高知県立美術館で開催中の「佐藤健寿展 奇界／世界」で面白発見！

こんにちは、ルピナスです。
突然ですが、佐藤健寿さんという写真家を知っていますか？

世界中にある奇妙なものや風景を撮っていて、「グレートジャーニー」にもよく出演していた写真家さんなんです。
そんな佐藤健寿さんの写真展が高知県立美術館で開催中ということで帰省した時に行ってきました～。

高知での開催ということで特別に高知の奇界のものの写真なども展示されているとのこと。
もしかしたあの場所もあるのかな～なんて予想しながら訪れてきました。

会場では高知県香美市物部という地域に伝わっている信仰が紹介されていました。
私の高知出身ですが、こんな信仰が伝えられていたなんて知らなくてとても興味を引かれました。

気になって詳しく調べてみると顔を隠した独特の風貌の太夫と呼ばれる信教者が呪文を唱えながら舞うことが特徴で舞神楽は土佐の神楽の一つとして重要無形民族文化財として指定されているそうなんです。
祭りに用いられる仮面なども展示されていて、表情がないように感じられる独特なお面は何とも神秘的。

他にも高知でも有名なあの沢田マンションの写真なども展示されていて「やっぱり～」と予想的中だった奇界にニヤリとしてしまいました。

高知県立美術館では夏休み中開催している「しりあがり寿さんが高知県美にやってくる！」。
入場料が無料だったのでこちらも行ってきました～。

漫画家しりあがり寿さんが江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の作品を現代風にパロディ。

会場内に展示されている絵を見ると何かがおかしい…
凧揚げがドローン飛ばしになっていたり、富士山がゴルフ場になっていたりと見てるだけで楽しくなってしまう絵がたくさん。

北歳が書いたもともとの絵も一緒に展示されているので見比べも出来て、なんだか分かりやすい間違い探しみたいで子供たちも楽しそう。

会場内ではワークショップで開催され、描かれたキャラクターが年中風俗絵巻の中に登場しているアニメが上映されてました。

江戸時代の絵の中にコミカルなキャラクターが登場してそのギャップが面白い。
絵金の描かれた絵に自分が考えた吹き出しを貼り付けれて子供も楽そうに参加。

子供たちがしりあがり寿さんの作品から浮世絵の絵のすごさや良さにも興味を持ってくれたらなんて親心的に都合よく思ってしまいましたが、絵の面白さの方が勝ってしまう世界観。

今回「佐藤健寿展 奇界／世界」だけじゃなく「しりあがり寿さんが高知県美にやってくる！」や他にもシャガールコレクション展など無料で楽しめる展示も色々あり、多様な芸術鑑賞を楽しむことが出来ました。

数十年ぶりに行った高知県立美術館、「そういえば高校の時行った展示会なんだっけな～」なんて思い出に浸ったりしながら変えることが出来ました。

私も普段は愛媛県立美術館に足を運ぶことが多いですが、時には足を運んで遠方の美術館に足を運んで芸術鑑賞なんていかがでしょうか。

佐藤健寿展 奇界／世界
開催日／2022年6月18日（土）～9月11日（日）
開催時間／9:00～17:00（入場16:30まで）
開催場所／高知県立美術館（高知県高知市高須353-2）
駐車場／あり 普通車144台、身障者用2台
料金／あり 一般当日1,200円、大学生850円、高校生以下無料
問い合わせ先／高知県立美術館　TEL.088-866-8000
URL／https://moak.jp/