愛媛県の初詣NAVI

  

令和初の初詣、誰とどこで幸福を願う?

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一年間の感謝を捧げ、新年の無事と幸福を祈願する初詣。
もともとは、家長が大晦日の夜から元日の朝にかけて、その土地の氏神様を祀った神社に泊まり込む『年籠り(としこもり/としごもり)』という習慣から生まれたそうです。

『年籠り』は次第に大晦日の夜に行なわれる『除夜詣』と、元日の朝に行なわれる『元日詣』のふたつに分かれ、『元日詣』が現在の初詣の原形になりました。
現在の初詣は、1月1日から3日にかけて行なうことが一般的ですね。

参拝はもちろんのこと、おみくじをひいて今年の吉凶を占ったり、絵馬に願い事を託したり。
出店も楽しみのひとつかもしれません。

神社によっては様々な行事も行なわれていますので、令和初の初詣、仲の良い友人や家族とともに参拝に訪れてみませんか?
きっと、新年初の幸せな思い出になるはずです。

初詣のマナーや神社と寺院の違いなどは、2019年の初詣を特集した『新年の幸福を願う、初詣』に掲載していますので、そちらも合せてご覧になってくださると嬉しいです。
イマナニで「新年の幸福を願う、初詣」の情報を見る

19万人が参拝に訪れる『愛媛縣護國神社』

愛媛県出身の戦没者や公務殉職者、文化人らを奉斎し、県民畏敬の神社として知られている『愛媛縣護國神社』には、正月三が日で約19万もの人が参拝に訪れます。

▲1月1日(水)の9時からは『新春尺八献奏』。
2日(木)の10時からは『新春献花祭』、午後からは『書き初め』が行われます。
正月らしい雰囲気を味わうことができるので、『愛媛縣護國神社』に行く人は時間を合せてみてはいかがでしょうか。

「神社一番の見どころは?」とお尋ねしたところ、毎年大勢の参拝客が行列を作るスポットを教えてくださいました。

▲境内に飾られているこちらの大絵馬は、松山市出身の墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏による作品です。

茂本氏は世界中でライブペイントを行なっており、2020年東京オリンピックパラリンピックの応援看板が羽田空港に掲げられていることでも有名。
天皇陛下御即位のときは同神社で記念ライブペイントを行ないました。

▲『愛媛縣護國神社』を挟んで、御祭神の加藤嘉明と正岡子規を描いた作品は、平成30年に開設したばかりの祈念史料室『みゆき』に飾られています。

史料室には、平和を祈念し後世に伝えるため、ご遺族などから奉納された遺影・遺品と解説資料を展示しています。
なお12月25日(水)~1月15日(水)までは閉館となっているので気を付けてくださいね。

■祈念史料室『みゆき』
開館時間/9:00~16:00
料金/無料

大絵馬は、12月27日(金)頃から、2020年の干支・子(ね)に変わる予定だそうです。
正月限定で開運大絵馬(2,000円)を頒布していますが、数に限りがあるので、欲しい方はお早めに。

▲『愛媛縣護國神社』には、全6種類のおみくじが並んでいます。
どれにしようか悩んだときは、人気No.1の『願石おみくじ』をどうぞ。

▲おみくじ同様、ずらりと並んだ数々のお守りの中でも、特に人気があるのは可愛いデザインが目をひく『願い叶う』守り。
合格や交通安全、厄除けのお守りを求める方も多いようです。

▲初詣を終えた後は、屋台が100店前後集っている参道へ足を運んでみましょう。
年明け~3日(金)の20時頃まで賑わっているようなので、お祭り気分も味わえますね。

■愛媛縣護國神社
住所/松山市御幸1-476
問い合わせ先/089-925-2353
三が日の営業時間/2020年1月1日(水)0:00~20:00、2日(木)・3日(金)8:00~20:00、以降は8:00~17:00
駐車場/有(200台)
愛媛縣護國神社 公式HPはこちら
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2300年の歴史をもつ『伊豫豆比古命神社(椿神社)』

「椿さん」の呼び名で親しまれている『伊豫豆比古命神社』は、縁起開運・商売繁盛の神様である伊豫豆比古命と伊豫豆比売命を祀っています。
夫婦の神様であることから、縁結びの神様としても有名。
三が日は約15万人もの人が初詣に訪れ、とても華やかな雰囲気です。

1月1日(水)午前0時からは『歳旦祭』として、宮司の新年号報に引き続き神事を執り行い、平和を祈念。
午前2時からは『若水汲みの神事』が行なわれます。
古来より水には“清らかな霊力”が宿るとされており、本年も御祭神が無事にお過ごしできるようにとの意味があるのだそうです。

参拝を終えたら、2019年の元旦から登場した新しい授与品『厄玉祓』(500円)で厄除けをしてみませんか?

