夏休み! 愛媛県総合科学博物館に行ってきた 【愛媛/新居浜市】

  

恐竜! 宇宙! 鉱石に動植物も? 理数系が超苦手な大人でも楽しめる

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こんにちは、えだまめです。
今年開館30周年を迎える愛媛県総合科学博物館に行ってきました。

学生時代は理数系がとても苦手だった私。
「科博」には世界最大級のプラネタリウムや、動く恐竜の模型があるということは聞いたことがあったのですが、私は科学とか数学に全く興味が無く、あの頃の勉強の苦しみを思い出してしまいそうで(笑)30年の間、一度も訪れたことがありませんでした。

夏休みなので、小6と小1の子どもたちを連れて行ってみようかと思ったものの、「興味ないから早く帰ろう」とか言わないかな? とちょっと不安。
調べてみると、現在「スリラー博士の恐怖の実験室」という特別展が開催中とのこと。
恐怖の実験? 面白そう! よし、行くぞ!

そんなわけで、子どもたちと今夏2回目の新居浜へGO!

ガラスの円錐形が印象的な建物は黒川紀章氏の設計。

屋外に「文明開化」と掘られた石が。

「ジンメンカメムシ」の顔ハメパネル。
実物の標本もありました。

各フロアの入り口に混雑度のモニターが設置されていました。

順路にしたがってエスカレーターに乗り、4階の「自然館」から見学スタート。
広い室内に鉱物のコーナーやフォトスポット、植物や恐竜など各時代の化石が並んでいますが、やはり目を引くのは中央にあるリアルなティラノサウルスとトリケラトプス!

実物大(世界最大級)とのことで、止まっててもけっこうな迫力です。
時間が来ると突然、二体の恐竜の口や体が動き、グォォォ! と吠え始めました。
小さい子の「怖い~」という泣きべそ声が聞こえる中、頭を振りながら、威嚇するように吠える恐竜。

目や手が細かく動き、口を開けると鋭い牙が見えます。
人形と分かっていても、「動いてかじられたらどうしよう」と思わずにはいられない、迫力満点の展示でした。

トリケラトプスの頭骨の化石(複製)。
角竜類と分類されるそう。

地球の長い歴史とともに展示されている古代生物の化石。

恐竜に食べられちゃう!? 楽しいフォトスポット。

愛媛の植物や昆虫、鳥、魚、哺乳類など標本展示がたくさん。

現在は絶滅したとされているニホンカワウソの剥製。

色々な意味でドキドキ。
夏の特別展「スリラー博士の恐怖の実験室」

3階の「科学技術館」では宇宙工学や光、音や物理法則など内容がグッと「科学」らしくなり、私の理数系苦手センサーが反応し始めました(笑)
とはいえ、こちらには実際に見たり触ったり動かしたりできる展示がたくさんあり、パズルやトリックアートなどは小さい子も夢中になっている様子。

私も数十年ぶりに「滑車の原理」という言葉を目にしながら、娘と定滑車VS動滑車の綱引きをしましたが、「そうか、これも科学(理科)だよね」と難しく考えずに楽しめました。

続く「産業館」では愛媛の工業や伝統産業についての年表や実物大の模型がずらり。
「科学」の博物館という先入観があったので驚きましたが、様々な愛媛の産業についての展示を見ていると、工業都市の新居浜にこの博物館が立地している意味が分かったような気がしました。

素粒子、ニュートリノ、スーパーカミオカンデ…聞いたことある!

電気など「エネルギーとは何か」を解説する大型展示。

滑車の原理。
25kgの重りを楽に引き上げられるのはどっち?

「光の魔法テーブル」。
絶対に触れないみきゃんのぬいぐるみ。

愛媛の産業を紹介する「産業館」には巨大なタオル織機が!

いよいよ特別展の「スリラー博士の恐怖の実験室」へ。
うちわの骨組みで虹を作ったり、色つきの影をスクリーンに映したりと様々な体験コーナーで写真を撮るのも忘れるくらい夢中になって遊んだ後、「恐怖のワームトンネル」へ。

入り口で係員に「スマホは手に持たないでください」と声を掛けられ、「撮影禁止かな?」と思いながら部屋に入ると、カラフルな光のトンネルが…!
「あー、これはバえるから撮る人もいるよね」と思いながら一歩進むと…ぎゃぁぁ! 動く! 怖い!!!

グワングワンと道が揺れ、手すりを持たないと歩けません!
必死になってトンネルを抜けた先に椅子には、大人たちがぐったりして座っていました。

「もう一回行ってくる!」と列に戻った子どもを見送るヨレヨレの私に、「トンネルの道は全く動いていないんですよ、全部錯覚です」と係員が教えてくれました。
これが錯覚…? 嘘でしょ…

下の娘は「ここお化け屋敷? 大丈夫?」ちょっと怯えていました。

まるで魔法の水晶玉? 不思議な「放電球」。

ホログラムのアートは写真が難しい…ぜひ実物を見てください

「スリラー博士の恐怖の実験室」は2024年9月23日まで!

愛媛県総合科学博物館は、理数系が超苦手な私でもとても楽しめる博物館でした。
特に科学技術館の様々な体験コーナーは、学生時代なら数式で頭が痛くなりそうな仕組みを使っているはずなのに、とても面白かったです。

そこから「どうして?」「どうやって?」と興味を持ち、科学(理科)が好きになる子がいるんだろうなと思います。
うちの子が興味深そうに見ていたのは、昆虫や動植物など身近な生き物の標本がたくさん展示されて愛媛の自然についてのコーナー。

ニホンカワウソの剥製や毛皮もあり、「動物園のカワウソと違うの? もういないの?」などと疑問を持った様子でした。
30年間、愛媛の科学(理科)が好きな子どもたちを育ててきた科博。
残念ながら今回、プラネタリウムは終日満席で観られなかったので、次はタイミングが合えばいいなと思います。

■ 特別展「ドキドキ探検ミュージアム スリラー博士の恐怖の実験室」
開催日/2024年7月13日(土)~9月23日(月祝)9:00〜17:30(入室は17:00まで)
開催場所/愛媛県総合科学博物館 企画展示室
開催住所/愛媛県新居浜市大生院2133-2
駐車場/あり 大型8台・普通320台・障害者用4台
料金/特別展のみ 高校生以上:900円 65歳以上:800円 小中学生:600円 乳幼児:無料
特別展+常設展 高校生以上:1200円 65歳以上:900円 小中学生:600円 乳幼児:無料
問い合わせ先/愛媛県総合科学博物館
電話番号/0897-40-4100
メール/kikaku@i-kahaku.jp
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reported by えだまめ
イマナニ体験レポート