山丸ごと広大なテーマパーク!「えひめ森林公園」
大自然と遊ぶ♪オールラウンドな無料アウトドア施設!
こんにちは!サリーです。
ようやく肌寒い季節となってきましたが、お天気が良い日も多くて嬉しいですね。
皆さん、元気に外遊びしているでしょうか?
私も子供2人と一緒に、今年もまだまだ公園遊びをエンジョイするつもりです!
そんな中今回は、伊予市にある「えひめ森林公園」へ行ってきました!
ちょうど木々が色づき始めており、気持ちの良い気候でしたよ。
ただ、“公園”と聞いて、可愛らしい滑り台やカラフルなブランコを想像するのは…ちょっと待った〜!
えひめ森林公園には、人工的な遊具は一切設置されていないんです。
その代わり、大自然の中にキャンプサイトやバンガロー、木製のフィールドアスレチックなどがあり、全体の広さはおよそ104ヘクタール…つまりサッカー場なら100個分ほど、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた広さとほぼ同じ!という広大な施設なのです。
そしてとってもありがたいことに、駐車料金含む利用料は全て無料。
キャンプサイトや、バンガローまでも無料なんです!
森林の中には整備された遊歩道が10コースあり、アスレチックコースのほか、バードウォッチングや季節ごとに花を咲かせる樹木を楽しみながら散策することもできますよ。
では、ファミリーや仲間でお得に1日楽しめる「えひめ森林公園」の魅力を、もう少し詳しくお伝えしていきますね♪
無料で利用可!キャンプサイト&バンガロー
公園に到着したら、まずは管理棟へ向かいましょう。
おっと!
近くのクヌギの木には、何かがとまっているかも…要チェック!
管理棟ではキャンプ場の受付や、フィールドアスレチックを利用する際のスコアカードを受け取ることができます。
なんといっても広いので、初めて来た方はぜひとも、こちらで公園全体の地図が載った案内図をゲットしておきたいところ。
また、園内にある樹木の花について紹介されたリーフレットもオススメ。
主要な樹木83種類が掲載されており、公園のどの辺りでどの時期に花を見ることができるのか、写真付きで詳しく載っています。
そちらも貰っておくと、散策タイムが充実しますよ♪
キャンプサイトやバンガローは無料で利用可能、空きがあれば予約なしで当日飛び込みもOK!
キャンプサイトは全部で18区画。
山の斜面に階段状に区画が整備されており、上の方となると上り下りが大変なこともありそうですが、プライベート感が出るのは嬉しいポイントです。
バンガローは2棟あり、どちらも広さは6畳ほど。
灯りやコンセントなどの備品は一切無いのでご注意を!
炊事場やベンチ、テーブルなどは自由に利用することができますが、地面での直火は禁止です。
バーベキューをする場合には、食材のほか、コンロや燃料を持参する必要があります。
トイレは管理棟と、炊事場から少し下へ降りた場所にあります。
この2箇所はどちらも水洗トイレなので、どなたでも安心して利用することができますね。
デイキャンプは 年末年始(12月28日〜翌年1月4日)を除き、無休。
ナイトキャンプ(宿泊)は4月1日〜10月31日までで、宿直の必要があるため当日午前中までに連絡が必要です。
※コロナウィルス感染拡大防止の為、今年の宿泊を伴うキャンプは9月末をもって終了しています。
無事再開となる場合は、2021年4月1日からを予定しています。
親子でチャレンジ!達成感が半端ないフィールドアスレチック
公園には遊歩道が10コースあり、それぞれテーマやレベルが異なります。
そのうちの一つが、”試してみよう自分の体力”という、ちょっと身構えてしまうようなキャッチコピーがついた「アスレチックコース」です!
全長2㎞のコース内に25のアスレチックが設置され、休憩時間を除くと1時間30分ほどかかるコース設定。
難易度の高いものもあるので、小学生からが対象となっています。
アスレチックごとに愛媛の名所からとった名前がついており、お子さんのちょっとした勉強にもなりそうですね!
アスレチックは全て木とロープでできており、開園した昭和59年から現在まで36年間、修理されながらずっと同じものが、大切に使われてきたそう。
週に1度は職員さんが、年に一度は専門業者さんがしっかりとメンテナンスを行っているので、安心して思いっきり遊びましょう!
自分の小さい頃と同じ光景で子供さんやお孫さんが遊ぶ…なんてことを経験された方も珍しくないのだろうなぁなんて思うと、なんだか勝手に嬉しくなっちゃいます♪
アスレチックの大きさは大小様々で、背の高いものだと3〜4mほど。
木々が生い茂っている位置から少し抜けると、スッと視界が開けるのだとか。
その分難易度も上がりますが、苦労してたどり着いた高い場所から見る景色は、自分だけのご褒美。
格別です!
受付時に貰えるスコアカードに記録を記入していくと、カロリーの消費量や体力年齢を計算することもできちゃうんですよ♪
カロリーに体力年齢…!
そのワードを聞くと、少〜しだけ?
いや、かなり気合が入ってしまうのは、私だけでしょうか。(笑)
スコアカードは許可証にもなっているので、必ず管理棟で受付を済ませてからチャレンジしてくださいね。
花や鳥、俳句に出会える!多彩な遊歩道コース
ハードなアスレチックコース以外の遊歩道もご紹介します。
花の蜜を吸いにやってくる野鳥と出会うなら、バードウォッチングしながら大谷池を一周する、探鳥コース(4km/1時間30分)。
森林公園にある大谷池は県内最大のため池で、季節ごとに水鳥がやって来る場所として県内外でも人気の野鳥観察スポットなんですよ。
例えば5月ごろには三光鳥(サンコウチョウ)という夏鳥が、インドネシアやマレーシアから渡ってきます。
そしてひと夏過ごした後、10月ごろにまた飛び立っていくそう…なんとも壮大です!