▲『厄玉祓』は、自身の身に降りかかったケガレや罪、わざわいを “厄玉”で祓い清めることができます。

“厄玉”を受けたら、『勝軍八幡神社』と『児守神社』の間にある“祓岩”で、まずは一礼。

“厄玉”の穴に息とともにケガレをうつし、「わざわいを清めたまえ」と念じます。
つぎに“厄玉”を“祓岩”に投げつけ、悪しきものを砕き清めます。

最後に一礼し、『勝軍八幡神社』をお詣りしましょう。

“祓岩”の岩が斜めになっているのは、鬼門を向いているからなのだそう。
自身の手で厄を祓えるなんて、絶対に効果があるはず!

厄年の人にもオススメします。

▲最後に、おみくじで今年の吉凶を占ってみましょう。
“こどもおみくじ”は、小さな子どもにもわかりやすい言葉で教訓が綴られています。
どちらのおみくじにも縁起物が入っているので、一年間大切にしてくださいね。

▲1月7日(火)には邪気を祓う『七草がゆ』が振る舞われます。
1月31日(金)~2月2日(日)には、約50万人の参拝客で賑わう『椿まつり』も行なわれるのでお楽しみに。

■伊豫豆比古命神社(椿神社)
住所/松山市居相2-2-1
問い合わせ先/089-956-0321
三が日の営業時間/2020年1月1日(水)0:00~20:00、2日(木)7:00~20:00、以降8:30~17:00
駐車場/有(200台)
伊豫豆比古命神社 公式HPはこちら
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石造りの大鳥居が見事な『和霊神社』

地元民から「和霊さま」と呼ばれ親しまれている『和霊神社』は、漁業を中心に産業の神様として中四国で崇められています。
主祭神は伊達秀宗の家老・山家清兵衛公頼。
領主の悪政により疲弊していた宇和島で租税軽減や産業振興を行い、宇和島藩家老として藩政を支えた人物です。

▲厳粛な雰囲気が漂う入母屋造りの本殿。
1月1日(水)0時からは『舞初』『歳旦祭』『一番神楽』のあと、順次祈願祭が行なわれます。

▲お守りは「あなたの魅力や才能が桜の花の様に開花しますように」との願いが込められている「咲久来守」(1,000円)が人気とのこと。

日本一の大きさといわれている石造りの大鳥居を見たり、神社の前にある『和霊公園』の屋台で食を楽しんだり。
家族や友人と、楽しい新年を迎えられる神社です。

■和霊神社
住所/宇和島市和霊町1451
問い合わせ先/0895-22-0197
三が日の営業時間/2020年1月1日(水)0:00~19:00、2日(木)・3日(金)6:00~19:00
駐車場/有(50台)
和霊神社 宇和島市観光ガイドHPはこちら
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恵比寿神が見守る『大洲神社』

福徳の神・商売繁盛の神・安産の神で有名な『大洲神社』は、『大洲城』の東にある『神楽山』に鎮座し、大洲藩代々の崇敬を集めてきました。
神社まで続く長い階段は見晴らしが良いことでも知られており、映画やテレビなどの撮影でも数多く利用されています。

元旦0時からは『臥龍太鼓』や『浦安の舞』が奉納されるほか、『御神饌米(ごしんせんまい)』がいただけますよ。

▲境内には祭神である恵比須神の石像が佇み、参拝者の幸福を見守っています。

1月9日(木)~11日(土)に行なわれる『十日えびす祭り』には県内外から多くの人が参拝に訪れ、とっても華やか。
縁起神品『福熊手・福升・福俵・福ダルマ・福笹等々』が境内に並びますので、招福を求めて訪れてみては?

