライラ棒ゲームや早押しゲームがあります。
さて、誰が一番早く達成できるでしょうか??
イライラ棒は、アリの巣に当てないように気を付けながら、慎重に棒を動かしてゴールを目指しましょう!
早押しゲームは、昆虫並のスピードで通り抜ける光を、ヘラクレスオオカブトのマスで止めるという、目押しゲーム。
一度、誰かのプレイを見ておいて、スピードに慣れてから挑戦すると成功しやすいようです。
成功すると、ド派手な音楽とカラフルな電飾で祝ってくれますよ!
筆者のオススメ!オールドコレクションコーナー
筆者のオススメは「オールドコレクションコーナー」。
戦後まもなくから収蔵された、70年以上前の昆虫標本がズラリと並んでいるコーナーです。
それらは主に、15年前、県立博物館の収蔵品を科博が受け取ったもの。
標本虫に食べられず、綺麗な状態で残っているのは珍しく、貴重です。
ぜひご覧になって欲しいのが、約70年前の松山市内で、当たり前に身近にいた昆虫の標本!
人間の120倍のスピードで進化している昆虫ですが、あまり変化がない気がするのは、この昆虫たちがだいぶ完成された形…だからでしょうか!?
これは映える!「昆虫コスプレ王国」
出口にある、子どもたちに人気のスポット「昆虫コスプレ王国」!
カブトムシ、ハチ、チョウの三種類の被り物が用意されています。
縦長のフォルムなので、画角に入りにくいのが難点ですが…
カメラを斜めに構えて撮れば、フレーム内にカッコよく収まりますよ!
昆虫を連れて帰ろう!「ワークショップ」
蝶型のトップと紫外線ビーズを使った、かわいいチャーム「チョウのストラップ」は、8/11(金・祝)~8/15(火)まで開催される、午前・午後各回先着100名限定のワークショップ。
参加費は300円です。
立体的でカッコイイ「段ボールクラフト -昆虫版-」は、7/15(土)~8/6(日)の土・日・祝で開催される、午前・午後各回先着30名のワークショップ。
参加費は500円です。
どれがゲットできるかは、釣ってからのお楽しみ「釣りで昆虫フィギュアをゲット!」は、7/15(土)~9/24(日)の土・日・祝・8/14(月)・15(火)で開催される、午前・午後各回先着70名のワークショップ。
参加費は300円です。
イマナニで「釣りで昆虫フィギュアをゲット!」ワークショップの情報を見る
選ぶ昆虫によって難易度が変わる「昆虫型木製パズル」は、8/19(土)~8/27(日)の土・日・祝で開催される、午前・午後各回先着30名のワークショップ。
参加費は500円です。
プラ板で作った昆虫がシャーレの中で動く「シャカシャカプラ板昆虫キーホルダー」は、9/2(土)~9/24(日)の土・日・祝で開催される、午前・午後各回先着30名のワークショップ。
参加費は400円です。
ワークショップで3つ以上のスタンプを集めて、プレゼントに応募すると、抽選で昆虫の標本がプレゼントされますよ!
ワークショップはどれも、①10:00~12:00(受付11:45まで)、②13:30~15:30(受付15:15まで)の営業で、エントランスホールで受付しています。
お気に入りの昆虫を連れて帰ろう!「ミュージアムショップ」
ミュージアムショップ内には、期間限定の「昆虫王国コーナー」が登場!
企画展で展示されていた昆虫たちをモチーフにしたグッズが、所狭しと飾られています。
筆者のオススメ(for 男の子)は、「下敷き」!
人気のカブトムシとクワガタムシが勢ぞろいした、図鑑としても使える、学べる下敷きです。
値段も390円とお手頃価格。
筆者のオススメ(for 女の子)は、ふわふわの「蝶キーチェーン」です。
特にこの蛾は、世界で一番美しい蛾として人気のニシキツバメガ。
布製で軽く、小さな子どもの荷物にも取りつけやすく、当たっても痛くない素材なので安心です。
価格は1,100 円で、ちょっとしたプレゼントにも最適です。
明日にでも使える、昆虫の雑学が豊富!
7/15(土)~9/24(日)の土・日・祝は、「昆虫展クイズラリー」を開催中!
午前・午後各回先着100名が参加でき、参加費は100円です。
挑戦者には、昆虫プレゼントがありますよ!
時間/①10:00~12:00(受付11:45まで)、②13:30~15:30(受付15:15まで)。
※挑戦には、特別展&常設展チケットが必要です。
7/22(土)~8/6(日)は、特別イベントとして「NHKとびだすデジタル昆虫展AR」も開催中!
また、事前予約制の「みつけろ!王国の秘チョウ」も見逃せない特別イベントです!
こちらは東京大学総合研究博物館の矢後 勝也博士による、昆虫講演会。
78年ぶりに再発見された「秘チョウ・ブータンシボリアゲハ」という珍しいチョウに関する講演会です。
イマナニで「昆虫講演会「みつけろ!王国の秘チョウ」」の情報を見る
さすが3億年の歴史があるだけあって、昆虫の世界は奥深い!
そのカッコ良さや美麗な外見以外にも、昆虫には多くの不思議に溢れています。
この夏、めくるめく昆虫王国へ足を運んでみませんか?
■ 特別展「みんなあつまれ!昆虫王国」
開催期間/2023年7月15日(土)~2023年9月24日(日)
開催時間/9:00~17:30 (入場は17:00まで)
開催場所/愛媛県総合科学博物館
料金/大人(高校生以上)800円、65歳以上700円、小・中学生500円、未就学児は無料
住所/〒792-0060 愛媛県新居浜市大生院2133−2
お問い合わせ/TEL:0897-40-4100
愛媛県総合科学博物館 公式HPはこちら
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