丹下健三の原点・今治で未来のまちづくりを考える【令和7年度 丹下健三顕彰シンポジウム~建築と日本文化/丹下健三に学ぶ未来へ向けたまちづくり~】

  

世界的建築家・丹下健三の足跡を今治で辿る。建築×文化×都市が交わる、唯一無二のシンポジウム

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「世界のタンゲ」と称され、近代日本建築に多大な影響を与えた丹下健三氏。
その偉業を今治の地でたたえる特別なシンポジウムが開かれます。

丹下氏は幼少期を今治で過ごし、多くの代表作をこの地に遺しました。
市内には1950〜90年代の丹下建築が集まっており、その変遷を一都市で辿れるのは世界でも今治だけ。
建築と文化、そしてまちづくりの未来を考える本イベントは、今治から世界へ発信される大きな第一歩となりそうです。

歴史的建造物・今治市公会堂での開催。隈研吾と木村宗慎による豪華クロストーク

今回のシンポジウムの第一部では、建築家・隈研吾氏と茶人・木村宗慎氏による対談「建築と日本文化」が行われます。
隈研吾氏は、2020年東京オリンピックの国立競技場の設計に携わった建築家。
宇和島市出身の木村宗慎氏は、茶道 芳心会の主宰でもある一方で、国内外の建築家やデザイナーなど様々なクリエイターとのコラボレートも多い茶人。
日本の美意識や精神性が建築にどのように息づくのか、二人の視点から深く掘り下げられます。

続く第二部には、丹下健三氏の息子である建築家・丹下憲孝氏や、徳永繁樹今治市長も登壇。
コーディネーターとして、建築家であり丹下健三氏の研究家としても知られる豊川斎赫氏が登壇し、「丹下健三に学ぶ未来へ向けたまちづくり」をテーマに都市と建築について語り合います。

さらに注目すべきは、開催場所そのもの!

シンポジウムの舞台は、丹下健三氏自身が設計した今治市公会堂。
1958年に建てられたこの建物は、今もなお街のシンボルとして愛されています。
歴史的建築の中で、建築の未来について語られるという演出そのものが、訪れる価値のある体験になりそうです。

市内には他にも今治市庁舎や旧今治市民会館など、丹下作品が複数現存しており、イベント参加をきっかけに建築巡りを楽しむのもおすすめです。
視点を変えれば、建築はまちを知る手がかりにもなります。

今治市内各地で開催中の特別展にも足を運ぼう!

シンポジウムに加えて丹下健三氏の作品や足跡をさらに学びたい方には、8/2に開幕した「丹下健三-世界のTANGE-特別展」がオススメ!
この特別展、今治市内の3つの会場で多彩な展示が行われています。
「世界のTANGEビジターセンター」となる今治市民会館では、2.5m×1.7mの巨大な「今治市中心市街地模型」で、丹下氏が考えた都市デザインを体感できます。
今治市玉川近代美術館では、パリで絶賛された「丹下健三と隈研吾」凱旋展を実施中。
今治市河野美術館では、今治市が作成したマンガ「丹下健三~世界のタンゲと呼ばれた建築家~」の原画などを展示しています。
どの展示も観覧料無料です。

詳しくは、【世界のTANGE 特別展】今治で開催!丹下健三の建築展 日程・会場・見どころを徹底ガイドをチェック!

シンポジウムの応募は事前申込が必要!先着900名なので早めにお申し込みを

参加には事前申込が必要です。
建築と文化の交差点を体験したい方は、早めの応募をおすすめします。

公式HPの応募フォーム
・ハガキにて必要事項(氏名、連絡先、何名での参加か)を明記の上、下記宛に申し込み
 宛先:〒790-8510 愛媛県松山市本町1-1-1
    南海放送株式会社イベントプロモーション部
     丹下健三 顕彰シンポジウム 係
・締切:定員になり次第。

  • ■令和7年度 丹下健三顕彰シンポジウム~建築と日本文化/丹下健三に学ぶ未来へ向けたまちづくり~
  • 開催日時/2025年9月13日(土)午前11時開演(開場:10時30分)
  • 開催場所/今治市公会堂
  • 開催住所/愛媛県今治市別宮町1-4-1
  • 駐車場/あり 駐車場台数には限りがあります。できるだけ公共の交通機関をご利用ください。
  • 料金/無料 ※予約制。先着900名
  • お問い合わせ/南海放送株式会社 イベントプロモーション部
  • 電話/089-915-0909(平日10:00~17:00)
  • URL/令和7年度 丹下健三顕彰シンポジウム~建築と日本文化/丹下健三に学ぶ未来へ向けたまちづくり~公式HP
reported by イマナニ編集部 コマナニ
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