「生物多様性あそまなびフェス2025」開催!【愛媛/今治市】

  

高校生の挑戦にワクワク!「生物多様性」を学ぶ1日

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ふらっと立ち寄ったイオンモール今治新都市。
きらめきコートに足を踏み入れると、会場はいつもとは違う熱気に包まれていました。大きく掲げられた「生物多様性守りたい!甲子園」という文字に思わず目を奪われ、「これはなんだろう?」と気になって、イベントに参加してみました。

実は私、このイベントで初めて「生物多様性」という言葉の意味をちゃんと知ったのですが、森林や川、海などの自然、そこに住む動物や植物、微生物など…あらゆる命がつながり合って成り立っていることを学んで感動!「生物多様性」ってとても大事なことだったんですね。

 

 


インパクト抜群だったのが、「環境系エンターテイナー」WoWキツネザルさんの基調講演。
マダガスカルに生息するワオキツネザルをモチーフにした個性的な姿で登場し、ユーモアを交えながら分かりやすく解説してくれて、一気に会場を盛り上げていました!「エンターテイメントで地球を救う!」というテーマ通り、楽しみながら学べる時間でした。

 

 


そして特に印象に残ったのがクイズコーナー。
「水道局が水の異常を調べる方法は?」という問いに対して、答えが「水槽に魚を入れて調べる」だったのにはびっくり!さらに「お寿司が2貫で1組」な理由が「小さくて食べやすいから」なんて話もあって、身近な暮らしと生物多様性がつながっていることを改めて実感しました。

 

 


メインイベントの「第9回 生物多様性を守りたい!甲子園」には、県内外から10校の高校、13チームが参加。ハッチョウトンボの保護やビオトープ活動など、どの発表も本格的で、何度も感心しました。

 

 


中でも印象に残ったのは、愛媛大学附属高等学校Aチームの「アオウミガメの骨格標本づくり」の発表。なんと肉を骨から取り除くところから作業しているという話に驚き!完成した標本は学校の生物室に展示して、生徒たち自身で解説もしているそうです。研究が生活に根付いているのが素敵でした。

 

 


他のチームもそれぞれの特色ある研究を堂々と発表。質疑応答では審査員や他校の生徒から次々と質問が飛び交い、しっかりと答える姿に胸が熱くなりました。

 

 


展示スペースには、高校生たちの研究成果がパネルや資料で紹介されていました。
じっくり読み込んで、発表時間だけでは伝わりきらない工夫や思いに触れられるのが魅力。
生徒たちが熱心に説明してくれる姿からも、研究への情熱が伝わってきました。

 

 

さらに会場内では、地域の自然団体によるワークショップも開催!「今治アースランド」「愛媛県栽培資源研究所」「西条自然学校」「えひめ自然保育連盟」の4団体が参加していて、どのブースも親子で楽しめる内容になっていました。


つくろう!みんなの生きものマップ(今治アースランド)

 

 


ちりめんモンスターをさがせ!(愛媛県栽培資源研究所)

 

 


生物標本および生体の展示(西条自然学校)

 

 


木ーホルダーづくり(えひめ自然保育連盟)

 

 


そして嬉しかったのが、県内高校生が手がけた商品が当たる抽選会!アンケートに答えると挑戦でき、どれも高校生らしい発想と工夫が詰まった魅力的な商品ばかりでした。

 

 


高校生の真剣な挑戦や地域の人たちの工夫にふれ、「生物多様性」というテーマがぐっと身近に感じられた1日でした。
生物多様性って難しそう…と思っていたけれど、こんなにワクワクしながら学べるんだ!と新しい発見がありました。
生物多様性をテーマに、学びながら楽しめる工夫がいっぱい詰まったイベント。来年も開催されるならぜひ行ってみたいです!

■ 令和7年度 つなげ! 生物多様性 高校生チャレンジシップ“えひめ生物多様性あそまなびフェス”
開催日/2025年8月23日(土)10:00~17:00
開催場所/イオンモール今治新都市
開催住所/愛媛県今治市にぎわい広場1-1
駐車場/あり
料金/なし
問い合わせ先/㈱エス・ピー・シー
電話番号/089-945-1139

reported by ダンボ
イマナニ体験レポート