新駅舎開業目前！ JR松山駅で旅行者気分 【愛媛/松山市】

  

2024年、高架化した新駅舎が開業！ レトロな三角屋根の現駅舎は見納めです

こんにちは、えだまめです。
普段は自家用車でお出かけをする私ですが、先日訪れた新居浜市美術館へは約20年ぶりにJRの特急列車を利用しました。

行きは8600系、帰りは8000系アンパンマン列車に乗車。
設備が充実した8600系の車内の仕様や乗り心地はとても快適で、アンパンマン列車は乗車中ずっとテンションあがりっぱなし(笑)。

JR松山駅に来たのも久しぶりで、みどりの窓口で往復切符を買い、改札を抜けて列車に乗り込み、停車駅を知らせる案内とメロディ音を聞きながらの移動は、車とは違う「旅情」を感じることができました。

今年、高架化して2面4線のホームの「三代目松山駅」の新駅舎が開業し、現在の地上駅のスペースは新たな東口駅前広場として開発がすすめられるそうで、駅周辺は工事の真っ最中。
そこで今回は現在の「二代目松山駅」の様子をレポートしたいと思います。

8600系特急電車のコンセプトは「レトロフューチャー（前世紀の近未来デザイン）」

予讃線を走る「8000系アンパンマン列車」！

自由席でも天井にアンパンマンたちが描かれています。

好きなキャラクターを探すのも楽しい。
みんなの名前を言えるかな？

「宇和海アンパンマン列車」と一列に並ぶレアなタイミングがあります！

３月上旬の平日、せっかくの駅レポートなので、車ではなく一駅となりのJR市坪駅から普通電車に乗って松山駅へGO。

三角の屋根に旧字体の「駅」の字の看板が目を引き、有人改札口が並ぶ様子はとてもレトロな印象。
この駅舎は小説「坊ちゃん」のイメージで2000年に改装されたもの。

２階建ての小ぢんまりとしたこの駅舎に慣れていたので、初めて東京や大阪に行ったときに大変なカルチャーショックを受けました。
逆もまた然りで、当時観光施設に勤めていた私は県外からのお客様から「びっくりした」と言われることがよくありました。

一方で「『坊ちゃん』の街っぽいね」「松山に来た！って感じでいいね」と好意的に言われて嬉しくなった思い出があります。

三角屋根にレトロな書体の「松山駅」。
趣のある駅舎です。

券売機。
交通系ICカードは使えませんがJR四国専用チケットアプリが有ります。

県庁所在地では今や貴重な有人改札。

改札を抜けるとすぐ特急電車が停まる1番乗り場。
アンパンマンのベンチも。

大きなバリィさんがいます。
撮影している人もいました。

愛媛名物入りのうどんにご当地キャラ電車…楽しさ盛りだくさん

松山駅にはみどりの窓口やＪＲ旅行プラザ「ワープ」、土産物を売る「キヨスク」など、ＪＲ駅ならではの施設の他、コンビニや飲食店、２階には百円ショップがあります。

都会の駅に比べてとてもコンパクトで分かりやすい駅ですが、トイレやコインロッカー、待合室などの駅の設備は古く、交通系ＩＣカードが使えない、市内電車のりばまで階段や地下道を通らなければならないなど、いまひとつ不便だという声があるのもわかるような気がしました。

それでも、ＪＲ下灘駅への時刻表が別に用意されていたり、バリィさんやアンパンマンのディスプレイがあったりと、駅を気持ちよく利用しやすいように工夫されているのが伝わります。
特にホームのアンパンマンベンチは四国の鉄道旅行記念の撮影にピッタリ。

そしてなんと構内には駅員さん手づくりの「卒業おめでとうＰＯＰ」が！！
じんわりと心が温かくなりました。

レトロな雰囲気の「みどりの窓口」駅員さんがサクサクと手続きしてくれます。

JR四国が運営する旅行センター「ワープ」松山支店

お菓子やお酒、ご当地グッズなど色々なお土産が買えます。

トイレや待合室は古くて小さい。
新駅舎で期待するポイントですね。

思わずほっこりする駅員さん手書きの「卒業おめでとうPOP」！
うちわもありました！

この日の昼食は観光客の気持ちになって、駅のうどん屋「かけはし」で「じゃこ天鍋焼きうどん」を注文。
松山人ならおなじみのアルミ鍋に入ったあつあつのうどんに、じゃこ天がドーン！と乗っています。

甘めの出汁のまさしく「愛媛のうどん」！そして何よりもじゃこ天が厚みもあり小魚の味がしっかりしていて、お、おいしい～！！
これは観光客がびっくりするんじゃないかな？？

正直言うと「駅うどん」というものを甘くみていたのですが、ランチタイムに通いたい！と思っちゃいました。
その後は喫茶店で休憩し、パンを買って、八幡浜行き下り電車に乗るため2番乗り場へ。

階段を下りた先に待っていたのはでっかい「にゃんよ」の電車！
南予のご当地キャラがたくさん描かれたラッピング電車「おさんぽなんよ号」でした！
きゃーかわいい！ラッキー！と写真撮影。
ウキウキしながら乗車しました（笑）

現駅舎の西側に工事中の新駅舎も見えました。

ホームからも入店できるうどん屋。
隣であげたてじゃこ天を売っています。

「じゃこ天鍋焼きうどん」。
メニューが豊富で迷いました。

にゃんよの顔がドーン！と描かれた「おさんぽなんよ号」

南予のご当地キャラがたくさん。こんなに楽しい電車に乗れてラッキーでした♪

一時間に２本、各駅停車は１本しかないというダイヤのためか、ほぼ満席で定刻に発車。
乗客はスーツケースを持った外国人旅行者が多く、ガイドブックとスマホを見ながらあれこれお話をしていました。

そういえば、前回も外国人旅行者が駅員に色々尋ねている姿を見たっけ…私の普段の暮らしでは縁遠いインバウンドを実感しました。

私は市坪駅で下車。
小さくなる一両編成の電車を見ながら、旅行者さんたちに愛媛でいい思い出をたくさん作ってほしいな、と心から思いました。

通勤や通学、観光などで大勢の人が利用する「愛媛（松山）の顔」のＪＲ松山駅。新しい駅舎になっても「愛媛（松山）ならでは」の良さを持ち続けて、安全運行をしてほしいです。

考えてみれば、電車に一回も乗ったことが無い我が子たち。
春休みにぷち鉄道旅行をしてみようかな、と計画しています。

■ JR松山駅
開催住所/愛媛県松山市南江戸1丁目
駐車場/あり（キスケ駐車場）
問い合わせ先/ JR四国電話案内センター（問い合わせは8：00～20：00）
電話番号/ 0570-00-4592
JR松山駅 公式HPはこちら
イマナニで「JR松山駅」の情報を見る