スリーデーマーチで『瀬戸内しまなみ海道』の魅力発見!

  

世界注目スポットを歩く3日間

1

愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ『瀬戸内しまなみ海道』。
愛媛県民からすると「あるのが当たり前」「本州に渡るための手段のひとつ」という認識の人も多いかもしれません。

しかし、アメリカの大手メディアで『世界7大サイクリングコース』に取り上げられるほど、『瀬戸内しまなみ海道』は世界中から注目を浴びているスポットなのです。

――なんて聞くと、実際に橋を渡り、その魅力を知りたくなりますよね。
10月4日(金)~6日(日)の3日間。
歩いて『瀬戸内しまなみ海道』を渡るイベント『スリーデーマーチ』が行なわれます。

“心と体の健康づくり”“豊かな自然や歴史・文化・人情のふれあい”をめざし開催されているウオーキング大会は、今年で19回目を迎えます。
“19回目”というだけで、人気のあるイベントだということがわかりますが、今年は『瀬戸内しまなみ海道』開通20周年を記念し、さらにパワーアップした内容で開催されるとのこと!

体力に自信のない人や小さな子ども連れの家族、バリバリ歩きたい猛者も満足できる全16コースが用意されているので、どんな人でも参加が可能!
“海の碧”と“空の青”を体感できる素敵なイベントなので、秋の心地よい風と共に、『瀬戸内しまなみ海道』を歩いちゃいましょう。

『スリーデーマーチ』全16コースの中で、オススメはどれ?

全16コースの中から、「今年はどのコースを歩こうか」とワクワクする常連さんがいる反面、初めて参加する人にとっては「コースが多すぎて、どれを選べば良いのかわからない」と悩んでしまいますよね。

…ということで、スリーデーマーチ実行委員会にお邪魔し、オススメコースを尋ねてきましたので参考になさってください!

PDFデータはコチラ(11MB)

メインとなるのは、約80kmを歩く『3日間縦断コース(A-1、A-2、A-3)』ですが、こちらは普段からウオーキングを楽しんでいる健脚の人向け。
とはいえ、1日目は30km、2日目は20km、3日目は30kmなので若いor健康な人なら大丈夫なはず!
もちろん「1日目だけ参加」「2日目から参加」というのも可能なので、これからの愛媛県を担う世代にこそ、ぜひぜひ挑戦してもらいたいコースです。

初心者にオススメなのは、1日目&2日目に開催される『来島海峡大橋コース①(C)&来島海峡大橋コース②(H)』!
歩く距離は約10km(約2時間)、『来島海峡大橋』を歩いて渡ったあとは、『よしうみいきいき館』に立ち寄り、下田水港からフェリーに乗って今治港まで帰ることができます。

行きは『来島海峡大橋』の上からの広大な景色を楽しみ、帰りは海から美しい橋を見上げるという、普段は体験できない特別なコースになっているので、家族みんなで楽しんでください!

なお、1日目に開催される『D』と『E』の事前申込み限定コースは、応募者多数で、すでに締め切っているとのこと。
普段は立ち入ることができない橋の主塔内部や塔頂にあがることができるコースなので、申込みが殺到したよう。

2日目に開催される事前申込み限定『お菓子な今治城コース(I)』は、人数制限がないのでまだ間に合いますが、9月6日(金)が締め切り日になっているので希望者はお早めに。
今治城周辺を約5km歩き、各チェックポイントを見つけて森永製菓のお菓子をGETするという、こちらの可愛らしいコース。

▲大人気キャラクター・キョロちゃんも登場するのでカメラをお忘れなく。

▲5日・今治中央会場、6日・尾道会場には、マラソンとヨットで世界一周に挑戦した風間寛平さんもやってきますよ~。

実際のコースを見てみよう

それでは、実際にどんなコースを歩くのか、『3日間縦断コース』に沿ってご紹介したいと思います。
コースの違いはあれ、歩く道はほぼ同じなので参考になるはず。

そして『瀬戸内しまなみ海道』に架かる橋はどれも素晴らしいものばかりなので、この機会に覚えてみてはいかがでしょうか。
愛媛県民として、ちょっと胸を張れるはずです(笑)。

PDFデータはコチラ(6MB)

まずは『今治市民会館』で受付を済ませ、中央会場『どんどび芝っち広場』に向かいます。
『旧 日吉小学校』が臨時駐車場となっていますが台数には限りがあるので、停められない場合は近辺にある有料駐車場を利用してください。

