フレイムストーブ二次燃焼・焚き火台で虫めがね点火?

  

グルッタ    イマナニ体験レポート

愛媛のキャンプ場で遊ぼう! Vol.39

こんにちは~
永遠の素人キャンパー・グルッタです。

GWは晴天続きでしたね。
僕もキャンプに行きたくてウズウズしていたのですが、長男が中学校に入り休日は部活の送り迎えやらでバタバタ。
相変わらず時間のない日々を送っています。

そんな時は、いつものパターンですけどNewアイテム購入でキャンプ気分を盛り上げている次第です。

今回のお題目は「焚き火台」。
僕にとっては、ついに3代目となります。

最初に歴代の焚き火台にも軽く触れておきます。
まずはこちら。


チャリチャン目的でとにかくコンパクトなモノが良いと思い購入した、折り畳めるB6サイズの焚き火台です。
焚き火自体を楽しむことが思いの外、重要だと気づかせてもらうきっかけになった一品。

つまり、コンパクト性を求め過ぎると自分が楽しみたい焚き火ができません。


荷物としてはサイズの割に重いけど、イメージしていた大きさでその点は評価高めです。
でも、そのサイズゆえ長い薪も入りませんし、焚き火を維持するにはコマメに枝を投入する必要があります。

火を楽しむペースとして僕はもう少し、ゆったり楽しみたい。
でも、これって個人の感覚ですので、使ってみないとマッチング度がわからないですよね。


そしてこれが2代目。
畳んだサイズはA4サイズ位(297ミリX210ミリ程度)です。
軽量化を維持しつつ、底面がメッシュなので風通しもよく35センチ程度の大きな薪もサイズ的にOK。
ピコグリル系と迷ったのですが、みんな使っていて被るのがイヤでこちらを選びました。


横強度は無いので一度設置すると移動は不可能ですが、耐重量は見かけより高く普通の使い方で薪により崩れたりしません。

ファイヤースターターでの点火も直接行えるほど、扱いやすく焚き火の見栄えも理想的。
やはりメッシュの効果は絶大で気持ちよく燃え上がります。

弱点は風に弱く軽く吹くだけで、炎も乱れますし灰もかなり舞います。
まぁ、周りに風防で囲ってあげれば多少は大丈夫ですけど。

耐久性も怪しくて長持ちしない可能性は感じていましたが、5~6回の使用でメッシュは全然大丈夫です。
なので、見かけ華奢な感じで不安でしたがいい買い物だったと思っています。
僕としては、ほぼ理想的な印象でぶっ壊れるまで使い倒すつもりでした。


で、こちらが3代目の焚き火台。
富士見産業・Field to Summit フレイムストーブL ウッドストーブ。
このタイプ、ピンキリのお値段で下は2000円~上は1万円くらいまで。
違いは定かではありませんが、国内メーカーで3500円程度のこちらに決めました。
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フレイムストーブは色々サイズがあるようです。
フレイムストーブは色々サイズがあるようです。 初の円形状・焚き火台。 中身をバラすとこんな感じ。 縦に積み上げて完成。非常に簡単です。 ビジュアル的な魅力は平凡で、ちょっと物足りないかも。
簡単に購入の経緯をご説明しますと…。
僕がソロキャンプから帰ると、かな~り煙臭いそうです。
それこそ家族から厳しい指摘を受けるくらい。

洗濯しても服の匂いが消えないのですが、僕は気になりません。
それがそもそもの問題のようです。(汗)

そこで、二次燃焼ができるウッドストーブなら解決かと。
詳しい説明は割愛しますが、筒が二重構造になっていて煙を再燃焼してくれる仕組みになっています。
匂いの原因は煙が主ですので、これで一件落着かもと淡い期待。

あとは、基本的に薪を現地調達している僕としてはウッドストーブはスタイルとして合っているようです。
ネットでは、枯れ葉や枝などを燃やすことに向いているとの記述が数多くあります。
多少、枝や薪が湿っていても構造上、上手に燃えるらしい。

で、何事も経験ですので購入してみたわけです。

でも、正直なところ商品が届いた時、あまりの大きさに「失敗」を実感。
散々迷って直径17センチ程度を選択したのですが、携帯性は明らかに悪そう。

但し、それは早合点で実際使ってみると僕的にはこのくらいのサイズは必要みたい。

構造上、縦からの点火になりますが、この大きさならファイヤースターターも問題なし。
ウッドストーブは燃焼スピードが早いようですがサイズのお陰で、これくらいならペース的に許容範囲です。

このあたりが、チャリキャンとしてのコンパクトさと自分がしたいキャンプとのギャップ。
ウッドストーブ内に他のアイテムを組み込んで、スタッキングでカバーできれば良いんだけどなぁ。
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我が家にある枯れ木とフェザーステック、麻紐を投入。
我が家にある枯れ木とフェザーステック、麻紐を投入。 ファイヤースターターであっけなく点火。 周りの穴から空気が出て二次燃焼開始。 お湯を沸かしてみる。 ちょっと二次燃焼が落ちるとこんな感じ。

初!虫めがねで焚き火台点火!

