古布が織りなす、懐かしさと美しさ。佐田岬の伝統「裂織り」が鬼北に初登場【アエレールきほく「佐田岬 裂織り展」】
古布に命を吹き込む伝統の裂織りとは?鬼北町で初開催!裂織りの魅力に触れる

愛媛県鬼北町で、佐田岬半島に伝わる伝統織物「裂織り」の展示が初めて開催されます。
裂織りとは、使われなくなった布を細く裂いて織り直す、古き良き知恵が詰まった技法。
手織りならではの温かみと、再生された布が生み出す一点ものの美しさが魅力です。
展示を行うのは「佐田岬裂織り保存会」。
日々、文化の継承を目的とした体験イベントや工房運営を行っており、今回はその活動の一端を鬼北町で紹介。
JR近永駅から徒歩2分、入場無料なので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
半島の暮らしを伝える布の記憶。昔の作業着「オリコ」「ツヅレ」を展示
展示の目玉は、今ではほとんど見ることがなくなった「オリコ」や「ツヅレ」と呼ばれる昔の作業着や防寒着。
裂織りで丁寧に織られたこれらの衣服は、佐田岬半島の厳しい自然の中で人々の暮らしを支えてきました。
使い込まれた布の一つひとつには、家族の温もりや生活の知恵がにじみ出ています。
時代の流れとともにその姿を消しつつある貴重な品々を間近で見られる機会は、文化の尊さを改めて感じさせてくれます。
見るだけでなく、その背景にある物語にも思いを馳せてみてください。
駅チカアエレールきほくへGO!
入場無料でアクセスも良好!ぜひ気軽に立ち寄って、佐田岬の手しごと文化に触れてみてください。
次回展示は金婚記念の絵画と着物リメイク
次回は、2025年9月3日から「田縁健一郎・良江 金婚記念 絵画・着物リメイク展」を予定。
地域に根ざした手しごとや創作活動を紹介するアエレールきほくの取り組みは、訪れるたびに新しい発見がありますよ。
- ■アエレールきほく「佐田岬 裂織り展」
- 開催日時/2025年8月14日(木)~8月31日(日)10:00~17:00 ※閉館日:月・火(最終日は16時まで)
- 開催場所/鬼北町展示交流施設アエレールきほく
- 開催住所/ 愛媛県北宇和郡鬼北町大字近永656-2
- 駐車場/あり 3台
- 料金/無料 無料
- お問い合わせ/アエレールきほく
- 電話/0895-45-0208
- URL/アエレールきほく「佐田岬 裂織り展」公式HP
reported by イマナニ編集部 コマナニ