池の側には、そんな鳥達をこっそり見ることができる、野鳥観察小屋があります。
また、散策中に上を見上げると、子供達が手作りした鳥の巣が設置されていることも。
双眼鏡を持ってくると、更に楽しめそう!
自然の中で伸び伸びと生きている鳥たちの姿を、じっくり、静かに観察してみてくださいね。
さて、愛媛といえば、多くの俳人を生み出した地でもありますね。
自然と合わせて文学にも親しむ、なんて贅沢な楽しみ方ができる、句碑巡りコースはいかがでしょうか?
園内には石や木に愛媛ゆかりの俳人の句碑が40基あります。
全て、実際に園内にある樹木に関する句や歌が選ばれていますよ。
こちらは、赤松の近くにある、石でできた句碑。
「月待つと赤松山をさまよいぬ」
愛媛出身、石田波郷という方の句です。
句碑はちょうど赤松を見上げた位置に設置されており、句のように、夜には月と一緒に眺めることができるかもしれません。
こちらは木でできた句碑で、「卯の花の暁寒し二十日月」
作者は村上霽月です。
卯月(旧暦の4月)に咲くことからウツギを卯の花と呼ぶそうで、タニウツギの樹の側にありました。
近くに樹木のネームプレートも設置されているので、季節外れの場合でもどんなお花なのか写真で確認することができます。
タニウツギは、可愛らしいピンク色の花を咲かせるそう♪
こんな風に40基、様々な句や歌が園内各所に設置されています。
句碑を巡ってゆっくり思いを馳せてみるのも、素敵な時間になりそうですね。
そのほか、
・なだらかな道を歩いて山頂を目指す、らくらくコース(2km/1時間)
・距離は短いですが急な階段を登る、たんれんコース(600m/20分)
・見晴らしを楽しんで歩くことができる、眺望コース(1.2km/40分)
・木漏れ陽のもりを散策しながら山頂を目指す、森林浴ゾーン(1km/30分)
・小川に沿った渓谷を歩く、溪谷探訪ゾーン(1km/30分)
・森づくりを学びながら歩く、林業学習コース(1km/30分)
・樹木や鳥、昆虫を観察しながら公園内を一周する、自然観察道(約4km)
とバラエティ豊かなコースがたくさん。
自分たちの体力や興味、目的に合わせて選ぶことができるので、ぜひお好みのコースを見つけてくださいね!
まだまだ魅力たっぷりの森林を遊び尽くそう!
冒頭でも触れましたが、森林公園には通常の公園にあるような遊具が設置された広場はありません。
地面もほとんど舗装はされていないため、歩き慣れたスニーカー&動きやすい服装がマスト!
遊具と言えるのは、小学生からチャレンジできる木製のアスレチックだけ。
というよりも、森林全体が巨大な遊具、と考えるのが正解ですね!
自然を感じながら散策したり観察したり、を思う存分楽しむぞ!という気持ちで出かけましょう♪
園内の所々に置かれた、工作の得意な職員さんが腕をふるって制作した遊び心溢れる作品も、隠れた見どころのひとつかも知れません。
夜にはフクロウの鳴く声が聞こえるそうですが…
こちらのフクロウ、カラスはきっと鳴かないはず?
子供たちが喜びそうな、大きなカブトムシやクワガタは、ちゃーんとクヌギの木にとまっているんです。
(余談ですが、管理棟前のこちらのクヌギは大きくなりすぎたため蜜を吸うことが難しく、今は虫達は寄りつかないそう!)
ぜひ現地で探してみてくださいね!
管理棟やキャンプ場に近い場所は駐車台数が少なめですが、奥に広い駐車場があり、全部で150台分と、十分すぎる広さです。
桜の季節に来ても、とっても綺麗な景色が見られますよ。
山の地形を生かして整備された公園ならではの自然な姿で樹木や花に触れられるのは、ありがたいことですね。
さて、えひめ森林公園を丸ごとご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?
訪れる人それぞれの楽しみ方が見つかる、とっても素敵な公園ではないかと思います♪
これからとっても寒い時期に入りますが、こちらのアスレチックコースは夏だと大汗をかいて大変なので、もしかすると冬こそポカポカ身体が温まり、程よく楽しめるのでは?なんて声も聞きました(笑)
うちはまだ未就園児がいるので、冬鳥を見ながら大谷池をのんびり一周するだけでも運動になりそうでいいなぁ、どんぐり拾いも熱中しそうだなぁ、なんて、公園での遊び方を色々と妄想しています。
これからお出かけの予定を立てる際には、「えひめ森林公園」もぜひリストに入れておいてくださいね♪
寒さや感染症に負けず、対策しつつ、冬も元気に楽しみましょう!
■ えひめ森林公園
開所時間/9:00~17:00(12/28~1/4は休園)(フィールドアスレチックの受付は15:00まで)
住所/えひめ森林公園(愛媛県伊予市上三谷)
問い合わせ先/えひめ森林公園管理事務所 TEL.089-983-3069
駐車場/普通150台(奥の大駐車場の利用推奨)
料金/無料
イマナニで「えひめ森林公園」の情報を見る
えひめ森林公園 公式HPはこちら