ヨガのエクササイズで、心も身体もスッキリ!

  

コロナストレスからの立ち直りを促す、ヨガの世界

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6月に入り、新型コロナウイルスによる自粛要請が徐々に解除されはじめましたが、我々には以前と少し違った日常が訪れました。

一つは、皆がマスクを装着するようになったこと。
一つは、皆が人と人との距離を保つようになったこと。
一つは、自分と向き合う時間が、ほんの少し増えたこと。

人類の歴史からみても、とても珍しい時間の流れの中に身を置いた私たち。

ゆっくりとした時間を強いられ、少し戸惑いもありましたが―…
過ぎ去った日々に目を向けて不満を漏らすより、これからどう生きるかに目を向けた方が有意義に決まっていますよね。

―・・・そう頭で判っていても、なかなか思うように行動できないのが人というもの。

散らかってしまった思考と、錆び付いたこの身体をどうしたらいいのでしょう!?
自粛期間が完全に解除になる前に、何とかして調子を取り戻したいのに!

心と身体のケアにヨガが効く?

そんな時、「ヨガが心と身体の良いエクササイズになる」と聞き、うっすらとヨガに興味を持っていた私。

私のヨガ知識は「どうやら呼吸が大事らしい」「ありえないポーズを行ったりする」という脆弱なものでした。

「どなたか詳しい方にお話を聞いてみたい」と思っておりましたところ、松山市道後公園や公民館などで、親子パートナーヨガを開催される、ヨガの先生がいらっしゃると聞いて、さっそくお話を伺ってまいりました!

そもそもヨガって何?

お話をお伺いしたのは、yoga shala NILA(ヨガ・シャラ・ニーラ)の青砥 奈智(あおと なち)先生です。

ヨガに関わること13年!
全米ヨガライセンスや、日本唯一の全国組織である日本ヨーガ療法学会のヨーガ教師資格を持たれています。
yoga shala NILA(ヨガ・シャラ・ニーラ)公式HPはこちら

さっそくお話を伺いました。

Q:青砥さんが考える、ヨガの魅力について教えてください。

A:身体と心、更に言うと魂も含めた総合的な自分自身への理解を深めることができるのがヨガの魅力です。
また、ヨガには外的評価(他人からの評価)がありません。
自身の内側に意識を向けることを大切にする点も、様々な評価にさらされがちな現代人にとって惹かれる点だと思います。

まずは、今の呼吸を感じて、呼吸に合わせて身体を動かすことから始めます。
自分の手・足がどこにあるのか?どこにいこうとしているのか?
その練習を通して、自分の意識を自分の身体に留め、頭のてっぺんから手や足先まで丁寧に感じられるようになります。

Q:それが心の理解にどうつながるのですか?

A:人の心は常に散漫で次から次へととりとめなく動き続ける。
その様子はまるで落ち着きのない猿のようです。

呼吸と身体に意識を向け、感じ、観察する力は徐々に、自分の心、自分の感情の動きに意識を向け、観察する力になっていきます。

呼吸と身体の密接な関わり

Q:ヨガでは、どうして呼吸が大事なのですか?

A:ヨガ発祥の地はインドのヒマラヤです。
標高が高く、酸素の薄い環境での修行法として発展しました。
ですから心肺機能を高めるための様々な呼吸法が発明されたのです。

深くゆっくりとした呼吸を心掛けましょう。
ヨガの呼吸は吐くことを大切にします。
試しに思いきり吐き切ってみてください。
すると、いっぱい吸うことができるでしょう?
「呼吸」と書くように、まず「呼」、つまり吐いていくことが深い呼吸には不可欠です。

意識的な呼吸は、心肺機能を高め、内臓のマッサージにもなり、血行改善、自律神経も整ってきます。
しかし無理は禁物です。
経験ある先生の元で練習しましょう。

気持ちと身体の密接な関わり

Q:ヨガを行うことが、心の安定にプラスに働くのはなぜでしょうか?

A:出来不出来の評価が無い世界で自分の身体と心に深くつながり、理解していくことは、その人に本質的な安心、安定の感覚をもたらします。

Q:物事を把握して、頭と心の整理がしやすくなるのですね?

A:そうですね。
自分にとって何が大切で、どう在りたいかがクリアになり、生きるのが楽になってきますよ。
今までためていたものをいっそ手放したりすることで、心が穏やかになるでしょう。

自律神経が整うと、ホルモンバランス、免疫機能の働きも整うため、 身体作りだけでなく身体の中から健康になりたい方にもお勧めです。

子どもと大人が笑顔になる、ヨガ

「こんな時だからこそ、自分のために、自分だけの時間をとってください」と青砥先生は言います。

毎日、たった5分間だけでも、自分と向き合う時間をつくることで、フラットな目で自分を観察し、自分はどうしたいのか?と、立ち止まって考えることができるようになるそうです。

私もプチヨガを体験させてもらいました。

普段、無意識のうちに自動的に呼吸していますが、意識して呼吸することの難しさを実感!
身体の一つ一つの動きを「今、私はこうしている」と感じながら、丁寧にゆっくりと呼吸しながら腕を回すだけで、じんわりと汗をかきましたよ。

これはとても気持ちの良い体験です。
取材後も毎朝、続けています。

特に、小さいお子さんの居るお母さんこそ、ヨガを体感して欲しいと感じました。

身体の調子を整えながら、頭の詰まりをほぐすことで、お母さんの心にスペースができる。
すると、育児をはじめとした他のことに費やすエネルギーを多く手に入れられます。

まだ、はじめて数週間の私。
思い通りに動かない幼い我が子に、苛立ちを覚えることが少し減った気がしています。

家族みんなで健康に!幸せな日々を送ろう

子どもはお母さんをはじめ、家族に触れてもらうのが大好き!
お母さんと一緒に軽い運動を行うことで、子どもは愛されている安心感をたくさん得られます。

コロナが落ち着いたら、子どもと一緒にコミュニケーションをとりながらヨガを楽しみませんか?
一人で行うヨガの時間も大切ですが、親子の絆を深めるヨガの時間も素晴らしいひとときですよ!

外ヨガは季節の良い時期に不定期で開催しているとのこと。
次回開催は未定ですが、HPやInstagram、公式LINEにて告知されるので要チェック!

公園や公民館にお出かけして、太陽の光をいっぱい浴びながら、自分という存在にじっくりと向き合ってみましょう!
そして、愛媛の色々なイベントに元気に参加しようではありませんか!

■ yoga shala NILA(ヨガ・シャラ・ニーラ)
場所:道後公園、道後公民館、オンライン
お問い合わせ先:yoga shala NILA(ヨガ・シャラ・ニーラ)青砥 奈智(あおと なち)
お問い合わせTEL:090-9313-5330
yoga shala NILA(ヨガ・シャラ・ニーラ)公式HPはこちら
イマナニで「yoga shala NILA(ヨガ・シャラ・ニーラ)」の情報を見る

reported by イマナニ編集部 Natuorhytym
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