四国 初詣NAVI 2023 【愛媛・香川・徳島・高知】

  

今さら聞けない初詣作法!お寺でもいいの!?

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本格的に寒くなり、年明けもすぐそこまで来ていますね。
来年に向けての抱負は決まりましたか?

年明けにはオシャレをしてみんなで初詣へ…というのが慣習かと思いますが、そういえば初詣ってお寺に行ってもいいんだっけ?と疑問に思ったことはありませんか。

そんな今さら聞けない初詣の作法と、四国のおすすめ初詣スポットをご紹介していきます!

初詣といえば“神社”というイメージが強いですが、実は、お寺と神社のどちらへ参詣してもいいんですよ。

もともと、初詣は「一年無事に過ごせたことに感謝し、新しい年も無病息災で暮らせるよう神仏にご挨拶に行く」という意味があります。
昔は歩いて参詣していたので、氏神様(うじがみさま:自分の住む土地を守ってくれている神様)にご挨拶に行くことが基本でしたが、今は車や電車で遠くの神社仏閣へも参詣できるようになりました。

お寺でも絵馬が書けたり、おみくじが引けたりするところもあり、どちらでも新たな年の抱負を立てられますよ!
神社とお寺の両方への参拝も問題ないそうです。
ですが、近くに氏神様や菩提寺(ぼだいじ:自分の家が檀家になっているお寺)がある場合は、そちらからお詣りした方がいいようです。

また、参拝方法にはちょっとした違いがあります。
神社では、「二礼二拍手一礼」が基本。
その他に決まったお祈りの仕方があるところはパネルなどで掲載されている場合が多いので、賽銭箱のあたりを注目してみてください。

寺では、鈴などがあれば3回鳴らし、手は静かに合わせて祈願します。

「神様は人の言葉が分からないから手を叩いてお知らせするけれど、仏様は心の中でお話しできるから静かに手を合わせるんだよ」と教わってからは間違えないようになったので、みなさんもよければそんな風に覚えてみてくださいね。

全国に3例しかない整った八幡造りの社殿「伊佐爾波神社」

愛媛県といえば“道後温泉”を思い浮かべる人も多いと思いますが、そんな道後温泉の街並みを見下ろせる道後山に鎮座する「伊佐爾波神社」。

坂の下からでも見える美しい楼門をはじめ、建物は桃山時代の豪華な風習を残した江戸時代初期のもの。
社殿は京都の石清水八幡宮を模したと言われ、大分の宇佐神宮と並び全国に三例しかない整った八幡造りで、国の重要文化財にも指定されています。

金箔をはった円柱、彫刻が浮き彫りの蛙股(かえるまた)、極彩色の蝦虹梁(えびこうりょう)など豪華な造りが見られます。

蛙股や蝦虹梁は、名前の通りその形がカエルやエビに似ていることから付けられているそうです。
ぜひ、似た形の部分がどこなのか探してみてくださいね。

今年も愛媛県出身「ねぐら☆なお」さんの作品「大絵馬」が奉納されています。楼門のすぐ右横で12月末から見られますよ。
干支の“卯”にどんな思いが込められているのか、じっくり見てみてください。

1月1日は0:00~授与所を開けていますが、今年も感染対策のため御神酒やぜんざいの催しはありません。
各自で感染対策をしっかりして、新年の健康をお願いしに出かけましょう♪

■ 伊佐爾波神社
住所/愛媛県松山市桜谷町173
お問い合わせ/089-947-7447
時間/【祈祷・朱印】9時~17時【授与所】9時~18時 ※1月1日は0:00-18:00
駐車場/ 有(60台) ※参拝者は1時間無料(6:00-18:00の間)
伊佐爾波神社 公式HPはこちら
イマナニで「伊佐爾波神社」の情報を見る

椿神社の愛称で親しまれる「伊豫豆比古命神社」

愛媛県では“椿神社”の愛称で親しまれている「伊豫豆比古命神社」。
2000年以上も前から「お椿さん」と慕われ、縁起開運・商売繁昌の神様として全国から崇敬を寄せられています。