▲昨年までは『今治城』が中央会場となっていましたが、今年からは『どんどび芝っち広場』に変更となるので気を付けてくださいね。

▲受付を済ませたあとは、ゼッケンに名前や自分が歩く距離、一言メッセージなどを記入します。

▲明るいスタッフに見送られながらいざ出発!
スタッフが全力で楽しんでいるイベントって、絶対に「楽しい」んですよね~。

中央会場を出発し、まずは『来島海峡大橋』を目指します。

▲『来島海峡大橋』は全長4,105m。
瀬戸内海に浮かぶ島々や、海峡を航行する大小様々な船を橋の上から眺めながら、ゆっくりと歩きましょう。

1日のみの参加者のほとんどは、『来島海峡大橋』を渡ったあと、再び中央会場を目指すことになります。

▲ゆるキャラたちが出迎えてくれる中央会場。
スタンプラリーに判を押して貰ったあとは、ずらりと並ぶ出店で色んなグルメを楽しんでくださいね。

さて、『3日間横断コース』に参加している人は大島を縦断し、伯方島へ向かうため『伯方・大島大橋』を渡ります。

▲『伯方・大島大橋』の全長は1,230m。
橋の下に広がる海峡は潮流が激しく、昔の船乗りを苦しめたことでも有名です。
穏やかな海として知られている瀬戸内海では珍しい風景なので、橋の下を覗いてみてくださいね。
村上水軍の本拠地があった『能島』も見えるので要チェック!

▲1日目のゴール地点である伯方島・伯方会場でスタンプラリーに判を押してもらい、宿泊場所へ。
宿泊に関しては、大会参加者用のプランが用意されているので、HPの応募要項から問い合わせてください。
「宿泊プラン・臨時運行バス」の情報を見る

▲『3日間縦断コース』2日目!
伯方会場で体操を行なったあと、ウオーキングスタートです。

▲伯方島から大三島に架かる『大三島橋』は全長328m。
たくさんの橋が集う『瀬戸内しまなみ海道』ですが、アーチ橋は『大三島橋』だけ!
全長が一番短く、とても可愛い橋です。

大三島を歩き、昼食場所である『多々羅しまなみ公園』に到着すると、全長1,480mの『多々羅大橋』がキレイに見えます。
塔から斜めに張ったケーブルはまるで、鳥が羽ばたいているかのよう。
斜張橋は世界でも「美しい」と絶賛されている形状の橋なので、昼食を取りながら堪能してくださいね。

『多々羅大橋』は、主塔近くで手をたたくと音が反響します。
これはウオーキングをしている人にしか体験できないので、“手をたたく”のを忘れずに。

『多々羅大橋』を渡って生口島へ入り、2日目のゴール地点である瀬戸田会場へ向かいます。
スタンプラリーに判を押して貰い、宿泊施設でそれぞれ疲れを癒したあと――、最終日! 3日目のウオーキングスタート!

▲生口島と因島の間に架かる『生口橋』も、見事な斜張橋。
全長790mの橋からは、島の特産物であるミカン&レモン畑や島で暮らす人々の生活を垣間見ることができます。

▲コースの道中、様々な場所で、地元の方から“おせったい”といわれるお持てなしを受けることができます。
コンソメスープやレモンジュース、果物、塩羊羹などなど…、島の特産品を味わうことができることから、参加者の楽しみになっているのだとか。
島での暮らしを尋ねてみるのも面白いかも知れませんね。

▲因島を海沿いに歩いていると、向島へと渡る『因島大橋』が見えてきます。
全長は1,270m。
「人や自転車は橋桁の中を通る」という特徴があり、冒険心がくすぐられること間違いなし!

向島に入ると、ゴール地点・広島県尾道会場はすぐそこ。

渡船で尾道水道を渡り――お疲れさま! ゴールです!!
このときの爽快感と達成感は格別でしょうね~。

ゴール地点・尾道会場からは今治方面へと向かう臨時バス(2,000円)が出ているので、帰りの心配は無用。
臨時バスの時間などもHPで詳しく案内されているので、目を通しておくと安心だと思います。
「宿泊プラン・臨時運行バス」の情報を見る

みんなで参加すれば、より楽しい!

3日間で約5,000人が参加するという『スリーデーマーチ』の開催まで、約1か月。
車や自転車で横断するのとは違った『瀬戸内しまなみ海道』の魅力が発見できるので、友達や家族を誘って、みんなで歩いてみませんか?

■2019年 第19回スリーデーマーチ
主催/瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ実行委員会・今治市・尾道市
開催日/10月4日(金)~6日(日)
時間/時間はコースにより変動
参加費/事前申込は一般2,000円、高校生以下1,000円(※9月6日(金)まで、参加日数問わず)
当日申込は一般1,000円、高校生以下500円(1日ごと)
※今治市・尾道市・上島町在住の中学生以下は無料
※『お菓子な今治城コース』は追加参加費1,000円が必要
受付会場/今治市民会館
住所/今治市別宮町1-4-1
お問い合わせ先/0898-36-1515(今治市イベント交流推進課)
瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ公式HPはこちら

reported by イマナニ編集部 みほ
イマナニ特集