県歴史文化博物館で、愛媛出身のイラストレーターによる特別展 「甦る名城 香川元太郎城郭原画展」 が開催! 【愛媛/西予市】
2023年9/23~11/26開催 美しく精密に描写された城郭原画から、日本の歴史を垣間見よう!
愛媛県歴史文化博物館では、2023年9月23日(土・祝)~11月26日(日)まで、特別展「甦る名城 香川元太郎城郭原画展」を開催!
迷路・かくし絵の絵本作家で知られる、香川元太郎さんが描かれた88点の城郭の復元イラストの原画が展示されています。
北海道から沖縄まで、全国の城郭が地域別に展示されていて、日本内での城郭における地域差を観ることができます。
ちなみに「城郭(じょうかく)」とは、敵の攻撃から城や町を守るための施設や、城の囲いのことです。
防御力強化のため、頑丈に作られるのはもちろんのこと、城主の武力や権力の象徴として、美しく立派に造られてきました。
ところでみなさん!
「お殿様(城主)は、天守閣に住んでいなかった」ということを知っていましたか?
平時は、城内に建てられた本丸や二の丸御殿に家族と住まわれていたそうですよ。
歴史考証イラストの第一人者である香川元太郎さんは、愛媛県出身。
松山東高校を卒業後、武蔵野美術大学に進み、その後、歴史考証のイラストや迷路・かくし絵の絵本を次々と手掛け、城郭の復元イラストを数々の出版物に掲載されています。
日本城郭史学会委員を務め、歴史学の研究成果を踏まえ、専門家とも協力して考証を加えながら、日本の城郭の復元イラストを描かれました。
今年4月には、長年にわたる膨大な戦国時代の山城イラストの制作実績が評価され、日本城郭文化特別賞を受賞された実力者です!
復元イラストの制作過程を大公開!
開催地が愛媛ということで、松山城、今治城、湯築城、能島城、来島城、甘崎城などの所縁ある城は、必見!
松山城、今治城については、復元の時代考証に用いた歴史資料も含めて展示しています。
復元イラストがどのようにつくられるのか、その過程も含めて展示されているので、ぜひチェックしてみてください。
また、中世の伊予の有力領主であった河野氏と、瀬戸内海で活躍した村上海賊のほか、伊予の水軍に関する歴史復元イラストも展示されていますよ!
城郭には、平城・山城・平山城・水城などの種類があり、その地形を存分に生かした城郭が建てられました。
また時代と共に、刀から銃へと、戦い方も変化していき…
攻めにも守りにも強く、かつ機能的で過ごしやすい城郭へと変化していったようです。
そのうち、城は権力を見せつけるシンボルとして、人の目が多く向けられる場所に建てられるようになりました。
遥か昔、我々の住む地域のシンボルであるお城や城下町は、いったいどのような姿だったのでしょう…?
この秋、絵で見る歴史散策をしてみませんか?
■ 特別展「甦る名城 香川元太郎城郭原画展」
開催期間/2023年9月23日(土・祝)~11月26日(日)(休館日/9月25日(月)・10月3日(火)・10月10日(火)・10月16日(月)・10月23日(月)・10月30日(月)・11月7日(火)・11月13日(月)・11月20日(月))
開催時間/9時~17時30分(最終入場は17時まで)
開催場所/愛媛県歴史文化博物館 企画展示室・文書展示室
住所/〒797-8511 愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
お問い合わせ/愛媛県歴史文化博物館
TEL/0894-62-6222 FAX/0894-62-6161
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