夏休みは小豆島「二十四の瞳映画村」へ行こう
『瀬戸内国際芸術祭2019』も開催!
オリーブが実る癒しの島・小豆島
今年の夏休みはどこへ遊びに行くか、お決まりですか?
愛媛県内も魅力的なイベントは数多くありますが、たまには遠出をしてみませんか?
旅行と言うほどに遠くはないけれど、非日常的な時間が過ごせる…瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島はいかがでしょう。
風光明媚な小豆島は遊びどころも癒しどころも多く、夏休みの思い出づくりにぴったりです。
「小豆島」ってどんな島?
高松港からフェリーで約1時間(到着する港によって異なります)の船旅で行ける小豆島。
瀬戸内海国立公園の中心として美しい自然に恵まれる一方、オシャレな施設やお店も多く、女子旅に人気のスポットです。
ちなみに上の写真は「エンジェルロード(天使の散歩道)」。
干潮時に現れる砂の道を大切な人と手をつないで渡ると、天使が舞い降りてきて願いを叶えてくれるとか。
なんてロマンティック!
温暖な気候を活かしたオリーブの栽培が盛んで、まるで地中海のリゾート旅行気分も味わえそう。
7〜8月はオリーブの実りの時期だから、オリーブ畑を訪ねてみるのもいいですね。
そんな非日常的な風景が広がる小豆島へ遊びに行きたくなってきた(はずの)皆さんに、イマナニいちおしのスポット「二十四の瞳映画村」をご紹介します!
どこか懐かしい名画の世界「二十四の瞳映画村」
映画『二十四の瞳』の舞台となった「二十四の瞳映画村」。
日本映画全盛期の1950年代、ロケに使われたオープンセットが残り、まるで昭和初期へタイムスリップしたようなスポットです。
村内にはアートな空間も多く、インスタ映え間違いナシ!
「二十四の瞳映画村」と言えば「岬の分教場」。
映画に登場した「苗羽尋常小学校田ノ浦分校」の撮影用セットで、懐かしの木造校舎です。
教室から望む海の景色は、映画村スタッフさんたちも「癒されます」と太鼓判!
この時代の昭和を知らなくても「懐かしい」と感じてしまう風景の数々は、田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような、肌の日焼けも気にせず遊びまわった夏休みを思い出させます。
毎日が楽しくて仕方ないのに、夏休みはいつのまにか終わってしまう…ちょっと切なくも、やさしい気持ちになれるかもしれません。
ほかにも見どころはたくさん! 1日では足りないかも
「岬の分教場」をたっぷり楽しんだら、ほかのスポットもめぐりましょう。
醤油蔵を模した建物の2階にある「Book Cafe 書肆海風堂(しょしうみかぜどう)」。
本とコーヒーの香りがほのかに立ち込める、趣のある空間です。
『二十四の瞳』や映画、旅に関する書籍やDVDの鑑賞を、こだわりのコーヒーと一緒にどうぞ。
「Book Cafe 書肆海風堂」は、大石先生を演じた大女優・高峰秀子ギャラリーも併設。
また、1階は昭和30年台の映画館を再現した「ギャラリー松竹座映画館」となっています。
赤い鳥居の向こうにおわすのは、学業成就祈願の「二十四の瞳天満宮」。
知る人ぞ知るパワースポットとして人気が高く、おみくじはシェイクスピアの名言で記されていて文学的です。
思わず撮影したくなる「シネマ・アートウォール」、これはどこにあるでしょう!?
現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭2019』開催!
瀬戸内海に浮かぶ12の島と2つの港を舞台に繰り広げられる「瀬戸内国際芸術祭2019」。
3年に1度開催される現代アートの祭典で、世界各国のアーティストたちによる作品が展示されたり、イベントが開催されたりし、訪れる人も国際色豊かです。
会期は春・夏・秋の3シーズンに分かれ、夏休み期間中となる7月19日(金)〜8月25日(日)は「あつまる夏」を開催。
もちろん、小豆島でもさまざまな作品を展示しており、「二十四の瞳映画村」では2つの作品を楽しめます!
「瀬戸内国際芸術祭2019」についてはコチラ。
sd32 入江早耶「漁師の夢」
展示場所/映画村内 漁師の家
印刷物を消しゴムで消し、立体作品に再創造する“消しカスアーティスト”入江早耶さん。
消しカスが精巧なオブジェに!