実際、自宅でテスト運用してみました。

乾燥した薪・枝とフェザーステック、麻紐の組み合わせなので理想的な材料ですね。
そのお陰もあって、簡単に燃え上がります。

最初は煙もモクモクと出ていましたが、二次燃焼が始まるとピタッと止まります。
初回テストにしては、まずまずの出足。

火が弱まったら枝や薪を入れてあげるとすぐに火が付きました。
印象として、一度安定して燃えてくると多少湿気った枝でも問題なく燃えそう。
この辺がウッドストーブのメリットかも。

でも、二次燃焼を活かしながら料理を行うには使いにくいさを感じます。
二次燃焼している最中は、炎が上がりすぎて強すぎる気がするし、火力が落ちると二次燃焼が弱まり調理器具が煤だらけ。
炭化したタイミングで軽い焼き物を狙うべきか、色々研究の余地はありそう。

そのあたりはコントロールのコツがあるのかもしれない。
愛用している鉄鋳製フライパンならまだ行けそうな感じ。
でも、軽量化のためアルミのフライパンを新調したけど相性は悪そうかなぁ。

料理をしなければ、二次燃焼も独特の炎でキレイだし、煙問題も解決しそうだし、まずまずです。
まぁどんなアイテムでも一長一短ですよね。
それに、ユーザーの経験や工夫次第で価値も変わるので、今後の僕次第ということで…。

次は、できる限り現地調達した材料で点火できるのか上林森林公園へちょっとお出かけ。
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上林森林公園キャンプ場。広々していて気持ちいい。
上林森林公園キャンプ場。広々していて気持ちいい。 早速、組み立てます。 杉の葉があたり一面に散らばっています。 麻紐を使って着火開始! やはり一度燃焼し始めると消える気配なし。
さすが上林森林公園。
理想的な焚付、枝がウヨウヨしています。

キャンプ場も併設されているし、今後一泊してみたいです。
ちょこっと訪れるだけには本当にもったいない場所ですね。
限られた時間の中で早速、テスト開始!

天然素材の着火剤として、杉の葉がオススメらしい。
油分を多く含み燃えやすく…とのことで使ってみることに。

今回はフェザーステックは使わず、麻紐だけで他は現地調達。
いつも通りファイヤースターターで点火に挑戦です。

でも、杉の葉だからって何でも着火しやすいわけではなかったです。

何も考えず、いつものノリで試したら2回失敗。
麻紐をほぐした火口から杉の葉までは広がるけど、枝に火が移る前に鎮火。

しっかり乾燥した杉の葉を選んで、枝は細いものを厳選して、ちゃんと材料のレイアウトを考慮して再挑戦。
3度目の正直で着火できました。

燃焼中にやや水分の含んでいる枝を入れましたが、ブクブクと泡が吹き出しながら水分が蒸発して燃えています。

確かに安定燃焼に入ったら、これまでの焚き火台に比べて多少水分があっても大丈夫な印象です。
着火さえできればかなりイージーに使えそうで、その部分は好感が持てました。
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ダイソーで購入した110円の虫めがね。
ダイソーで購入した110円の虫めがね。 前回の学習からカラカラに乾燥した落ち葉を集めて。 長男が虫めがねで着火チャレンジ! まさかの点火! 二次燃焼も絶好調です。
3回目のテストは中1長男と一緒におでかけ。

思いつきだと思うのですが道中、虫めがねで点火したいと…。
そういえば、長男は小学生の時、夏になると虫めがねを使って新聞紙の着火を良く試みていました。

焚き火を虫めがねで点火なんて聞いたこと無いけど、長男はやる気満々。
半信半疑ながらダイソーで、できるだけ大きな虫めがねを購入。
早速、実験開始です。

前回の学習から、しっかり乾燥している枯れ葉を集めて準備完了。
着火は素材次第と、よ~く理解しましたので。
長男が手慣れた手付きで虫めがねを使って太陽光を集めます。

5月上旬とは思えない日差しで、初夏の雰囲気。
その陽射の関係か早くも枯れ葉から煙が出てきます。

お~っ!気持ちが高まる余裕もなく、呆気ないほどボッと点火。
慌てて枯れ葉を足して行くと大きな炎が上がります。

すぐに枝にも燃え移り、気づけば二次燃焼に突入です。
ニヤニヤ自慢げな長男。

そういえばファイヤースターターも上手に扱っていたなぁ。
僕よりもキャンパーとして才能があるかも。

マッチやライターで簡単に点火できるのに、二人揃ってこんな遠回りな着火でGW盛り上がりました。
妻にはいつも理解できないとボヤかれています…。(苦笑)

数回使うとステンレスもイイ感じに色づいてきました。
あとは、料理も含め実践で使ったら追ってレポートしますね。

ちなみに五徳部分ですが、僕には使いにくくて百均のステンレス網と交換。
この方が、熾火で簡単な焼き物もできそうで、大好きなシシャモも炙れそうな雰囲気。

スタッキングもウッドストーブを軸に再構成。
これくらいのアイテムが一つにまとまりました。

アルミフライパンもシンデレラフィット!

とは言え、やはり持ち運びサイズとしては僕的に大きい…。
チャリキャンでの運搬方法は、これから色々検討してみま~す。

上林森林公園、
開催場所/上林森林公園(愛媛県東温市上林)
駐車場/あり
問い合わせ先/東温市観光物産協会 TEL.089-993-8054
URL/https://toon-kanko.jp/kazaana/
reported by グルッタ