土器っとしちゃう?松山市考古館

  

えだまめ    イマナニ体験レポート

まるでタイムカプセル。大人だからこそ行きたい学びの場

こんにちは、えだまめです。
お出かけ日和が続いた5月もあと少し。

そろそろ気になってくるのが…そう、梅雨!
四国地方の梅雨入りの平年値はだいたい6月5日頃だそうです。

私が今回訪れたのは、天候を気にしなくていい「松山市考古館」。
小中学校の校外学習で訪れたことがある、という方も多いのではないでしょうか。

考古館は松山市内で発掘された資料(埋蔵文化財)を展示している施設です。
埋蔵文化財というと難しそうですが、分かりやすく言うと土器や埴輪、石器や金属器などのこと。

「興味ない」「地味すぎない?」など思われるかもしれませんが、大人がふらりと訪ねても、なかなか面白い施設なんですよ。
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外観。家形埴輪のようなデザインに見えるのですが、どうでしょう
外観。家形埴輪のようなデザインに見えるのですが、どうでしょう 高床式倉庫。ちゃんと「ネズミ返し」も再現されています 高床倉庫の隣の小高い丘は復元された古墳です 池をはさんで正面から撮影。野鳥のさえずりに癒される~
今回は、私の個人的な「考古館の5つの推しポイント」をご紹介したいと思います。

ポイントその1、「大連古代蓮」。
「考古館といえば古代蓮」というくらい有名ですよね。
館の玄関前に水槽が置かれていて、入館しなくても見ることができます。

こちらは約1000年前の古代蓮の種子から育成された貴重な蓮で、毎年6月上旬頃から7月末ごろまでが見頃だそうです。
注意したいのは「時間」。

蓮の花は朝6時頃から開き、11時頃にはもう閉じてしまいます。
そして1つの花は3日間ほどしか咲かないとのこと…せっかく行ったのに見られなかった、というのは悲しいですよね。

開花状況は考古館のホームページでチェックできますが、より詳しく知りたい場合は、館に直接問い合わせることも可能だそうですよ。
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玄関前に並んでいるのが、古代蓮の水槽です
玄関前に並んでいるのが、古代蓮の水槽です 今年の開花はいつかな? ロビーにある松山平野の遺跡を教えてくれる機械 館内はわかりやすく展示されています ウマや筒など色々な種類の埴輪があります

本物だからこそ感じられる、古代の松山に暮らした人たちの息吹

その2、「入場料の手ごろさ」。一般100円、高校生以下はなんと無料です。
ロビーにはソファが置かれていて、関連図書が自由に見られるようになっています。

そして目を引くのは大掛かりなクイズコーナー!破片から土器当てるのですが、なかなか面白いですよ。
大きな弥生土器の甕や「謎の石」も展示されていて、「土器って面白そうだな」と思わせてくれます。

その3、「新型コロナ対策がしっかりされている」。入館の際は受付で住所などを記入します。
そして人が触れるところには注意書きとともにアルコールが置かれています。

こういう資料館では見て、触って、聞いて、感じるという体験を通して来館者が学ぶものですが、「触れる」の部分での対策に真剣に取り組まれていることが伝わりました。
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「土器あてクイズ」は2種類
「土器あてクイズ」は2種類 来住廃寺からやってきた大きな「謎の石」 通路に並ぶのは、松山平野で最大級の土器。ド迫力! 時代によって土器の種類が変わる様子も分かります これで狩りをしていたのか…と想像するのも楽しいですね
その4、「松山近郊の資料が多いので身近に感じられる」。
パンフレットによると松山市内には約400ヶ所の遺跡、古墳は800基も発見されているそうです。
こんなにたくさんの古墳や遺跡があるなんて知りませんでした。

展示物で古いものは、なんと約2万年前の旧石器時代の石器。
その他、縄文時代の土器や弥生時代の人面土製品など、教科書で学んだものがたくさん並んでいます。

その5、「ちょっとひんやり、古墳体験」。
松山市北梅本町にある葉佐池(はざいけ)古墳の石室が原寸大で再現されていて、中に入ることができます。

古墳とは…そう、お墓のこと。
実際に発見された副葬品や石棺の展示もあり、とてもリアルなのです。

それまでの「生」の世界から一転、「死」について考えさせられるコーナーです。
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にっこり笑ってる?顔が描かれた分銅形土製品
にっこり笑ってる?顔が描かれた分銅形土製品 愛媛で採れない石材を使った道具。ミステリー! 再編された古墳の石室。石組がリアルで少し怖い… 古代人のアクセサリー。オシャレです。
展示されているのは農具、調理具、狩りの道具、アクセサリーなど、暮らしの中で使われていたものがほとんどです。
素材は石や木だし、単純なつくりですが、色々工夫がされていていました。

遠い昔、私たちが暮らしているこの地で、これらを手にしていた人たちがいるんだな、と想像した時に、何とも言えない感情が湧き上がってきました。
今風に表現すれば「エモい」という感じでしょうか。

考古館があるのは松山総合公園の敷地内。
今回は晴天の下、美しい新緑とウグイスの鳴き声に癒されながら館周辺の散策も楽しめました。
古代蓮の開花時期にも行けたらいいなと思っています。


松山市考古館
開催時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
開催場所/松山市考古館(愛媛県松山市南斎院町乙67‐6)
駐車場/普通100台(松山総合公園第4駐車場)、お体の不自由な方は事前にご連絡ください
料金/常設展 一般100円・65才以上50円・高校生以下は無料・特別展は別途料金が必要
問い合わせ先/松山市考古館 TEL.089-923-8777
URL/http://www.cul-spo.or.jp/koukokan
reported by えだまめ