境内にはいろいろな種類の椿が自生していて、季節に彩を添えています。
みなさん、「そこから“椿神社”と呼ばれているのかな?」と思いますよね。
実は、“椿の花”とは別の伝説があるそうですよ。

昔、神社周辺は一面の海原だったそうで、「津(海の意味)の脇の神社、すなわち“つわき神社”が時間の経過と共に“つばき神社”と訛った。」というもの。
もちろん、民間伝承では椿が多く自生しているからという説話もあります。

御祭神は、男神・伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)/伊与主命(いよぬしのみこと)と、女神・伊豫豆比売命(いよずひめのみこと)/愛比売命(えひめのみこと)。
愛媛県の名前の由来は、古事記・日本書紀にも記されている「伊豫豆比古命神社」の御祭神の一柱、愛比売命から付けられています。
都道府県名に御神名を冠されたのは、愛媛県しかないんですよ!

また、“椿”をモチーフにしたとってもかわいいお守りやお札が豊富で、オリジナルの「御朱印帳」(1,500円)もあります。
御朱印は書置きでの対応なので、これから御朱印集めを始めようかな?という方にもオススメです!
新年限定の御朱印もありますので、愛媛県に縁深い「伊豫豆比古命神社」で新年のお参りをしてみませんか?

椿神社といえば、毎年恒例となる春祭り「椿さん」。
2023年の開催は、1月28日(土)・29日(日)・30日(月)の3日間です!
境内各所で感染対策がとられていますが、みなさんも各自しっかりと感染対策をして気持ちの良い年明けを迎えましょう。

■ 伊豫豆比古命神社
住所/愛媛県松山市居相2-2-1
問い合わせ先/089-956-0321
時間/8:30-17:00 ※1月1日は0:00-20:00、1月2日と3日は8:00-19:00
駐車場/ 有(200台) ※正月は臨時駐車場あり
伊豫豆比古命神社 公式HPはこちら
イマナニで「伊豫豆比古命神社」の情報を見る

大自然のワンダーランド「海岸山 岩屋寺」

標高700mの山岳霊場、四国八十八ヶ所霊場の第45番札所「海岸山 岩屋寺」。

815年、弘法大師が霊地を探してこの地に入山し、石像を岩窟に秘仏として封じ込め、山全体をご本尊の不動明王としました。

大師堂よりも小さな構えの本堂は、四国霊場寺院の中でも大変珍しい造りとなっています!
そして、山全体を本尊とするという縁起のとおりに、背後の巨岩(金剛界峰)と一体となるよう建てられている様は圧巻です。
そこに居るだけで自然のパワーをもらっているような気分になる壮大なスポット。

そそり立つ巨岩の絶壁に点在する岩窟(岩屋)には、昔から多くの僧が籠もり修行を行っていたと言われています。
本堂そばの岩屋(法華仙人堂跡)は、はしごで上ることができ巨岩と巨樹に囲まれた境内を一望できます。

はしごを上るなんてめったにない経験なので少し足が竦みますが、ぜひ登ってみてください。
絶景が待っていますよ!

こちらは2014年にできた、法要などの行事・瞑想の体験ができる施設。
地階には地元材をふんだんに使用したテラスを設け、景色を楽しめる休憩所としても利用できます。
季節ごとのお接待の場としても活用されているので、ぜひお遍路で訪れた方は立ち寄ってみてください。

12月31日23:30~は除夜の鐘、年が明けて1月1日0:00~2:00までは初祈祷が行われます。

標高が高いので、愛媛県内でもめずらしく雪の降り積もる場所。
また、駐車場から境内までは20分ほど急傾斜の坂や石段が約600mにわたって続きます。

いくつも見どころがあり、森の中をゆっくりと散策できる参道はとても気持ちがいいのですが、冬場の参拝は十分に注意してください。
とくに、早朝や日が暮れてからは路面が凍っていることがあるので、足元に気を付けて訪れてみてくださいね。

