【若草幼稚園】遊びが育む人間力。子ども主体の幼稚園。(愛媛/松山市・おでかけレポ)

  

こんにちはしまーごです。
今回はうちの子たちが通っていた「若草幼稚園」をご紹介します。
木々の緑に囲まれた園庭は日陰が多く、猛暑日にもかかわらず屋外でも過ごしやすい「若草幼稚園」。
水遊びする子、走る子、じゃれあう子、ベンチでくつろぐ子、一人ひとりが思い思いに過ごしています。

子どもの成長には遊びが大切

我が子の幼稚園選びって、悩みますよね。
うちは、子どもをのびのびと遊ばせたいと思い、若草幼稚園を選びました。
そして通わせる中で、想像以上に「遊び」が子どもの成長に大切だと実感しました。

せかせかしない、イライラしない、寛いだ雰囲気の園庭

遊びが育む「コミュニケーション力」と「自分で考える力」

若草幼稚園の特徴は、とにかく自由に遊ぶ時間がたくさんあること。
お昼ごはん前と帰る前の集まりの時間以外は、それぞれがやりたいことをします。
隣のクラスで過ごすもよし、園庭に行くもよし、そして誰と過ごしてもオッケー。

ベランダも人気の遊び場

積み木パズルに熱中する子も
「若草幼稚園」の子どもたちは「なにをしようかな?」「誰と遊ぼうかな?」といつも頭はフル回転。
他の遊びをしている子を見て、面白そうだからとそこへ加わったり、大人数で楽しむ遊びがしたくなったら近くの子を誘ってみたり、場所も人も遊びも移り変わりながら、やりたいことを見つけて過ごすのが「若草幼稚園」の日常です。

泡のスポンジをしぼって遊ぶ子
遊びのなかで石鹸や水の不思議、感触などを繰り返し経験し、楽しみながら知的好奇心を満たしています。

鉄琴の順番を待っている子が「そろそろ代って」と声をかけると、鉄琴で遊んでいる子が「もう少ししたい」と答え、子ども同士でやり取りしていました。
遊びの中で、自分の考えを伝えたり、相手の気持ちを考えたり、話し合ったり、時にはけんかをしたりと、人と関わることで自然とコミュニケーション力が育まれていきます。
遊ぶ時間をたっぷりとる理由について、園長の流水元気さんに伺いました。
「学校に通い、社会に出ると、決められた予定に沿って、やらなければならないことをこなす場面が増えていきます。
だからこそ幼児期には、ゆとりある時間の中で『何をしたいか』を自分で考え、決める経験を大切にしています。
そうした日々の積み重ねが、『自分の頭で考えられる人』になるための土台をつくると考えています。」

根気よく時間をかけて作った積み木の大作

子どもには育つ力が備わっている、それを手助けするのが先生。

元気先生は、「子どもは空っぽの器ではなく、生まれながらにたくさんの『生きる力の種』持ち、自ら成長していく力を備えています。
その力を信じ、成長を支えることが私たち先生の役割です」と語ります。

誰でも参加できるように玄関周辺で工作
そして、若草幼稚園の理念の中にある、浄土真宗 親鸞聖人の「そのままのあなたでいい」という教え通り、「若草幼稚園」はありのままの自分でいられる居場所になっています。

園庭にある幼い親鸞聖人の像

子ども扱いしない、ひとりの人として尊重する

若草幼稚園が実践している、子どもたちのやりたい気持ちを大切にする保育はとても手間がかかるといいます。
時間割を決めて一斉に活動する幼稚園に比べて先生の数が多く、この園独自の子どもへの関わり方をしています。

子どもたちの多様な遊びに、先生たちは随時連携しながら対応
そして、先生たちは「子どもを子ども扱いしない」ことを心がけています。
命令口調や子どもに媚びた口調で話す先生はおらず、友達に話しかけるように穏やかに話しかけ、必要な時は根気よくその子が分かるまで説明するそうです。

パカポコで歩く子とその子を見守る先生
先生たちは、一人ひとりをよく観察し、真剣に耳を傾けています。
子どもたちの自分でやりたい気持ちを尊重し、時には口出しや手助けしたい気持ちをぐっとこらえて見守り、信頼関係を築いています。

先生は子どもの知的好奇心のサインを見逃さない!
先生の絶妙なサポートで子どもたちの「おもしろい!」「やってみたい!」はさらに広がり深まっていきます。

みんなで作る楽しさも、意見の違いも体験する園生活

好きなことをして過ごしてばかりで、集団生活はできるようになるの?
と心配になる方もいるのではないでしょうか?
でもご心配なく。
「若草幼稚園」の子どもたちは年長さんになる頃には、人との関わり方もしっかり学んでいるのです。

お昼のテーブルはみんなで協力して準備
元気先生が、年長組での話し合いのエピソードを聞かせてくれました。
「年長になると話し合いで、運動会のダンスの曲目を決めるのですが、多数決で決めないことにしています。
ある年、一人だけがみんながやりたい曲に猛反対。
なかなか決まらない中、『なんでこの曲がいやなん?』と誰かが聞くと、『踊り方わからんからいやなんや』と本音が出て、そうとわかったら女の子たちが嬉々として『教えてあげるから大丈夫!』となり、全員一致で曲が決まったんです。」

運動会のダンスはみんなで決めた曲を踊る
わかり合う嬉しさ、みんなで一緒にする楽しさ、難しさを園生活の中で体験し、小学生へ巣立つ準備をしているのですね。

絵本にふれる日常、育まれる創造力と感性

若草幼稚園が大切にしているもうひとつの柱が「絵本」。
大人が読んでも心躍るような優れた絵本に囲まれて子どもたちは育ちます。

年少さんのクラスの本棚

1階の絵本スペース 子どもたちに愛され続けている名作絵本がずらり!
絵本は直接体験できないことを疑似体験したり、知らない世界や不思議な世界にふれることができ、創造力や集中力が養われます。
そして、芸術作品といえる絵本は子どもたちの感性も育んでいるのです。

クラスの集まりの絵本の読み聞かせ
先生たちは穏やかな声で落ち着いて絵本を読み聞かせます。
敢えて大げさな表現をしないことで、絵本の世界に自然に入り込むことができ、子どもたちは毎日の読み聞かせをとても楽しみにしているそうです。

隠れ家のような2階の絵本コーナー

絵本スペースで寛ぐ子どもたち
絵本を楽しめる環境で過ごしたからか、私の子どもも小学生になった今でも絵本や本が大好きです。

自分のやりたいことができるから、自分を認められる

元気さんは、「何をするか自分で決め、自分のやりたいことができる経験を積み重ねることで、自分自身を認められるようになるし、自分を認められる子は他の人を受け入れることができるようになるのです」とおっしゃいます。

かわいいでしょ!」ストローやハート形の紙で作ったネックレス
子どもは自分が好きなこと、したいことには夢中になりますが、何がしたいかは本人にしかわかりません。
親や先生はそれを見つける手助けをし、没頭できる時間をたっぷり与えてあげれば、子どもは健やかに育つのだと「若草幼稚園」を訪れて再認識しました。
そして、子ども主体の幼稚園に通わせることができてラッキーだったと改めて思いました。
気になる方は是非、見学して若草幼稚園を体感してみて下さい。
ちょっとシャイな園長先生と穏やかな先生方が迎えてくれますよ!

若草幼稚園のアクセス・基本情報

訪れたスポット/若草幼稚園
住所/愛媛県松山市味酒町3丁目5-1
電話番号/089-993-8182

若草幼稚園 公式ホームページ

reported by しまーご
イマナニ体験レポート