愛媛県の夏の花めぐりNAVI

  

花から元気をもらおう!

新型コロナウイルスの影響で外出自粛期間が続き、「気付けば夏になっていた」という方も多いのではないでしょうか?

実は、私自身がそうなのです。
人知れず車内から桜を眺めたり、夕方の公園に咲く春の花を楽しんだりしたものの……毎年楽しみにしている「春の花めぐり」を思う存分楽しむことができず、ちょっと心残り。

それならばいっそ、夏の花を楽しもう! と思い立ち、愛媛県内で夏の花を楽しむことができるスポットを集めてみました。

ソーシャルディスタンスは大切ですが、花との距離は「0」でもOK!
しっとりと雨に濡れたアジサイや、晴天の下で笑うヒマワリたちとの時間を楽しみましょう。

長浜の美しい海と共にラベンダーを愛でる

大洲市長浜にある「肱川あらし展望公園」の隣に開拓した畑では、約800株のラベンダーが咲いています。
花は7月中旬頃まで楽しめますが、6月中旬頃から順番に刈り取り作業をスタートするので、早めに来園したほうが良さそう。

なお、現地に向かう際は「大洲市長浜晴海ふれあいパーク」側から山へ登っていくルートがオススメ。
他の道は狭くて不便なので気を付けてくださいね。

7月中旬頃まで、ラベンダーに関するイベントも開催しています。

花摘み体験をしたあと、ワイン袋大(おおよそ100本程度)のラベンダーを持ち帰ることができる「ラベンダーの花摘みイベント」は、9:00~11:00頃まで実施(約1時間)。
料金は1,500円(税込み)

花摘み体験のあと、ラベンダースティックを作成できる「ラベンダーの花摘みとスティック作り」は、9:00~12:00までの実施(約2時間)。
料金は1,500円(税込み)

どちらも「肱川あらし展望公園」の駐車場を利用。
公共交通機関を利用する方は、「JR伊予長浜駅」まで送迎してくれます。

飲み物、帽子、はさみ(花切り用でなくても可)を持参し、マスクを着用。
定員は各日10人前後かつ天候にも左右されるイベントなので、事前問い合わせと予約は必須となっています。

10月頃には「ラベンダーのポプリ作り」、11月には「ラベンダーのリース作り」も行われる予定なのでお楽しみに!

イベントの問い合わせ先になっている「カフェ クロンタヒルズ」は、長浜の海が一望できます。

自家栽培の野菜や地元の食材を使った料理を楽しむことができるので、ぜひ立ち寄ってみて。
※メインの「ヒルズセット」は予約制なので要注意。
詳細はHPにて
Kuronta hills公式HPはこちら

■ Kuronta hills
住所/大洲市長浜町黒田甲180-2
問い合わせ先/0893-57-6788
定休日/無(カフェは月~金曜)
営業時間/見学自由(カフェは9:00~16:00)
料金/見学無料
見頃/~2020年6月下旬頃
イマナニで「Kuronta hills」の情報を見る
イマナニで「ラベンダーの花摘み&スティック作り」の情報を見る

花菖蒲とアジサイが咲く「稲積癒しの里山」

6月上旬頃から稲積地区の美しい田園風景に、120種類2万株の花菖蒲と250種類のアジサイが咲きます。

うどんやコーヒー、農産物の購入ができる花祭りは中止になりますが、盆地特有の霧に育まれた花菖蒲(3号ポット300円、4鉢で1000円)とアジサイは今年も販売。
初夏を彩る花々を自宅で楽しむのも「あり」ですよね。

癒しの里山の標高は約270mなので、羽織り物を用意しておくと便利。
道中、道幅が狭い場所もありますが、目的地近くには案内看板やのぼりがあるので安心です。

秋には彼岸花が咲くことでも有名なんですよ。

■ 稲積癒しの里山
住所/大洲市稲積443
問い合わせ先/090-7575-1952(岩田)
定休日/無
料金/駐車場300円
見頃/~2020年7月10日頃
イマナニで「稲積癒しの里山」の情報を見る

雨の日の散策も楽しい! 「新宮あじさいの里」

「あじさいの里」には遊歩道があり、色とりどりに咲き誇る約2万株のアジサイの中を散策することができます。
憂鬱な天気が続く日はいっそのこと、家族みんなで梅雨を楽しみに出かけてみてはいかがでしょう。

山の斜面にアジサイが植えられているので、様々な角度から花が楽しめるのもポイント!