■ 【第45番札所】 海岸山 岩屋寺(いわやじ)
住所/愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468
お問い合わせ/0892-57-0417
時間/【納経所】7:00~17:00 無休・宿坊なし 
駐車場/あり(普通車100台、300円)山門前・境内まで徒歩約20分
海岸山 岩屋寺 公式HPはこちら
イマナニで「海岸山 岩屋寺」の情報を見る

愛媛県で初詣なら、こちらもオススメです

【中予】
■ 【第51番札所】 熊野山 虚空蔵院 石手寺
■ 愛媛縣護國神社
■ 湯神社
■ 三津厳島神社
■ 高忍日賣神社

【東予】
■ 綱敷天満神社
■ 伊曽乃神社
■ 石鎚神社
■ 大山祇神社
■ 龍神社
■ 吹揚神社

【南予】
■ 大洲神社
■ 和霊神社
■ 宇和島 三島神社
■ 弓削神社

1368段を登った先にある幸せの絶景「金刀比羅宮」

香川県の「金刀比羅宮」は、大物主神と崇徳天皇を御本宮の御祭神として、古来から農業・殖産・医薬・海上守護において信仰されています。
全国各地より多くの参拝者が訪れ“こんぴらさん”の愛称で親しまれていますが、“こんぴら参り”といえば、やはりあの長い長い石段ですよね!

表参道の785段の石段を登ると海抜251mの高さに金刀比羅宮の御本宮があり、さらにそこから30分登った先に奥社(厳魂神社)があります。
石段は全部でなんと1,368段!
ご利益をいただいて、一緒に運動不足も解消できちゃいますね!

一生懸命登ったあとの街を一望できる景色に癒されます。
琴平駅から御本宮までは徒歩で約55分。
遠いと感じるかもしれませんが、表参道となる長い石段の両脇には様々なお店が立ち並びます。

うどんを手作りできる学校や、ほっと一息つける足湯、こんぴら名物の“加美代飴(かみよあめ)”など「こんぴらさん」ならではのお店がたくさんあるので、きょろきょろしながら歩くとあっという間に着いてしまいますよ!

途中500段目にあります「カフェ&レストラン神椿」では資生堂パーラーのランチやカフェを楽しむことができます。
カフェでほっと一息リフレッシュしてからお参りするのもいいかもしれませんね。
深呼吸をしながらのんびりと周辺の景色も楽しんでみてください。

神様がお乗りになられる「神馬」という白い馬も境内で管理しているので、参拝の際に見られるかもしれませんね。
※正月期間は、カフェの営業時間などの変更もあるので、詳しくは公式サイトをご確認ください。

歳旦祭は1月1日0:00~御本宮にて行われます。
正月三が日には例年50万人以上が参拝するとのことで、周辺は混雑が予想されます。
また、琴平町内の車の規制などもある為、できる限り公共交通機関をご利用の上、新年の初詣にお越しください。

JR琴平駅、琴電琴平駅から石段登り口までは、徒歩約15分です!
手荷物預かりサービスも各所にあるので、旅行客の方も身軽に参拝できますよ。

1月10日は「初十日祭(初こんぴら)」があります。
“こんぴらさん”のご縁日は毎月10日で、1年の最初の“初こんぴら”が行われる「初十日祭」は、正月最大のお祭りです。
この日にお祈りすれば特別なご利益が授かるとされています。
また、10:00より祭典が行われ、“開運長寿もち”が数量限定で振舞われるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。。

その他にも「幸福の黄色いお守り」や「厳魂神社 天狗御守」「笑顔元気くん守り」など“こんぴらさん”ならではの授与品もあります。

通常、夜間は閉門していますが、三が日のみ夜間参拝可能で、3日の20:00まで大門が開いています。
※大晦日は、夜間~1日の20:00まで開門。(本宮の扉・御祈祷・御札授与所・奥社)
三が日は神椿の駐車場は使用不可です。
その他、詳しい情報は公式サイトをご覧ください。