■大洲神社
住所/大洲市大洲神楽山417
問い合わせ先/0893-24-3683
三が日の営業時間/2020年1月1日(水)0:00~18:00、2日(木)・3日(金)6:00~20:00
駐車場/有(10台)
大洲神社 公式HPはこちら
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新年の無事を祈願するなら『伊曽乃神社』

1800年以上の歴史をもつ『伊曽乃神社』は、皇祖天照大御神と国土開発の祖神である武国凝別命をお祀りしています。

▲厳かな空気が流れる境内では、1月2日(木)の8時半から西条市無形文化財『田宮流居合術』の奉納、3日(金)の10時からは『荒川獅子舞』の奉納が行われます。
祈祷は1日(水)0時より受け付け開始。

▲お守りは、写真左『清めの雫守り』(800円)と、右『力守り』(800円)が人気。

安産・育児の神様として信仰のある木花開耶姫のブロンズ製御神像を境内に設置し、安産祈願のご祈祷を行っているほか、近年は『ISOの神社』の語呂合わせから、ISO取得・永続の祈願を行っていることでも有名。
通園バッグやランドセルのお祓いも行なっているので、家族みんなで氏神様に入園&入学を奉告し、無事をお祈りしましょう。

■伊曽乃神社
住所/西条市中野甲1649
問い合わせ先/0897-55-2142
三が日の営業時間/2020年1月1日(水)0:00~17:00、2日(木)・3日(金)8:00~17:00
駐車場/有(50台)
伊曽乃神社 公式HPはこちら
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『今治城』内に鎮座する『吹揚神社』

明治5年より、『今治城』内に鎮座している『吹揚神社』は、天守閣の真横にある珍しい神社です。
神社の名前は『今治城』の旧城名から称されているのだとか。

初詣には約5万人が初詣に訪れ、昨年の無事に感謝しこれから1年の幸福を願っています。

なお『今治城』は12月29日(日)から31日(火)まで休館。
1日(水)の9時より開館となるので注意してくださいね。

天守閣前では1時半頃から『寿太鼓』が奉納されます。

1月1日(水)から3日(金)の8時~18時まで、駐車場として『吹揚小学校』を利用することができます。
『吹揚神社』だけでなく、『今治城』へ行く人も利用できるとのこと。
18時以降は施錠をするので、それまでに参拝を済ませてくださいね。

■吹揚神社
住所/今治市通町3-1-3
問い合わせ先/0898-22-0369
三が日の営業時間/授与所は2020年1月1日(水)・2日(木)7:00~18:00、3日(金)8:00~17:00、参拝は終日可能
駐車場/有(吹揚小学校)
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パワースポットとしても有名な大三島の神社『大山祇神社』

瀬戸内海に浮かぶ島・大三島にある『大山祇神社』は、山や海、戦いの神として歴代の朝廷や武将から尊崇を集めました。
初詣には例年2万人を越える参拝客が訪れ、新年の幸福を願う人で賑わっています。

ヘルメットにつける安全のお守りは『瀬戸内しまなみ海道』の聖地巡礼を行なうサイクリストにも人気!

▲境内には国の天然記念物『大山祇神社のクスノキ群』があります。
樹齢2600年の大楠は「見事」のひとこと。
一年間を無事に過ごせるよう、パワーを分けていただきましょう。

▲国宝・重要文化財の指定をうけた甲冑や武具を有する『大山祇神社宝物館』、昭和天皇の海洋研究用採集船を保存している『大三島海事博物館』なども見どころです。

■大山祇神社
住所/今治市大三島町宮浦3327
問い合わせ先/0897-82-0032
三が日の営業時間/2020年1月1日(水)0:00~18:00以降、2日(木)・3日(金)日の出頃~18:00以降
駐車場/有(80台・市営駐車場利用)
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素敵な一年になるよう、願いを込めて

たくさんの人が参拝に訪れ、とっても賑やかな境内。
なのに、どこか厳かな雰囲気が漂っているのを感じると、「日本の正月って良いなぁ」と思います。

神さまからパワーをお借りして、2020年も素敵な年にしましょう!

reported by イマナニ編集部 みほ
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