何かの「表現」を消して生まれたカスから、別の「表現」を生み出す…ここにも非日常的な「表現」があります。
【動画】瀬戸内国際芸術祭2019 『漁師の夢』入江早耶 30秒ver.
ここでは「漁師は、実は魚コレクターだった」−−『二十四の瞳』に登場する漁師に焦点をあてたサイドストーリーを、入江早耶さんが独自にイメージング。
映画撮影用の古民家・漁師の家に、漁師が夢見た少し奇妙で愛らしい魚の女神像が登場します。
女神さま! これが本当に消しカス!? アメイジング!!
ほかにも仕掛けがいっぱいとのこと。
どんな仕掛けなのか…それは行ってからのお楽しみ♪
「Book Cafe 書肆海風堂」では、入江早耶さんが紙粘土でつくった「魚おみくじ」を販売。
かわいい魚たちのご利益がありそうですね。
こちらもチェックしてみてください!
sd33 清水久和「愛のボラード」
展示場所/映画村駐車場
こちらは巨大なボラード(係船柱:港にある船を係留する杭)。
海からやって来るはずの“何か”に対し、見る人の想像力をかき立てられます。
どんな大きなものでも繋ぎとめられそうな、力強くも無表情な造形美に引き寄せられますね。
【動画】瀬戸内国際芸術祭2019『愛のボラード』清水久和 制作風景
開催期間中、瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞パスポート提示で、二十四の瞳映画村入村料が大人通常790円のところ、500円となります。
「瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞パスポート」についてはコチラ。
新人作家を支援する企画展 Artists Stories『Focus』にも注目!
増田将大「A village of stories 〜物語達の村〜」
展示場所/Gallery KUROgO
「二十四の瞳映画村」では、新人作家を支援する企画展 Artists Stories『Focus』を開催しています。
6月30日(日)まで、シルクスクリーンの手法を用いて作品を制作する増田将大「A village of stories 〜物語達の村〜」を開催中。
【動画】『A village of stories ~物語達の村~』仕上がり 30秒ver.
【動画】『A village of stories ~物語達の村~』刷り 30秒ver.
7月19日(金)からは、小豆島出身のイラストレーター岡田成生「帰還Ⅰ」が登場!
9月30日(月)まで、こちらも注目度バツグンですね!
展示鑑賞は無料(別途、入村料が必要)です。
映画『二十四の瞳』映画公開65周年
(c)1954松竹株式会社
映画だけに留まらない、魅力いっぱいの「二十四の瞳映画村」。
もちろん、映画自体も素晴らしい作品です。
【動画】二十四の瞳ストーリー紹介(紙芝居)
「ギャラリー松竹座」では、木下惠介監督・高峰秀子さん主演の映画『二十四の瞳』を常時上映していますので、ぜひ観てみたいですね。
昭和の映画館の面影が漂うレトロな空間も見ものです。
『二十四の瞳』の映画が公開されたのは、1954(昭和29)年。
映画公開65周年を記念して、入村料が大人通常790円→650円(小学生は380円→320円)になるキャンペーン(オリジナル絵はがきプレゼント付き)を実施中。
ただし、7月31日(水)までなのでお早めに!
おまけ:“給食”をお昼ごはんに
村内の「Cafeシネマ倶楽部」にて、アルマイトの食器が懐かしい「給食セット」を味わえます。
アツアツの甘〜い揚げパンに、先割れスプーンで食べるしゃばしゃばカレースープ、冷凍みかん、二十四の瞳オリジナル牛乳という最強かつ、大人になった今では非日常的な組み合わせ!
「二十四の瞳映画村」には、ほかにも素敵なスポットやイベントがいっぱいです。
公式サイトもチェックして、お出かけを楽しんでくださいね〜。
■二十四の瞳映画村
場所/香川県小豆郡小豆島町田浦
TEL/0879-82-2455
営業時間/年中無休 9:00~17:00
二十四の瞳映画村 公式HPはコチラ。
イマナニで「二十四の瞳映画村」の情報を見る
瀬戸内国際芸術祭2019 夏(あつまる夏)
開催日時/7月19日(金)~8月25日(日)9:00~17:00
「瀬戸内国際芸術祭2019」の情報を見る