■ 金刀比羅宮(ことひらぐう)
住所/香川県仲多度郡琴平町892-1
お問い合わせ/0877-75-2121(8:30~17:00)
時間/【大門の開閉】6:00~18:00【御祈祷・授与所】9:00~17:00
駐車場/なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)
金刀比羅宮 公式HPはこちら
イマナニで「金刀比羅宮(ことひらぐう)」の情報を見る

弘法大師誕生の地「善通寺」で新年の抱負を!

四国八十八ヶ所霊場の75番札所「善通寺」は、弘法大師空海の生誕の地です。
総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院と、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれています。

東院は、「金堂」や「五重塔」など国重要文化財、「大楠」など香川県天然記念物が建ち並ぶ創建時以来の寺域です。

西院では、弘法大師が生まれた邸宅跡に建てられた「御影堂(みえどう)」を中心とする「誕生院」や、「産湯井」「宝物館」が拝観できます。
御影堂の地下には約100メートルの通路をめぐる「戒壇めぐり」があり、真っ暗な中を進むことで自己を見つめなおす精神修養の道場となっています。
こちらも宝物館と合わせて拝観できるので、詳しい拝観時間や料金は公式サイトをご覧ください。

そして、大晦日には御影堂前にたくさんの参拝者が除夜の鐘を聞きに訪れます。
1月1日0:00~新年をむかえるとともに、お大師さまへのご挨拶と新たな年の除災・安穏を祈念する修正会(しゅしょうえ)がはじまります。
正月特別護摩祈祷は3日までです。

「弘法筆を選ばず」ということわざを知っていますか?
その言葉通り、弘法大師は日本で“三筆”に挙げられるほどの能筆家でした。

そこで、「善通寺」では香川県内の幼稚園児・小学生・中学生から書道作品を募り、正月の7日間に書道展を開いています。
1月1日~7日(9時~16時)まで、だれでも無料で観覧できます。

また、1月5日13時から表彰式と筆供養も行われます。
これを機に、手書きで想いを伝える良さをもう一度思い出してみませんか?

2023年は、弘法大師御誕生1250年となる記念の年でもあります。
ロゴマークには、善通寺第一高等学校デザイン科の黒木さんがデザインしたものが起用されています。
こちらは「弘法大師さまの幼少期のお名前「真魚」をアルファベット表記にした際の「m」「a」「o」を行書体風に表現」しているそうです。

弘法大師御誕生1250年記念大法会は2023年4月23日~6月15日に行われるので、ぜひそちらも特設サイトをご確認ください。

■ 【第75番】 五岳山 誕生院 善通寺
住所/香川県善通寺市善通寺町3-3-1
お問い合わせ/0877-62-0111
休日/無・宿坊あり(要予約)
駐車場/あり(300円、200台)境内まですぐ
五岳山 誕生院 善通寺 公式HPはこちら
イマナニで「五岳山 誕生院 善通寺」の情報を見る

香川県で初詣なら、こちらもオススメです

■ 【第84番札所】 南面山 千光院 屋島寺
■ 【第85番札所】 五剣山 観自在院 八栗寺
■ 【第88番札所】 医王山 遍照光院 大窪寺
■ 白鳥神社
■ 國分八幡宮
■ 石清尾八幡宮
■ 讃岐國一宮 田村神社

市民憩いのパワースポット「土佐神社」

高知県民から“しなねさん”という愛称で親しまれている「土佐神社」。
市街地から少し離れた場所にあり、鳥居をくぐるとまるで別世界のように静寂の空間が広がる癒しのパワースポットです。

社殿の奥には「志那袮(しなね)の森」という散策コースもあり、大木に囲まれた壮大な社をのんびりと見て回れますよ。
敷地は約1万坪という広大さで、坂本龍馬が主役の大河ドラマ「龍馬伝」では土佐神社もロケ地になりました。

