【正岡子規とお笑い ―可笑しみに着目して子規の短歌や俳句を読む― 愛媛/松山市】 子規博特別講座春季子規塾で学ぼう
2024年3月24日開催 子規記念博物館から全国に、正岡子規の魅力を発信!
「松山市立子規記念博物館」では、俳人・正岡子規の作品や資料を展示し紹介している他、様々なイベントが行われています。
今回ご紹介するのは「子規博特別講座春季子規塾」。
子規や文学について、研究者による先端の研究成果を、広く市民が聴講できる機会を増やすために平成17年度より始まった講座です。
年2回開講し、新しい文化や研究成果・研究者を、子規記念博物館から全国に発信しています。
今回の講師は、歌人の枡野浩一氏。
「正岡子規とお笑い ―可笑しみに着目して子規の短歌や俳句を読む―」をテーマに講演を行います。
新しい発見があるかもしれませんね。
子規の世界を新たな目で見つめ直してみませんか?
多彩な才能を持つ歌人・枡野浩一氏と子規を読み解く
今回の講師である枡野浩一氏は、ただの歌人ではありません。
文学の世界だけでなく、お笑い芸人としての活動もされている多才な方です。
そんな枡野氏の視点からは、子規はどのように映るのでしょうか。
枡野氏の講座を通じて、子規の作品の魅力を再発見することができるはずです。
文学とお笑いの融合から生まれる新たな体験を、ぜひお楽しみください。
今回の講演にあたり枡野浩一氏よりコメントを頂いています。
“時空を超えて石川啄木へ手紙を書く、という設定のエッセイ集『石川くん』(2001年初版。2013年にEテレで映像化)を書いたとき、啄木の短歌から滲み出る「可笑しみ」を重点的に紹介しました。
その拙著を読んだ若い文学研究者のかたから、「ぜひ次は子規のことを『正岡くん』という本に書いてほしい」とのリクエストがあったのですが、当時は子規の人間性にまだそこまで強く興味を持てませんでした。
時が流れ、2023年。短歌を広める芸人活動の中で「正岡子規のモノマネ」という演目をやる機会があり、子規関連の本を読み返すうちに、「子規の作品の可笑しみ」に以前より着目できるようになりました。
つまり最近になって「彼」を友達のように感じ始めた初心者ですが、子規に馴染みのないかたも、気軽な気持ちで聞けるようなお話ができたらと思います。
子規に馴染みのあるかたは、私の話を聞いた上で、もっと詳しいことをご存じでしたら、ご教授いただけると幸いです。”(文責/枡野浩一)
■ 講師
枡野浩一氏
1968年東京生まれ。歌人。
昨今は「短歌を本の中だけではなく、劇場や映像の中で輝かせてみたい」という考えにより、お笑い芸人としての活動も続けている。
石川啄木への手紙『石川くん』(集英社文庫)、短歌青春小説『ショートソング』(集英社文庫)、アンソロジー『ドラえもん短歌』(小学館文庫)、pha・佐藤文香との共著『おやすみ短歌 三人が選んで書いた安眠へ誘ってくれる百人一首』(実生社)など著書多数。
高校国語教科書に掲載された代表作を含む集大成『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』(左右社)現在8刷。
日経新聞夕刊、毎週月曜「プロムナード」連載中。2024年4月よりEテレ「NHK短歌」選者。
【申し込みについて】
事前申し込みが必要です。
「 ①氏名、②電話番号、③参加人数」を明記し、メール・FAX・電話または直接「松山市立子規記念博物館」へして申し込んでください。
[締切り]定員になり次第締め切り
[宛先]〒790-0857 松山市道後公園1-30
松山市立子規記念博物館「春季子規塾」係
※駐車場の台数に限りがあります。なるべく公共交通機関を利用しましょう。
■ 正岡子規とお笑い ―可笑しみに着目して子規の短歌や俳句を読む―
開催日時/2024年3月24日(日)14:00~15:30
開催場所/松山市立子規記念博物館 4階講堂
開催住所/愛媛県松山市道後公園1-30
駐車場/あり(10台)
料金/無料 参加無料(事前申し込みが必要)
お問い合わせ/松山市立子規記念博物館(089-931-5566)
松山市立子規記念博物館 公式HPはこちら
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