【宇和津彦神社秋祭り 愛媛/宇和島市】 八ツ鹿や牛鬼が練り歩く伝統的なお祭り

  

2023年10/28～29開催 伊達秀宗藩主の城下の由緒ある神社

「宇和津彦神社」は初代宇和島藩主・伊達秀宗の城下で、一の宮と定められた由緒ある神社です。
そこで、恒例の秋祭りが今年も10月28日・29日に開催されます。

「宇和津彦神社」は、第12代景行天皇の御子、南予地域を開拓し治めた國乳別皇子を祀っています。
南予に根付く土地神として1200年以上の歴史を持ち、代々領主の氏神として崇められてきました。
江戸時代には伊達家入部後、伊達10万石の一ノ宮として現在地に建立され、宇和島藩総鎮守ともいえる神社です。

そんな伊達家との繋がりも深い「宇和津彦神社秋祭り」では、西日本では珍しい“八ツ鹿踊り”が奉納されます。

西日本方面では福井県小浜地方と愛媛県南予地方周辺にのみ見られる「八ツ鹿踊り」。
江戸時代初期に宇和島藩主伊達秀宗が宇和島に入部したのを機に、郷里・仙台を懐かしんで伝えられたものだと言われています。

鹿の面を頭につけ、その面から垂れた布で上半身を覆い、太鼓を前に抱えて打ちながら歌い踊ります。

仙台周辺の鹿踊と歌詞やリズム、踊り方など共通点が多く、「回れ回れ水車、遅く回りて、堰に止まるな、堰に止まるな」という歌詞に馴染みのある方も多いかと思います。
現在、宇和津彦神社祭礼では小学生8名が踊る姿から「八ツ鹿踊」と呼ばれ、伝統的な優美な踊りと、子どもらしい可憐な姿がなんとも印象的なので、ぜひ足を運んでみてくださいね！

宇和島ならではの力強い牛鬼も練り歩きます！

宇和島といえば、大きな体に長い首、その上には牛とも鬼ともつかない顔がついた「牛鬼」。
お祭りの花形でもある「牛鬼」はやはり欠かせませんよね。

28日（土）は、10時から神事が行われ、19時から宵宮祭です。
荘厳な雰囲気の中、八ツ鹿踊りや巫女の舞などのお練りが見られますよ。

29日（日）は、午前中から町内を各団体の神輿や牛鬼が練り歩きます。
正午より神輿が出発し、16時頃より南予文化会館前、牛鬼ストリートで御旅所祭（お練りなどの披露）が行われるので、初めて参加する人は必見ですよ！

20時頃には牛鬼と神輿が神社に帰着します。
露店も出店予定なので、伝統的なお祭りの雰囲気を味わってみてくださいね♪

■ 宇和津彦神社秋祭り2023
開催日/2023年10月28日（土）・29日（日）
開催時間/ 【28日】10時から神事、19時から宵宮祭【29日】午前中は神輿渡御。16時頃から御旅所祭・八ツ鹿踊り等のお練り披露
開催場所/宇和津彦神社周辺
住所/愛媛県宇和島市野川新13
お問い合わせ/0895-22-1276（宇和津彦神社）
宇和津彦神社秋祭り 公式HPはこちら