現在の社殿は、1570年、長宗我部元親公によって再建されたものです。

楼門と鼓楼を合わせて国重要文化財に指定されています。
十字形に交差した屋根は、本殿に向かってとんぼが飛び込む形に見立てられ、“入蜻蛉形式”と呼ばれています。
凱旋を報告する社という意味があり、長宗我部元親公も四国平定を祈願して再建されたようです。

1月1日10:00~は、歳旦祭と巫女4人による「浦安の舞」(巫女神楽)が行われます。
「浦安の舞」は、15:00~も奉納されるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

そして、毎年恒例の射初祭(いぞめさい)ですが、本年は1月15日(日)13:00~から開催。
両鬼門に向かい弓を射ることで、天地を清め祓い、平穏無事と五穀豊穣を祈願します。
旧同連盟によう弓道大会も同日行われるようなので、お参りついでにこちらも見に行ってみてはいかがでしょうか?

■ 土佐一ノ宮 土佐神社(しなね様)
住所/高知県高知市一宮しなね2丁目16-1
お問い合わせ/088-845-1096
社務所受付時間/8:30~17:00
休日/無 ※3月11日夕刻から13日夜明けまで参拝者の境内参入ができません。
駐車場/あり(大型5台、普通車60台)
土佐一ノ宮 土佐神社 公式HPはこちら
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開創1300年目、清閑な憩いの場「竹林寺」

四季の自然の折々を楽しめる緑豊かな「五台山 竹林寺」は、人々の憩いの場として広く親しまれています。

竹林寺は724年、聖武天皇(しょうむてんのう)の命により僧・行基(ぎょうき)が唐の五台山(現在の中国山西省五台山)に似た高知県のこの地を選んで開創しました。
そして、今年は開創1300年目にあたる記念の年です!

本尊は、卯年の守り本尊でもある文殊菩薩(もんじゅぼさつ)。
「三人よれば文殊の知恵」という格言があるように、知恵の神様です。

「竹林寺」の文殊五尊像は、四体の待者像ともに僧・行基の作と伝えられ、日本に現存する中で最古の作例としてたいへん貴重なものです。
※本尊・文殊菩薩像は寺則により秘仏とされ、拝観はできません。

また、卯年の守り本尊なので、卯年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。
年男・年女の人は、ぜひお参りしてくださいね!

四国霊場第31番札所にも定められている、弘法大師が修行された場所。
四季を通じて美しい趣を見せる「竹林寺」は、今もなお多くの人に親しまれています。

書院を囲むように山畔を利用して造られた「名勝庭園」は、高知県三名園のひとつ。
隣接する「牧野植物園」と並んで美しい自然が見られるので、ぜひゆっくりと時間をとって見て回ってくださいね。

そして、大晦日には11:45~鐘楼堂にて、参詣者も一人ずつ除夜の鐘が撞けます。
清らかな心と体でもって新年を迎えましょう。
境内では甘酒の接待もありますよ。

正月三が日は、「新春特別祈祷」を随時行っています。
文殊さまは智恵の仏さまとして広く親しまれているので、みなさん受験や試験の合格、学業成就をお願いされるそうですよ。

また、新年を迎えて家内安全や厄除など一年の無事もお願いできます。
ご希望の方は竹林寺本堂または接待所に申し込みください。

■ 【第31番札所】 五台山 金色院 竹林寺
住所/高知県高知市五台山3577
お問い合わせ/088-882-3085
休日/無・宿坊なし
駐車場/あり(無料、70台)境内まで徒歩約3分
五台山 金色院 竹林寺 公式HPはこちら
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高知県で初詣なら、こちらもオススメです

■ 【第24番札所】 南面山 室戸山 明星院 最御崎寺
■ 【第38番札所】 蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺
■ 一條神社