茅葺き屋根の休憩所はとても風情があるので撮影にもオススメです。
アジサイは雨との相性がバッチリなので、子どもに雨具を着せての撮影も可愛いですよね~。
SNS映えも狙えますよ。

なお、毎年開催している「新宮あじさい祭り」、モノレールの運行、バザー、ライトアップは残念ながら中止に。
しかし、会員が一丸となって育てたアジサイは例年と変わりなく、見事に咲いているので安心してくださいね。

■ 新宮あじさいの里
住所/四国中央市新宮町上山3322(上山簡易郵便局)付近
問い合わせ先/0896-28-6187(四国中央市役所観光交通課)
定休日/無
料金/無料
見頃/~2020年7月上旬頃
イマナニで「新宮あじさいの里」の情報を見る

2万本のヒマワリが揺れる「希望の森ひまわり畑」

障がい者支援施設「希望の森」が育てている2万本のヒマワリが、8月上旬頃に見頃を迎えます。

広大な敷地の中、すべてのヒマワリが同じ方向を向いて咲いている様子は圧巻。
青い空に向かって大輪の花を咲かせる夏の風物詩を楽しみましょう。

そうそう、ヒマワリの花言葉をご存じですか?
「憧れ」「あなただけを見つめる」と、一途な言葉の意味を持つ花なので、贈り物にもピッタリです。

施設では花苗を販売している時期もあるので、気になる人はHPからお知らせをチェックしてみて。
西予総合福祉会公式HPはこちら

今年は、毎年行われている「ひまわりのカーニバル」は中止になります。
太鼓の演奏や写真コンテスト、バザー、もちまきなどイベントがたくさんあるので来年をお楽しみに。

■ 希望の森ひまわり畑
住所/西予市宇和町小野田1295
問い合わせ先/0894-62-5500(希望の森)
定休日/無
料金/無料
見頃/2020年8月上旬頃
イマナニで「希望の森ひまわり畑」の情報を見る

色のコラボも美しい、「肱川緑地」のヒマワリ

平成7年より「県立大洲農業高等学校」の生徒と季節の花を植えている「肱川緑地」。

春は菜の花、秋はコスモス。
そして夏は1万本のヒマワリが咲く場所として市民から愛されています。

広場付近に架かっている「五郎の赤橋」の赤、山々の緑、空の青、そしてヒマワリの黄といった色のコラボを楽しむ人も多いそう。
カラッと晴れた、良い天気の日に訪れたい場所ですね。

「肱川河川敷」を利用した広大な敷地では、ピクニックやランニングを楽しむことも。
のんびりとした雰囲気なので、周りを気にせず思いっきり遊ぼう!

■ 肱川緑地 畑の前河川敷広場
住所/大洲市五郎
問い合わせ先/0893-24-1719(大洲市役所都市整備課)
定休日/無
料金/無料
見頃/2020年7月下旬~8月上旬
イマナニで「肱川緑地 畑の前河川敷広場」の情報を見る

「市制50年記念公園」の夏はオオオニバスが人気!

「市民の森・フラワーパーク」の名でも親しまれている「市制50年記念公園」は、4月下旬頃から花木で華やかな雰囲気に。
サクラの時期が過ぎるとボタンとツツジ、7月中旬頃からはクチナシやサルスベリ、スイレンが咲きます。

大きな水槽いっぱいに浮かぶオオオニバスは、葉の直径が2メートル近くにもなり迫力満点なのでお見逃しなく。

園内には自然林を散策できる整備された遊歩道も。
ローラーすべり台やネットクライミングなどの遊具もあるので、子ども連れにもオススメです。

■ 市制50年記念公園
住所/今治市山路662-1
問い合わせ先/0898-36-1563(今治市役所公園緑地課)
定休日/無
料金/無料
イマナニで「市制50年記念公園」の情報を見る

日本庭園「南楽園」で美しい夏を満喫

四季折々の花を楽しむことができる「南楽園」。
例年通りであれば、7月上旬は大賀ハス、7月中旬まではアジサイとクチナシ、7月~9月中旬はサルスベリ、8~9月末はフヨウが見頃を迎えます。

どの植物も涼やかで、見ているだけで心が穏やかになる花ばかり。
休憩所や売店もあるので、年齢問わず散策できるのも良いですよね。

もし園内を散策するなら“パワースポットめぐり”も一緒に楽しんでみては?

園内中央にある「幸迎橋」。
12個の擬宝珠(ぎぼし)のうち、一箇所に「出雲大社のお守り」が納められています。

万葉の小道にある「希望の石」は、皆様に幸せが訪れゆたかな夢が叶うよう願いを込めて設置。

海の家にある「鯉のモニュメント」にはそれぞれ、「愛の鯉」「媛の鯉」の名がつけられています。
「愛の鯉」は愛でる心を養えるように、「媛の鯉」は優しい心を養えるように、との願いを込めて作られているんですよ。
台座には、地元「和霊神社」と縁結びの神様として知られる「出雲大社」のお札とお守りが納められているので、恋愛にも効果があるはず!

訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
四国最大規模の庭園で、日本の美しい夏を満喫しましょう。

■ 日本庭園 南楽園
住所/宇和島市津島町近家甲1813
問い合わせ先/0895-32-3344
定休日/無
営業時間/9:00~17:00
料金/一般310円、小学生~高校生150円、65歳以上150円
イマナニで「日本庭園 南楽園」の情報を見る

マナーを守って花めぐりを楽しんで

7つのスポットをご紹介しましたが、気になる場所&花はみつかったでしょうか?

私はさっそく、娘たちとアジサイを見に行く計画を立てました。
こうして外出の計画を立てられるって、本当に幸せなことなのだと改めて実感しています。

皆さんもマナーを守って、夏の花を楽しんでくださいね!

reported by イマナニ編集部 みほ
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