【大洲八多喜 祇園まつり 愛媛/大洲市】 今年の縁起・悪病災難除・所願成就・牛馬守護を祈願しに参拝しましょう!
2024年2/10 (土)~2/13(火) 大洲市八多喜町の「祇園神社」で旧正月の1日~4日に開催されるまつり
八多喜のお祇園様として地域の人々から信仰を集めている祇園神社で、旧暦の1月1日から4日に「祇園まつり」が開催されます。
ひと昔前までは愛媛を代表する「椿まつり」と二分する大規模なお祭りでしたが、現在は地元を中心とした地域密着型のまつりとして落ち着いており、祇園おこしや縁起笹の授与が行われるほか、1年間の縁起、悪病除け、牛馬守護などの災難除け祈願に訪れる多くの参拝者で賑わいます。
4年ぶりとなる今年の開催は2月10日(土)・11日(日)・12日(月)・13日(火)の4日間!
期間中はいつでも参拝可能で、まつり最終日には愛媛県指定無形民俗文化財の「藤縄神楽」の奉納や「もちまき」なども行われます。
ぜひ会場に足を運び、1年間の縁起を祈願し、藤縄神楽を楽しんでみませんか。
天慶2年(939年)創建、悪病災難除や所願成就などにご利益が!
祇園神社の創建は、朱雀天皇の天慶2年(939年)、藤原純友の乱の際に、大伴吉良喜が京都の祇園神社から分霊を勧請し、当地に祀ったのが始まりとされています。
その後、大洲藩主の崇敬を受け、歴代藩主が参勤交代の際に海上安全を祈願したと伝えられています。
主祭神は、素盞嗚尊(すさのをのみこと)と奇稲田媛命(くしなだひめのみこと)。素盞嗚尊は、ヤマタノオロチを退治した神様として知られており、厄除けや開運、奇稲田媛命は、素盞嗚尊の妻であり、縁結びや安産のご利益があります。
まつり最大の見どころ「藤縄神楽」
まつり最終日となる2月13日(火)13時頃から、厄払いとして奉納される「藤縄神楽」が行われます。
藤縄神楽とは、大洲市藤縄、柳沢及び田処地区の神楽組により伝習される、採物神楽(とりもの かぐら)です。その起源は不詳ですが、神楽奉納記録によれば、弘化2年(1845年)に、同地区で神職神楽として執り行われたそうです。明治以降になると神職の手から離れ、地域の「神楽師」による伝承へと移行しました。
現在は、愛媛県指定無形民俗文化財に指定されている伝統芸能として、主に大洲市内の30余りの神社のまつり等で、神社拝殿で五穀豊穣や無病息災などを兼ねて演じられています。
「前の口」から「薙刀の舞」までの18演目で構成され、素面または着面で、扇、刀、弓矢などを手に採り、太 鼓・締め太鼓・すり鉦・笛とともに舞われています。
とくに、「悪魔払鬼四天」の演目などでは、鬼と観客のやりとりや迫力ある舞が特徴です。
重要な民俗芸能として一見の価値ありです。
八多喜商工会主催の出店でまつりを盛り上げます
まつりの期間中は、「八多喜商工会」による出店も!
うどんをはじめ、いなり、甘酒など、寒い中参拝した人たちをほっこり温めるメニューが用意されているので、気軽に立ち寄ってくださいね。
■ 大洲八多喜 祇園まつり
開催日/2024年2月10日(土)~13日(火) 雨天決行
開催時間/10:00~16:00 ※9:00~17:00まで車両交通規制
開催場所/祇園神社
開催住所/愛媛県大洲市八多喜町
駐車場/あり
料金/なし
問い合わせ先/大洲市観光協会 (0893-24-2664)