受験生にはぜひ訪れて欲しい「徳島眉山 天神社」

徳島県眉山の麓にある「天神社」。
阿波おどり会館(眉山ロープーウェイ)に隣接し、夏の風物詩でもある阿波おどりは社の周りでも開催され、徳島県民にとっては馴染みの場所です。

また、学問の神様と言われる菅原道真公を祀っていることもあり、県内外の受験生をはじめ、たくさんの人が来訪します。
最後の頼みの綱…ではないですが、受験生にはぜひ訪れて欲しいスポットです。
境内に座している「知恵の牛」は、さすればさするほど知恵がつくと言われています。

境内には古来から「姫宮さん」と呼ばれ、親しまれてきた巨大な陰石もあります。
特に、縁結びにご利益があると言われているので、新年を迎えて新しい出会いが欲しい!という人はぜひお参りしてみてはいかがでしょうか?

その他にも、安産祈願、病気平癒祈願などにもご利益があるそうなので、合格祈願と共にご家族揃って健康も祈願しましょう!

「天神社」では、季節感を取り入れた月替わりの御朱印が人気ですが、コロナ対策の為、今年も12月中旬~長期でお正月の縁起物や御神札、お守りなどの授与品を頒布します。
また、「見開き御朱印」は紙配布での対応となります。
※写真はイメージです。今年のデザインは公式インスタグラムにてご確認ください。

隣接する阿波踊り会館からロープーウェイで眉山を登ると、ウォーターフロントの徳島の街が一望できます。
観光にもぴったりの場所なので、ぜひ訪れてみてください。

■ 徳島眉山 天神社
住所/徳島県徳島市眉山町天神山1
お問い合わせ/088-622-9962
休日/無
駐車場/阿波踊り会館の裏手に無料4台、周囲に立体コインパーキングあり
徳島眉山 天神社 公式HPはこちら
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徳島で悠久の時を見守る「大麻比古神社」

「阿波一宮 大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)」は、とても格式の高い神社であり、県内屈指のパワースポットとして大人気です。
社格というのは現在廃止されていますが、明治6年から昭和20年までは国幣中社という格式の高い神社でした。

一の宮とは、平安時代から鎌倉時代初期にかけて整った一種の社格というべきもので、国の中で最も由緒の貴い中心的な神社、又古代の制度において國司が国内の神社を順拝するときその序列の中で最上位につけられた名称であるといわれています。

また、大麻比古大神と猿田彦大神の二柱の御祭神が祀られており、方除(ほうよけ)、厄除(やくよけ)、交通安全の御加護を授ける神様として今も多くの人々から信仰されています。

鳴門市の文化財に指定された樹齢約1000年の楠のご神木もあり、1000年前にはすでに阿波国(現在の徳島県)では代表的な神社であったのではないかとされています。
パワーを直接頂きたいところですが、ご神木を守る為に、お手を触れないようにしてくださいね。

また、第一次世界大戦時にドイツ兵が捕虜生活を過ごした「板東俘虜収容所」が近くにあったため、ドイツ兵の作った石橋「ドイツ橋」が残されています。
「板東俘虜収容所」の所長をはじめ、地元住民は捕虜として扱わず、ドイツ人の人権を尊重して交流をしていたそうです。

ドイツの優れた土木技術が随所で伝えられ、特に盛んだった音楽活動ではベートーヴェンの「交響曲第九番」を、アジアで初めてコンサートとして全楽章演奏しました。

そんな長い歴史を感じられるのは、「大麻比古神社」ならではの光景ですね。
こちらは渡れませんが、日独両国民の友情の架け橋として、今も大きな役割を果たしています。

こちらの「メガネ橋」も同じくドイツ兵によって作られたもの。こちらは現在でも通行可能です。
周辺も緑豊かなところなので、散歩にも気持ちのいい場所ですよ。

例年通り、歳旦祭は1月1日6:00~、元始祭は1月3日10:00~行われます。
徳島県伝統産業である“藍染め”を使った「藍染守(あいぞめまもり)」など、この地で長く信仰されてきた大麻比古神社ならではの授与品もあります。
ぜひ、足を運んでみてくださいね。

