色とりどりの花に心ときめく「恋する庭園」 【愛媛/松山市】

  

フォトジェニック! 恋人の聖地、松山城二之丸史跡庭園で花のイベント開催

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こんにちは、えだまめです。
新年度が始まったと思ったら、あっという間にゴールデンウィーク(GW)! 県内各地で楽しそうなイベントが開催されていますね。

平日しか移動できない私ですが、松山城二之丸史跡庭園の「花のイベント『恋する庭園2024』」に行ってきました!
「和」の庭園でお花のイベント…写真が苦手な私でも、「映える」画像が撮れそう!

そこで今回は、推し活界隈で流行っている「ぬい(ぬいぐるみ)撮り」にもチャレンジしてみました。
(開催期間中に花の入れ替えが行われました。そのため、今回のレポートや画像とは違う花々が彩られていることを、先にお断りしておきます。)

「多聞櫓」から入場。
明治時代の写真や本丸の櫓を参考に復元したもの。

毎日先着100名に桜の入浴剤をプレゼント! 嬉しい!

大きな松山城のジオラマ。
多聞櫓にある展示室で歴史のお勉強。

来園者の書いた熱いメッセージカードも展示されています。

伊予弁をしゃべる自動販売機! ようおいでたなもし~

当日は朝から小雨交じりの天候。
県庁西側の道を進むと専用駐車場と黒門口登城道の入口があります。

一歩入ると、さっきまでの街の賑やかさが嘘のように、うっそうとした新緑の木々と鳥のさえずりが迎えてくれました。
緑の森の中にそびえる大きな石垣に圧倒されながら、いざ庭園へ。

門をくぐると早速、石段に置かれたガラスボウルフラワーが!
こちらは金魚鉢に紫陽花やガーベラ、グリーンなどを活けたもの。
一つ一つ花材や活け方が違うので、つい覗き込んでしまい、なかなか石段が上がれませんでした(笑)

水面に生花を浮かべる花手水(はなちょうず)が飾られていたのは、古い絵図や発掘調査に基づいた間取りの中に水が流れる奥御殿跡流水園。

大ぶりな紫陽花や菊などを枠いっぱいに敷き詰めたもの、大小の円形に整えたものなどがあり、同系色でまとめられた花の環の、自然が生み出す色彩の美しさにうっとりしました。

石段に置かれたガラスボウルフラワー!

花と一緒にオーロラフィルムも。
ガラスボウルならではのアレンジ。

流水園内に飾られた花手水。
お城山の緑と和傘のディスプレイ映えます。

直径1メートルはある、大きな花輪が水面にプカプカ浮かんでいます。

大輪の紫陽花や菊などが同系色でまとめられていて上品&ゴージャス!

目にも鮮やかな新緑と花の競演に思わずキュン! 推し活は難しい!!

「大井戸遺構」近くに設置されていたのは、2年ぶりに復活したという「フラワーベンチ」!
菊やシャクヤク、ランなどの生花をふんだんに使って飾りつけられたゴージャスなベンチを実際に見ると、そのボリュームに思わずテンションアップ。
ベンチに腰かけると背景に花、花、花! これは写真映え間違いなし!

花弁たっぷりのピンク系の花々に囲まれると、恋愛運や美容運がぐ~んと上がりそう!
さらに、ベンチのそばには、まるで結婚式場のようなおしゃれなアレンジが飾られた「フラワーフェンス」も。

フォトジェニックなポイントがたくさん!
さて、そろそろ今回の目的の「ぬい撮り」を…!

むむ? ピントが合わないぞ? こっちは撮れたけど遠近感がおかしい…?
更にMy推しキャラの「アクスタ」の撮影にもチャレンジ…あれ? 表面に光が写り込む…
結局ほとんど撮れ高なし! う~ん、推し活って難しい!!

花で飾られたフラワーベンチとフラワーフェンス。

背もたれまでお花がいっぱい!! 座って自撮りしちゃいました。

写真を撮りたくなるスポットがいっぱい~

クマのぬいぐるみと…うーん、ピントが合わない~~

今回一番うまく撮れたのは、みかんの花との一枚でした。 難しいな。

広い庭園内には何か所か休憩スペースが設けられています。
入場券売り場の側にある展示室には、松山城の模型や江戸時代の参勤交代についてなど歴史を学べる展示の他、「恋人の聖地」のコーナーが。

そう、松山城二之丸史跡庭園は、NPO法人地域活性化支援センターによる「恋人の聖地」に選定されているのです。

これは、大井戸の遺構から日露戦争時のロシア人捕虜の男性と日本人女性看護師の名前が刻まれた金貨が出土したエピソードや、結婚写真の前撮りの人気スポットだからという理由があるそう。

なぜ「恋する庭園」というロマンチックなイベント名なのだろうと思っていたのですが、こういう由来もあったのですね。
イベント用の花以外でも、庭園内の木々や植物の緑がとても美しくて園内を何周もしてしまいました。

ツツジは終わっていましたが、「表御殿跡柑橘・草花園」ではみかんの花のつぼみが付き始めていて、もう少しすると園内でいい香りを楽しめそうです。

大井戸の遺構。
東西18m南北13m、深さは9m! 石段も見えます。

園内には様々な種類の柑橘が植えられています。

謂れを知るとゾッとする「俎(まないた)石」。

立派な石垣の「槻(けやき)門跡」。
城の防衛で重要な役割を果たしていたそう。

江戸時代は正規ルートだった黒門口登城道。
本丸広場へ続きます。

庭園を出た後、最初に見えた石垣に惹かれ、少し登城道を歩いてみました。
園内の建物などは戦後に復元、整備されたものですが、城を守る石垣は江戸時代のまま。

大木が日光を遮る、マイナスイオンたっぷりの自然林を歩いていると、遠くから市内電車の音が聞こえ、え? 私、異世界に転生した? と錯覚するような感覚になりました。

イベント期間中は庭園内の趣のある茶室「聚楽亭」で生け花の展示の他、日替わりで音楽イベント「二之丸演奏会」が開催されます。
緑が映えるGWは色とりどりの花に囲まれ、撮影や音楽を楽しんだ後に、少しだけ足を延ばしてお城山の豊かな自然と歴史ロマンも合わせて感じてみてはいかがでしょう。

あ、私のぬい撮りは、別の場所でもチャレンジしたいと思います。

■ 松山城二之丸史跡庭園 花のイベント「恋する庭園2024」
開催日/4月27日(土)~5月6日(月)9:00~17:00 
開催場所/松山城二之丸史跡庭園
開催住所/愛媛県松山市丸之内5番地
駐車場/あり 31台
料金/大人200円、子ども100円、無料手帳等所持者及びその介護人、松山市在住65歳以上の方、保護者の同伴する5歳以下の方無料
問い合わせ先/二之丸・堀之内管理事務所
電話番号/089-921-2000
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reported by えだまめ
イマナニ体験レポート