※写真は大麻比古神社からの提供です。保存・転載はご遠慮ください。

■ 阿波一宮 大麻比古神社
住所/徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
お問い合わせ/088-689-1212(8:00~17:00)
開門時間/【12月~2月】6:30~16:30【3月~11月】6:00~17:00
駐車場/あり(1000台)
阿波一宮 大麻比古神社 公式HPはこちら
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天空の涅槃(ねはん)の道場「雲辺寺」

徳島と香川の県境にあり、四国霊場中最高峰の標高911mで“四国高野”とも称される「雲辺寺」。
その名の通り、雲が眼下に見え、雲海が見える時もあります。
およそ1200年の歴史があり、弘法大師が刻んだといわれる秘仏「千手観音菩薩像」が本尊。初夏のあじさい、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の風景が楽しめます。

そして、なんといっても注目なのが、ロープウェイで山頂まで行けることです。
雲辺寺ロープウェイは、全長2,594m。
山麓駅から山頂駅の高低差657mを時速36kmで運行し、約7分で山頂に到着する日本最大級の規模を誇るロープウェイです。
101名乗りの大型ロープウェイの窓越しには、讃岐平野や瀬戸内海を一望できる大パノラマが楽しめます。

そして、山頂公園には「天空のブランコ」と「天空のフォトフレーム」が設置され、お遍路さん以外の観光客にも人気を集めています。

雲辺寺の名にちなんで、「雲のお守り」や「雲の御朱印」など雲辺寺らしい授与品もありますよ。
御朱印は雲辺寺らしさを大切にしたいということで、デザインからスタンプを押すところまで、全て手作業で制作されています!

毎年恒例の「ぽれぽれ干支おみくじ うさぎさんversion」が11月26日(土)から授与開始です。
雪深い「雲辺寺」へお参りに来るのは大変だろうということで、毎年年末から授与される干支おみくじ。
大人気すぎて年内にほとんどが旅立ってしまうとのことなので、絶対に手に入れたい方は早めにお参りへ行って、今年一年のご報告をしましょう!

また、今年の除夜の鐘は昼頃から撞く予定だそうです。
詳しい情報は雲辺寺の公式インスタグラムをチェックしてみてくださいね。

■ 【第66番】 巨鼇山 千手院 雲辺寺
住所/徳島県三好市池田町白地ノロウチ763
お問い合わせ/0883-74-0066
休日/無・宿坊なし
時間/7:00~17:00
駐車場/あり(雲辺寺ロープウェイ利用約7分、無料400台)山頂駅から徒歩約5分
巨鼇山 千手院 雲辺寺 公式Instagramはこちら
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雲辺寺ロープウェイ 公式HPはこちら
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徳島県で初詣なら、こちらもオススメです

■ 【第1番札所】 竺和山 一乗院 霊山寺
■ 【第19番札所】 橋池山 摩尼院 立江寺
■ 【第21番札所】 舎心山 常住院 太龍寺
■ 【第23番札所】 医王山 無量寿院 薬王寺
■ 成田山徳島分院光輪寺
■ (宗)王子神社
■ 津峯神社

新年を迎える準備はできた?

初詣は、神様や仏様に挨拶へ行くものという本来の目的を覚えていますか?
冠婚葬祭のような決まりはありませんが、相応しい服装でいくことが好ましいとされています。
新しい年にぴったりのオシャレをして、お出かけしてみませんか♪

そして、来年の干支は卯(うさぎ)です!
ぴょこぴょこと、あっという間に年が明けてしまわないように、今から余裕をもって準備をしましょうね。

四国には、お遍路さんで有名なお寺もたくさんあるので、いろいろなところへ参詣して、新たな年明けをみんなでお祝いしましょう。
標高が高く雪深いところもあるので、防寒の準備も忘れずに!
では、良いお年を!

reported by イマナニ編集部 さきち
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